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四元の斬獲者 作戦会議

新年怠けてたら感想来たので初投稿です。

今年もよろしくお願いします。


「眠い……」


「寝たの何時ですか?」


「四時」


「 お ば か 」


「ちょっとボスの下見にな…」


「はいそうやってβ落ちを仲間外れにする〜ソフト持ってなくて他のクソガキに混ざれなかった小学校の記憶が蘇るからやめろ」


「生々しすぎる……」


「マジで弁当食わんのなら貰うぞ?お前の弁当は美味いと一学期で学んだ」


「取るな。あとそれ母さん謹製の弁当だから姉貴製のやつと色々違うぞ」


「具体的には?」


「肉ドーン!!米バーン!!!!」


「OK理解した運動部みたいな弁当ってことだな」


「あの、修学旅行のルート提出明後日なんですけど」


「ええと……私は特に行きたい場所とか無いので……皆さんが好きな場所で構いません……」


「うーん、デートスポットは多分行くの禁止の水族館、他は夜景とかばっか取り上げられててわかんねぇな」


「「何故そこでデートスポット!?」」


「仲良いなお二人」


「うっせ。…………とりあえず金閣は除外だ。絶対混む」


「その理屈だとどこも行けませんよ京都なんて」


「パッと見てわかりやすいやつ無い?」


「清水寺とか」


「清水寺っと」


「稲荷神社なんてどうでしょうか?」


「稲荷神社……よし」


「三条大橋」


「一応候補に入れときましょう」


「八つ橋」


「それはお土産です。」





よく考えたらゲーム内は京都よりも京都っぽい昔ながらの街って感じなんだよなぁ。


一応敗戦国だよなここ?活気に溢れすぎでは?


「ドワーフ共もバカではありませんわ。属国化したとはいえ目に見えて苦しむ程締めあげればロクなことにはなりませんもの。ヤマト所属のプレイヤー達を敵に回す不利益の方が大きいのは明白ですし」


集合場所に15分前に来ていたのはルナテックだけだった。何処ぞの茶屋で買ったのか三色団子を頬張っている。れなとお姉さん以外の人はあんまり仲良く無いんだよなあ…


「そもそも何故ヤマトは戦争に負けたのですか?」


「……こっちの事情に疎いというのは本当でしたのね」


原始人を見るような目で俺を見るな。


「9月ごろまで廃坑で遊んでました」


「ドワーフの廃棄領域でしたわね。別大陸ですからあまり詳しくないですが初期に現地人の静止を振り切って挑んで猪と蜥蜴に袋叩きにされた馬鹿が居たらしいですわね」


いたんだ……


「あそこのボスは討伐しましたから雑魚モンスターにさえ気を付ければ復旧できそうですがね」


「なるほど……ヤマトが戦争に負けた理由ですが、泥沼化を避けるためにお互いに勝利条件を設定しました。『旗』の奪取及び『国家元首』又は『神』の殺害というものです。NPCの質だけならヤマトが勝っていましたがプレイヤーの差が激しかったのですわ。ダメ押しに勝ち目が薄いと感じた一部のプレイヤーが裏切りましたわ。その際に神は怪我を負い旗も奪取、取り戻しに出陣した国家元首『天帝(ヘヴンエンペラー)』が汚い手で殺害されましたわ」


「汚い手とは?」


「ヤマトのNPC、それもか弱い子供を人質に取ったようですわ。ヤマトのみならずドワーフの国内でもそのプレイヤーはバッシングを受け、ヤマト所属のプレイヤーにあらゆる手段でPKされ続けたそうですわ。現在はログインしていないそうです」


うわぁ……


「……現在のヤマトは?」


「こういうのはれなさんの領分でしょうに……『天帝』は未だに空位です。宰相にあたる『巫女長』とこの国の所属の神である『鬼神』と『狐神』が国を回していますわ。元から『天帝』は象徴兼決戦兵器としての存在ですもの。……これぐらいなら誰でも知ってますわよ?図書館にでも行って情報収集ぐらいしたらいかがです?」


「耳が痛いですね。ではボスの対策でもしますか?昨日解散した後に三体とも下見してきました」


「ほんとに行ってきたんですわね……」


廃人を見るような目で見ないでくれ。深夜テンションで色々おかしかっただよ……


「おはよぉ」「ごきげんよう〜」


5分前、ガルザークとレーズンが集合場所に到着。


「ガルザークさん、今午後5時ですわよ?」


「オレはエブリデイがサンデー」「不労所得ってすごいよねー」


リアルが勝ち組すぎる……


「勝ち組ニートは格が違うねぇ……」「未だ学生の身としては自由に使える時間というものは羨ましい限り」


次いでお姉さんとれなが来た。全員揃ったな。


「全員揃いましたわね」


「ルナテックちゃんが仕切ってね」


「了解ですわ。方針ですが今日中に鮫だけは討伐しますわ」


「その心は?」


「リトライする度に取り巻き変わるお排泄物ゲーを最後に回すなんてナンセンス」


「合理的だな!」「まともな意見が出たことに驚愕している」


ガルザークは兎も角れなはちょっと酷くねぇか?


