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34歳のオッサンによるフォルトリア星系戦記  作者: 八鶴ペンギン
第4章:マーク・トゥウェイン要塞攻略戦
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4-13:今日から始める強化策!③

ミディールが話の大半を持っていく。


※お詫び※

7/1に更新した4-12話にて、本文中の内容が重複していた箇所がありました(むしろ大部分)。

ご指摘を頂き訂正をしましたが、ご迷惑をお掛けしました。


理由は不明ながら、ちょいちょい勝手に本文がコピペされるバグ?に襲われる。大抵は、文字数がいきなり増えるので気が付くが、今回は完全に見落とし。

 さて、結構時間が掛かってしまっているので、兵器はパパっと見ていこうと思うものの。多分、無理ですね。仕方が無いでしょ、色々とツリーが拡張されているのだから。大きく変わった点を先に述べるならば、大気圏内用の兵器開発ツリーが加わった事だろうか?


 「……これは、そろそろ準備しろって事なのか?」


 これまでは、攻勢兵器・防御兵器といった分類でしかソートされていなかった。攻勢兵器は機動150㎜対艦砲から始まり、イースキーやミディールへ進む流れ。防御兵器は思考爆雷から始まり、要塞配備の近接防御火器や近接防御ミサイルへとツリーが枝分かれしていた。


 で、それが陸・海・空・宙・多と言う形へと変化したのだ。最後の多ってのは、例えば陸と空と言った様に複数の領域で運用可能と言う項目らしい。で、以前と同様にそれらの中で、更に攻勢兵器と防御兵器に分かれる形となっている。艦艇の派生型を鑑みるに、ドクターが開発した上陸支援用の戦闘メカがツリー解放の引き金になったと見るべきか?


 そうだとしたら、彼に色々と頼んでいなかったら、解放は当分先になった可能性もある訳だよな。何が切っ掛けになるか、分かったものではない。恐らく、積極的にメンバーと交流を持てと言うバカからのメッセージなのだろう。


 「今までの兵器はっと……」


 攻勢兵器の機動150㎜対艦砲、機動150㎜対艦砲(連装)、イースキーⅠ~Ⅱ、オグマ、オグマ改、オグマ改Ⅱ型はそのまま宙の攻勢兵器にソートされているな。イースキーⅢ、ミディール(低率初期生産型)、ミディール(量産型)は多項目の攻勢兵器にソートされた様だ。イースキーⅢは大気圏内でも飛行可能だから当然として、ミディールも各種派生型をアンロックする事で、活動出来る領域が増えることから此方も妥当な配置だな。


 オグマは宙専用兵器となっている。ドクター謹製のオグマ改と改Ⅱ型もツリーに加わっているので、今後はシステムから量産が可能となったな。後は。元の防御兵器は全て宙専用となっているか。まぁ、どれも陸上とかでの運用を前提としたデザインをしてないし、妥当なところなのだろう。大気圏内推進システムを搭載すれば使えなくは無いだろうが、元々大気圏内での運用を前提に開発された兵器には一歩劣ると思う。


 「細かく見たいけど……」


 まだ、他の仕事も残っているので一先ず各々の中身の確認は後日に回して、先の戦いで十分に有用性を見せてくれた、ミディールの派生をアンロックするとしよう。多の項目に分類されている事からも分かる様に、ミディールは派生型をアンロックする事で、陸・海・空・宙と全ての環境での戦闘行動が可能となる。まぁ、通常型のミディールでも陸・宙は可能なんだけどね?


