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竜の神様と契約しますか?  作者: のん
竜の神様とお付き合い。
123/254

竜の神様、竜の国の説明してくれる。


オロオロしたいらしいオミさんに竜の姿であっという間に自分の世界へ連れ帰られた私。


手の中から、気が付いたら自分の部屋の中にいたんだけど、

誰か説明してくれ。驚いて周囲を見渡す。



「‥もう部屋にいる」

「昼飯食ったらバイトだろ」

「色々ありすぎて‥、これからバイトかと‥」

「‥それは俺だって同じだ」



オミさんは私を見て、ちょっと照れ臭そうに横を向く。

そうだよね、竜の国に来る前に2回はエトラさんと戦ってたしね。それでもって私の迎えに来てくれた訳だし。



そんな話をしていると、カバンからニュルッとセキさんが出てきて、



「ヤァヤァ、こちらがお二方のお住いの場所ですね!わたくし中を拝見するのは初めてですが、なるほど新婚らしいほどよい広さ‥」



し、新婚!??

思わず顔が赤くなると、オミさんは無言でセキさんの首を掴んだかとかと思うと、ものすごい速さでベランダの窓を開けて外へ投げ捨てようとするから慌てて止めた。



「なななな、何をするんですか!!私を守ってくれたセキさんに!」

「さっさと帰ってもらう」

「それにしたって、お礼も挨拶もしないまま投げ捨てようとしないでください!!」

「神の使いにまで礼を尽くさなくていいぞ」

「ダメです!!私の気が収まりません〜〜!!」



青葉様天女!とセキさんに言われたけど、人間です。

ひとまずセキさんをオミさんから受け取って、クッションの上に座って貰う。冷蔵庫からお茶を出す為に、扉を開けるとオミさんも後ろから付いてくる。



「それにしてもエトラさんの妹さんって、すごくしっかりしてるんですね」



私がお茶をグラスに入れつつそう話すと、オミさんはちょっとウンザリした顔をしながら、私からグラスを2つ受け取る。1つをセキさんの前に置いてから、自分はビーズクッションの上にどかっと座ると、



「‥まぁ、水竜の次の王はあいつだしな」

「え?!エトラさんじゃないんですか?!」

「あいつに出来ると思うか?」

「‥‥コメントに困る!でも、そういうのってアリなんですか?」

「まぁ、神の島から神託が下ればそうなるな」



神の島??

私が目を丸くすると、オミさんはテーブルにお茶を置いてから私にいらない紙とペンを寄越せというので、ペンと一緒に渡すと、ササッと周囲に5つの島?真ん中に1つの島を描く。



「この真ん中が神の島って呼ばれてて、ずっと高位の神が住んでるんだ。俺の世界でいえば、まぁ王様みてーなもんだな。この神の島から神託が下るんだ。それを聞いて政治を決めてる。竜の国はこの一番南の右端にある」



神託…。

本当に神様の国なんだなぁって今更ながら驚いてしまう。

私はざっくり描かれた地図を見て、竜の国を見る。



「結構大きいんですね」

「竜の国が面積は一番広いな。人数でいえば、獣人族が一番多いけどな」



獣人!!

またも目を丸くしてオミさんを見上げる。


「い、色々いるんですね」

「神話の話をお前らは大学でしてたけど、そういう種族がうちには住んでる。昔はこっちにもいたけど、転移して来たんだろうなぁ」


はぁああ〜〜。

そうかぁ、だからオミさんはこっちの歴史や神様の話に興味津々だったのか。編入してまで学んでみたいって思ってたみたいだしなぁ。


オミさんは地図を見ている私を見て、ちょっと笑うと、



「‥ちょっとはうちの世界、分かったか」



そういうので、私はようやくオミさんが私が知らない事がないように説明してくれていた事に気付いた。何か、色々すっ飛ばしてここまで来ちゃったしね。



私も笑ってオミさんを見つめる。


「‥もっと今度色々教えて下さいね」

「おう‥」


「セキも!!セキめも微力ながらお手伝いいたします!!!!」

「お前なぁああああ!!!」


セキさんが、首をピンと立ててそう宣言するのをオミさんがすかさず掴もうとするので、またも慌てて止めた。お手伝いしてくれる人は多い方がいいから!!抑えてオミさん!!



オミさんを黙らせべく、急いで肉丼を作ってオミさんとセキさんの前に置いて食べてもらうとようやく静かになってホッとしたけど‥。



これからバイトかぁ。

すでに疲れてクタクタだけど、頑張らねば!

そう思って、私も肉丼を食べた。



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