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竜の神様と契約しますか?  作者: のん
竜の神様とお付き合い。
183/254

竜の神様、団体様ご案内。


と、いうわけで?!

エトラさんとラナちゃんのデートに参加する事になった。なったけど…快晴の空を見上げて、私は晴れ晴れとした気持ちだけどオミさんはちょっと不満顔である。



「‥よく考えたら、なんであいつのフォローをしなきゃいけねーんだよ」

「まぁまぁ。そう言わず」



準備を終えて、オミさんと玄関まで歩いていく。

と、オミさんは私をチラッと頭からつま先まで見たかと思うと、ちょっとむすっとする。ん?今度は不機嫌顔?私は自分の服装を見たけど、今日はシャツにスカートと大学生の女子!って感じの服装だけど、可笑しい??



「‥オミさん、私の格好おかしいですか?」

「別に」

「なんでそんな昔の某俳優みたいな言い方するんですか」

「‥だって、今日、その、」



オミさんはまた視線だけ私を向けて、


「スカート履いてる‥」

「‥スカート、短いのじゃないですよ?」

「あ、当たり前だ!!似合ってるから‥」


言いかけてオミさんは慌てて口を閉じたがもう遅い。

似合ってる‥には似合ってるのか。でもそれでなんで機嫌が悪くなるの?

私が不思議そうな顔をしていると、オミさんはちょっと目元を赤く染めて‥



「エトラに見せんの、もったいない‥から」



と言うと、黙ってしまう。

ほんのり赤いオミさんを見て、私も顔が赤くなる。

な、なんでそう出発する前から、そんなことを言っちゃうかな?!照れるし、恥ずかしいし、嬉しいではないか‥。ちょっとだけ勇気を出して、オミさんに手を差し出す。



「‥手を、繋いでいきましょっか?」

「‥‥おう」



プイッと横を向いたまま、オミさんは私の手を繋いで玄関を出た。

お互い赤い顔だから、ちょっと気が楽だったけど、やっぱり恥ずかしくて‥無言になってしまった私だけど、オミさんはニマニマしてて、‥なんか可愛かった。不覚にもキュンとした。



すっかり楽しそうなオミさんと手を繋いで、時計塔の前で待ち合わせだ。

時計塔の上には、黒猫の猫又さんがのんびりくつろいでいて、ちょっと手を振ると尻尾をゆらゆらと気持ち良さそうに揺らしてくれた。時計塔さんとも仲良しで何よりだ。


「そろそろ来ますかね?」

「そうだなぁ」


キョロっと周囲を見回していると、



「おー!!ルディオミ、ちょっとぶりー!」

「人間界って、こんな感じなんだな」

「可愛い子、いっぱいいるな〜」

「なんでお前らまで来るんだよ!!俺はラナと二人っきりでだなぁ」



ま さ か の 団 体 だった。



オミさんも私も目を丸くして、ヨークさんやセオさん、ノルトさん、そしてぶうぶうと文句を言うエトラさんをまじまじと見た。皆、人間界用にちゃんとシャツとパンツや、パーカーなんかを着て髪色だけを除けばこちらの人のようだ。ただ、皆結構なイケメンさんなので外人のモデル集団って言われても納得だけど。


そんな訳ですんごく道行く人の視線がすごい。

わかる〜〜。ここだけなんかビジュアルが眩しい〜〜。キラキラしてる〜〜。



「青葉ちゃん元気だった?」

「はい、お陰様で。ヨークさん達も元気そうで‥」



私がそう話すと、皆で一斉に頷き合って‥


「うん!蛇神様が皆頑張ったからって、竜王様に口添えしてくれて!」

「出来たら可愛い子とお知り合いになりたい!」

「あと人間界で面白い所行きたい!」

「ラナはどこだ!??」


‥うん、わかった。

わかったから、一旦落ち着こうか?

オミさんが皆が私に話しかける度に睨んでいるんだ?



すると、ラナちゃんがこちらへ駆けてくる様子が見えた。

ああ〜〜、良かった!ホッとして、手を振ると、あちらもホッとした顔で手を振り返してくれた。本日は全身真っ黒‥でなく、白のパーカーにジーンズのタイトスカートを履いてて、こちらも普通の女子スタイルであった。



「ごめんね〜。ちょっと遅れちゃった」

「ラナー!!!可愛い!!俺の太陽!!」

「太陽は嫌いなんで、星で」

「煌めく俺の一番星!!!」



‥うん、エトラさんの愛ってすごいな。

思わずそんな二人の様子を見ていると、ヨークさんがは〜っとため息を吐いて、



「‥ごめんね、青葉ちゃん。迷惑かけて」

「あ、いえいえ、エトラさんに関してはもう大丈夫です」

「そう言って頂けると‥」

「エトラさんって、一途なんですね〜」

「竜族の男性はね。一回好きになると、それはもうすごいよ」

「へ〜〜‥」



竜族って、結構情熱的なんだな。

そう思って、ふとずっと繋いでいるオミさんの手を見てから、オミさんを見上げる。と、オミさんは私の視線に気付いて小さく微笑むので、慌てて顔を横に向けた。あっぶな!!大衆の面前で真っ赤になる所だった!!


と、手をちょっと引っ張られて、ふらつく私の耳元にオミさんが、



「‥だから、早く結ぶぞ」



そうボソッと呟くので、私は勢いよくオミさんから離れた。

な、な、なんで、今、ここでそんな事を言うかな!??ジトッと睨むと、オミさんはニヤッと笑う。クソ〜〜〜!!余裕かよ!!




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