 「さてと、現時点でアンロック可能なのは……。指揮官、電子戦、早期警戒、空戦、砲戦、拠点防衛、偵察、狙撃と」


 合計で8個アンロック可能となっている。光学迷彩とアクティブステルスだが、前者は標準搭載になっている。逆に後者に関しては、実用化されてから標準搭載になる様だ。そうなると、ドクターが完成させてから量産した方が無駄が無いか。ミディールの派生型は、後継機の『ミディール改』でもそのまま使えるので、今の内にアンロックだけ進めるとしよう。ちゃちゃっと、アンロック完了ですよっと。


 「……」


 オグマの時は、派生型を幾つかアンロックしたものの、殆ど活用が出来なかった。飛ばしたのって、遊覧飛行した時くらいじゃね? 言い訳をさせて貰うとすれば、純粋な艦載機であるイースキー系列の方がコスト的に数を揃えやすかったってのはある。後、武装面で比べてもイースキーに軍配が上がっていたのもあるな。

繰り返し分削除。


 その反省を活かして、ミディールでは小隊単位で固定編成を組んでみようかと思っている。4機1個小隊で、通常型3機に砲戦型1機とかね。これを複数組む合わせる事で、様々な局面に対応可能にする訳だ。もし、オッサンが乗るとしたら、指揮官型1機に……何型を護衛として随伴すべきだ? 大型シールドを持った拠点防衛型とかかね?


 「まぁ、乗れてもシミュレーターだけどな……」


 実機の複座型の後部座席に大人しくお客さんとして乗るか、シミュレーターとは言え単独で機体を操れる方を選ぶか。何とかして、制限を取っ払いたいものだが。ソフィー達がそう簡単に許してくれるとおも思えないしな。まぁ、心配してくれての事だから、無理も言えないけどね。


 さて、少しばかり脱線してしまったが、各派生の性能を見てみるか。先ずは、指揮官仕様だな。説明を掻い摘んで読んだ限り、頭部に通信用のアンテナが増設された程度で、武装面はスパイクシールドが唯のシールドに変更になった位か。


 「指揮官機は大人しく指揮に専念しろって事だな」


 で、次は電子戦仕様。腰から背面に掛けて背負式の電波・通信妨害装置を搭載と。結果、背面のメインスラスターが中心から左右へと移設されているのか。更に、腰の120㎜電磁投射砲も装置との兼ね合いからオミットされている。後は通常型のシールドを装備と。艦艇同様、火力の低下は避けられないか。


 早期警戒仕様は、背面から後方にアームが伸びていて、その先端に円盤状のレドームが配置されている。此方は電力面の事情により、電子戦仕様と同様に120㎜電磁投射砲はオミット。シールドは通常型だな。スパイクシールドは派生型では基本的に採用されていない様だ。


 砲戦仕様は、うん盛り過ぎだよねって感じだ。両腕には追加弾倉を装着した60㎜ガトリング砲。両脚外部には、120㎜多目的ミサイルポッド。そして、大型化した背面スラスター上部から両肩越しに前を睨む、150㎜対艦砲2基。説明文にある通り、専用の大型スラスターを積んでも機動性低下は当たり前のゴテゴテ感。持たせられるだけ持たせましたって印象が凄く強い。正面火力こそ正義って考え方なのかな?


 「開発した当時の連中と話がしてみたいわ……」


 きっと、盛り上がるに違い無い(待て


 で、あと3種類だな。纏めていくぞ? 拠点防衛仕様は120㎜電磁投射砲オミット、追加装甲、専用の大型シールドを装備。機動性低下と引き換えに、防御力を大幅向上っと。

 次の偵察仕様は、此方も120㎜電磁投射砲はオミットし、代わりに追加増槽を搭載。頭部も専用の物に換装されている。単独で敵地への長距離偵察を行える様にした機体ってところだな。

 最後の狙撃仕様は、専用の120㎜スナイパーライフルを装備している他に、この派生型独自の装備として発煙弾発射機を両肩に装着している。後は、各種センサーユニットを搭載した専用の頭部だな。シールドは無しと。


 「取り合えず、全部1機ずつ生産したくなるな……」


 何て言うか、こう男心を擽ると言うか、童心に返ると言うか。変形も、合体も漢の浪漫だけど、派生もまた浪漫だよね!

お読みいただきありがとうございました。

次回もお楽しみに!

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[良い点] 我慢してない処。 出来ないともゆー。
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