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竜の神様と契約しますか?  作者: のん
竜の神様とお付き合い。
150/254

竜の神様、竜の国で内緒で張り切る。


竜になったオミさんによって、いきなり竜の国に前倒しでやってきた‥いや、連れられてきた私。呆然としていると、オミさんはニヤニヤ笑って驚いている私のベッドに腰掛ける。


「まぁ、とりあえず朝飯食おうぜ」

「え、あ、朝ご飯?」

「そんで食料調達に行くか」

「しょ、食料調達??」


ワクワクしたオミさんの顔を見上げると、オミさんが入って来た扉がバーンと勢いよく開き、赤い髪のシキさんが子供の時に似た顔の少年が入ってくる。



「あ、青葉様おはようございます!!ルディオミ様の城へようこそいらっしゃいました〜!!!」

「もしかして、せ、セキさん??」


「はい!!ルディオミ様のお世話全般をする為こちらでは人の姿なんでございます!!」

「‥なるほど!!」



オミさんにすかさず「おい」って突っ込まれるけど、納得じゃない?


「すみません‥今日くる予定が昨日来てたみたいで‥」

「大丈夫です!準備がバッチリでしたし!ルディオミ様が仕方ない人物だっていうのは、もう以前からわかっておりましたし!!」


またもオミさんが「おい!」って突っ込む。セキさんが優しくて良かったね。

セキさんはにっこり笑って、



「とにかくいつもルディオミ様のお世話で疲れていらっしゃるお体をどうぞゆっくり休めて下さいね!あ、着替えもご用意してあるので、よろしければ竜の国の服を着てみて下さい!!」


「き、着替え?」

「はい!ルディオミ様が用意し‥」



セキさんが言いかけた瞬間、オミさんの大きな手がセキさんの口を塞いだ。

‥どうやら内緒で用意してくれていたらしい。


私がオミさんを見上げると、ちょっと赤い顔をして手招きするオミさんの後をついて行く。



広い部屋の中に扉があって、そこを開けると少し小さな部屋の壁にいくつかワンピースが掛けられている。朱色や、綺麗な水色、鮮やかな緑色に草花がどれも刺繍してあって、すごく綺麗だ。



「うわぁあ!!綺麗!!」

「‥好きなの選べ」

「いいんですか?」

「別に‥」



オミさんはプイッと横を向いたかと思うと、「着替えたら来い」と部屋を出て行った‥。衣装の横には私のキャリーケースもちゃんと置いてあって、洗面所やトイレもあった。す、すごいな??


目を丸くしつつ、顔を洗ってから朱色のワンピースを選んで着る事にした。‥ちょっとオミさんの髪色に似てるなぁなんて思ったんだけど‥。うん、ちょっと私も浮かれているかもしれない。



くるぶしくらいまである白い糸で刺繍してあるワンピースを着て、サンダルを履いて部屋を出ると、オミさんがそわそわしながらベッドに腰掛けて座ってる。ちょっと笑って、


「オミさん、着替えてきました〜」


いつもの調子でオミさんに近付くと、オミさんは目を丸くしたかと思うと、慌てて目を逸らして、



「‥‥似合ってる」



ボソッと呟くように言うので、突然の言葉に顔が赤くなる。


「ど、どうも‥」


二人で思わず照れ臭くて下を俯いてしまうと、



「青葉様ーーー!!ルディオミ様ーー!!朝食持ってきました!!」



セキさんがバスケットを持って勢いよく部屋へ入ってきたので、驚いて飛び上がってしまった。


「ん?あれ、朝食持ってきた??」

「はい!!素晴らしい竜の国の風景を見ながら朝食もいいかと!」

「え、それ素敵!!」

「はい!!ルディオミ様のご提案‥」


オミさんがすかさずセキさんの口を塞いだ。

‥なんか本当に色々考えてくれてたんだね。

ジワリと嬉しくなって、オミさんを見上げて小さく笑うと、赤い顔をしたオミさんがまたもプイッと横を向いて、



「‥青葉、行くぞ」

「はい、でも、えーと、どうやって‥」

「飛んでく」

「飛んでく‥」



思わずおうむ返しをするとオミさんがニマッと笑って、セキさんからバスケットを受け取ると私をそのままヒョイっと抱き上げる。


「え、オミさん??」

「山がいいか、川がいいか‥」

「ルディオミ様、湖もいいですよ!」


セキさんの言葉にオミさんが頷きつつ、テラスの窓を力を使ったのか大きく開いてそのままスタスタと歩いてテラスへ出る。



「わ!!すごい!!」



大きな滝が目の前に見えて、ジャングルのような木々に建物が囲まれている事がようやく分かった。建物の方を見るけど全貌が見えないけど下にもテラスが見えた。‥この建物ってもしかしてものすごく広くない?!そう思っていると、



「‥今日は山にすっか!」

「へ?」



オミさんはそう言うと、テラスの柵をヒョイッと飛び越えた?!



「わ、わぁああああ!!!??」



慌ててオミさんの首にぎゅっとしがみついた途端、体がふわっと浮き上がる。驚いてオミさんを見上げると、ニヤニヤ笑いながら赤い竜の翼を動かして宙に浮いているではないか!!あ、朝イチで驚かしたな!??私はギロっと睨んで、



「オミさんの根性悪!!!」

「そうかそうか」



オミさんが可笑しそうに笑うと、またも急降下するので私は叫んだ。だ、だから安全運転してくれ〜〜!!!




本日から仕事大詰めの為、2話更新です(;;)もっと書きたい‥

18時に更新します。

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