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踏破セヨ輝キノ龍、天ヲ衝ク機王ノ産声 其の二

予約投稿するの忘れてました(汗)


俺が目にしたのは、目測でも地下数百メートルまではある深い大空洞だった。高層ビル………というか自宅から真下を見た時のような高所特有の体の竦む感覚、生物が到達し得ない高さ故の恐怖は無視して頭だけを出して下を見る。


所々から覗く鉱石、水晶、宝石。そして俺が居るような横穴の数々。


上を見ると巨大な発行する水晶が輝き視界を確保してくれていることが分かる。


直径でも百、否二百はあるしそこはよく見えない。


ここは……なんだ……?


降りれば何か見つかるかもしれないが生憎ステータスもスキルも足りない。少しずつ降りるにしても左腕が逝っている状況では難しい。


とりあえず、頭の隅に留めて置いて一度プラントに戻ろう。そう考えた時___________


『フン、我が宝物を喰らう小物共が幾らか減っていたのはこういうことか』


!?


こいつは、なんだ?


金色の眼に瞬きする度に色を変える虹色の水晶の翼、鱗は全ての金属を混ぜたような黒で二本の角は白銀に輝く。胸と額には虹色の宝玉が埋まっている龍だった。


一対の翼、手脚は長く人に近い形のそれは、人如きには勝てないと思い知らせるには充分だった。


言葉が出ない。脳すらコレの前で何かを為すことを拒否している。


『我は今機嫌が良い。小物共を減らした褒美だ、見逃してやる』


言葉が出ない。


『何だ?我は見逃すと言った。この幸せを甘受し噛み締めるが良い』


というか、


『我に見蕩れてしまったか?確かに我は美しいがそれは我の言葉に背く理由にはならん。失せろ』


クソウザイ。


とりあえず、逃げよう。悔しいが、今は敵わない。立ち上がり、ここから去ろうとする。


だが。


『やはり気分が変わった。神の手駒は潰すに越したことは無い』


龍がそう言った。


水晶の翼に光を溜め、息吹が放たれる。


不味い、避けようと駆け出した。しかし遅い。ステータスもたかがレベル6分を敏捷に振っただけだ。本物の化け物には敵わない。


『死ぬが良い』


光が放たれた。その光景を最後に視界がホワイトアウトする。









…………………………………………


「おかえりなのじゃ」


…………………………………


「どうしたのじゃ?」


…………………………


「何かあったのかの?」


…………はぁ。



なんだアイツうっぜぇぇぇぇぇええええ!!!!!!


「ぴゃぁ!?」


よし、顔は覚えた。絶対ぶっ殺す。


「何があったのじゃ?」


かくかくしかじか……


「恐らくそれはユニークモンスターなのじゃ。それも上位の」


わぉ、既に種族がユニークなせいでありがたみが感じられない。すげぇな。


失礼、ユニークモンスターってなんぞ?天覇とか墓守とか深淵とか夜襲とか無尽とか不滅とか冥響的なあれか?


「怒られるからやめるのじゃ。どちらかと言うと復刻の無いイベントボスじゃな。ランダムに生成されるモンスターの総称じゃ」


なんだあれ、相当高度なAI積んでるだろ。


『まあ、生存期間が長いほど使われるリソースも増える。それは恐らくエンドコンテンツじゃ』


βで倒せるのか?


「多分廃人がレイドを組んでも無理なのじゃ。場合によってはギミックボスの可能性もあるからの」


「逆に言えば、ギミックボスでなかった時は急所に超火力を叩き込めばワンチャンあるのじゃ」


「まあそもそも捉えられぬと思うがの」


よし、モチベが出来た。夏休み中にアレをぶっ飛ばす。


無理ゲーとかマゾゲーに燃える質なのよ俺。

今回のデス数・一回(龍のブレスにより消し炭すら残らず。)


龍の見た目はダークレクイエムの色合いのクリスタルウィングをイメージしてくれればだいたいあってます。


あの龍のブレス一発でファケリーは千人蒸発します。

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