「じゃあ終わったら鳥なの〜?」


レーズンが問う。確かに鮫の次に怠いのは鶏だな。


「ええ、面倒なものからさっさと片付けますわ!」


「了解しました。鮫はどう倒すのでしょうか」


「取り巻きはれなさんがデバフを撒いてガルザークさんのテイムモンスターとスペル・マスターさんで一掃しますわ。」


「じゃあ出すのは物理特化だな。取り巻き連中は属性耐性にばらつきが多すぎるから属性デバフより物理デバフの方が効果は大きそうだしな」


「あっしも『玩具支配』で手数は用意できるからデバフの通り次第かな?」


「了解した。物理防御デバフと拘束系状態異常を開幕でばら撒く」


「鮫本体ですが、レーズンさんに拘束して貰った所をファケリーさんに叩いて貰いますわ。勿論私もバフ撒きに貢献します」


「了解〜」「承知しました」


手馴れてるな。


「いえ、むしろ普段はレイドまで纏めてますし楽な方ですわ。方針も大雑把ですしこの編成だと未解明のボスの発狂で瓦解する可能性も否定出来ませんもの」


「そうだファケリーちゃん、刀作ったよ」


「どうも。店売りの安物は壊れてしまいましたからありがたいです」


大太刀『屍骸斬獲(アビスハント)

ATK:1200

装備条件:レベル95以上

『闘気変成・死呪』

闘気の属性を呪詛に変更する。

『死屍累々』

発動中、モンスターを殺害する度に攻撃力上昇及び耐久値回復。

詠唱:死骸が築く地平線(デッドホライゾン)


「また凄いのを創りましたわね」


「そうだねぇ……」


「なにか不満そうですね」


「いやあ、手元の材料でできる限りの事はしたんだけど、なーんか納得行かなくてねぇ……」


「自壊武器より火力出るのにですか?」


「ジェリンドの素材もちょっと混ぜて、できる技術全部詰めたけど、どうもコレって感じしないのよねぇ。軍服の時みたいにビビっと来ないっていうか……」


「現在運用するのになんの支障も出ないならいいんじゃね?」


「だからあっし個人の問題だよ。気にしないでいいから」


「あと軍服にもあった『闘気』ってなんですか?」


「「「え?」」」「は?」


俺なんかまずいこと言ったか?

おまけ


4人のジョブ構成


れな

メインジョブ:黒幕(破壊工作兵(暗殺者派生デバフ特化)と高位呪術師の統合上級職)

サブジョブ:魔眼使い(系統無し上級職)


プレイスタイルはデバフ特化。黒幕の効果で普段は察知されずに情報収集が可能。統合スキル『怠惰魔王(ベルフェゴール)』は一定時間敵の防御と耐性を削り取り、行動不能にする。最近で言えばカズマサのユニオンバースト。


ルナテック

メインジョブ:戦乙女の導き手(司令官と戦乙女の統合上級職)

サブジョブ:旗手(指揮官派生上級職)


プレイスタイルは人への支援特化。メインウェポンは旗。コイツが指揮してるから聖鎖の騎士団はランカーやれてる。統合スキル『色欲魔王(アスモデウス)』によって男性へのデバフと女性へのバフをばら撒くが参照するのはガワなのでファケリーにもバフが掛かる。


ガルザーク

メインジョブ:冒涜者(高位錬金術師と改良者(錬金術師派生上級職)の統合上級職)

サブジョブ:高位従魔師


テイムモンスターの強化と品種改良に特化した生産職。統合スキル『傲慢魔王(ルシファー)』は戦闘中にモンスターの属性を一定時間変化させる。触りさえすれば敵MOBに使って耐性を削るなども可能。


レーズン

メインジョブ:豊穣女王(ハーベストクイーン)(特殊上級職)

サブジョブ:改良者


農業女王。植物を品種改良して急速成長することによってフィールドを制圧することも可能。普段は農産物でアホほど稼いでる。統合スキル『暴食魔王(ベルゼブブ)』は植物が触れている場所から栄養やHPを搾り取るスキル。上3人とファケリーよりも環境破壊に長けており運営が一度直接手を入れる原因になっている。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ちゃんと主人公が熱中し過ぎた点のデメリットがある所。 [一言] 感想が届いて何よりです。書くモチベーションも、目に見えて読者が少しでも読んでいる事が分かると随分違いますからね。
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