接触
「こんな所でしょうか?」
装備を見に纏い呟く。
Name:ファケリー ヴァイス
Lv100
種族:煌星心機人種
メインジョブ:機動戦姫
サブジョブ:なし
所持金:5000zark
SP:100
ステータス
HP:250/200(実数値250)
MP:50/50
STR:100
AGI:150
VIT:15
DEX:90
INT:50(実数値100)
LUC:25
スキル
『機動戦業』
•『光禍速』
•『過重収束』
•『翡砲龍穿』
•『蒼砲連波』
•『緋砲命灼』
•『機走破』
•『臨壊機動』
•『暴双閃』
•『刻弦舞踏』
•『命脈踏破』
•『唯天月』
•『相生連斬』
『採掘Lv10』
•『一心不乱』
『基本踏破術』
•『グラビティシフト』
•『ハイジャンプ』
•『ショックコンバート』
『心眼』
『双鶴橋流』
『必滅魔弾♯3』
『』
『』
装備品
武器:なし
頭部:メタルバイザー
上半身:メタルドレス『シルバー』上下半身
腕:ヘビー×2ガントレット
下半身:メタルドレス『シルバー』上下半身
脚:ヘビーメタルブーツ
アクセサリー
・『エスケープゴート』
3回まで身代わり
・『金属糸の外套』
ダメージ軽減50
・
・
・
ついにカンストである。
悲しいことに『バレるから機人種由来の装備は使ってはならぬ』と言われてしまった。鶴橋と拳で抵抗するしかないが蜥蜴にパンチをくれてやったら死んだ。華奢な乙女とは一体。
「ファケリー ヴァイス、出撃します」
「「「「行ってらっしゃい、お姉様」」」」
「機人種零号機が抜けておるぞ」
「とりあえず有機物を持ってきて欲しいの」
「………お土産」
一部の妹が厚かましいことを除けばいい見送りだったな。
地上に向けていざ!
ネカマ移動中……
猪を殴り殺し蹴り殺し、ドロップはポイ捨てしつつ地上に出た。夕方か。そもそも空を見るのが初めてなわけだ。
そのうち妹達にも見せてやりたいものだ。
出たのは森だった。鉱脈どころかこの地域一帯を放棄したのかドワーフ…………。
思いを馳せていると。
『bumooooooooo!!』
デカいな。牛であった。目測5メートルぐらいか?
「……『ハイジャンプ』」
飛び上がり、蹴り飛ばす。
『bumooooooooooooo!?』
よっわ。
いや、ステータスポイント振ってないとはいえ最上級職Lv80相当の飛び蹴りを顔面に貰ったわけだしこれで倒れなかったら面倒だが。
まさかコイツがワラワラ湧くのか?
「っ!」
辺りが暗くなった。いや日が落ちただけか。
ジメジメとして、妙な感覚だ。
日が落ちただけで、ここまで環境が変わるか?
…………
なんというか、蚊とか出てきそうな……
見た目はほとんど人だけど、体に血が通っているわけではないから心配いらないが。
……………
見られてるか。
「出てくれば良いのでは?」
「おやおや、口調がふだんとは違いますね、ファケリー?」
背後から、そんな声が聞こえてきた。
ブックス!マークと評価してくださると、逆見はやる気を出します。(追伸:なろうって半角のカタカナ使えないんすね……)