踏破セヨ輝キノ龍、天ヲ衝ク機王ノ産声 其の十
ですさいずすごくつかいにくい…………
ダメだ長柄の武器なんて触ったことすら無いのにあんな変な形状の武器使えるわけないだろ途中で諦めてピッケル使い始めたぞ。
「レイカ、CCSシリーズの斬撃系統の武器をもう一つお願いします」
「お姉たま飽き性なの?」
「いえ、予備が欲しいだけです」
「じゃあもう一個デスサイズなの!」
見栄張ったせいで産廃が増えた………
「装備枠の拡張方法を教えてください………」
「そもそもデスサイズなんて選んだ貴様が阿呆なだけであろう」
返す言葉もございません。
「ふむ、素材消費が激しいがアクセサリーを一枠潰せば拡張出来るぞ」
素材。
「大量に使うぞ。湯水の如く」
レベリングとスキル上げも含めて一日辺り百周ぐらいか?いや移動アクセ込なら一日辺りの単価が上がるから三日で五百周程か。
ちょっとエナドリ取ってくる。
「承知した」
「邪魔しに参った……!」
「どうしたマイシスター」
「お姉ちゃんがリビングで寝てる」
「ぐっすり?」
「ぐっすり。」
「俺の部屋のテレビ使っていいぞ」
「わーい!」
周回の風景は〜?
バッサリカット!!
八月二十日である。恐らく霞の奴は慌てて宿題を始めた頃だろう。あと明も。
「レベルカンストしました」
「装備枠拡張のアクセサリーが完成したぞ」
「説明お願いします」
「アクセサリーは五枠まで、各部位に数の制限がある。耳に一枠、足に一枠、指は十枠と言った具合にな」
「枠を増やす方法は?」
「特定ジョブじゃの、しかしそれ目当てでサブを埋めるよりは噛み合ったジョブを取るべきだの」
口調。
「コホン、今回使用する枠は足及び内部を一枠だの。機人種は他の種族とは別に内部にも何枠かアクセサリー枠を持っておる」
「続けてください」
「そして、内部の枠を潰す装備は少し特殊でな、基本的に装備は装着すればシステムが装備を認識する。だがこれはステータスを弄って装備することになる。自分の腹を開くことは出来んからな」
なるほど。ステータスを弄って、UIを開いて、装備っと。
アクセサリー
・武器拡張『脚部』(使用枠『内部1』『脚部』)
機械系武器を接続することで、装備枠を使用せず装備可能。近接武器限定。2つまで。STR倍率1。
なるほど。倍率って?
「ああ!それって「茶番はいいから」せっかくネタを挟める所なのじゃが。素材消費で出力を強化出来るのだ。機人種のステータスの伸びが悪い原因でもある。それは倍率1だからSTR45相当の出力ということだの」
なるほど。つまり他の移動系アクセサリーも倍率ある?
「そういう事だの」
OK。素材集めて来る。
篝火家には両親の部屋、長女の部屋、主人公の部屋、リビングにテレビが設置されており、妹は自室にテレビがありません。長女がガチ睡眠に入っており起こすのを躊躇ったため主人公の部屋のテレビを使いました。姉がなんで寝てたって?それは『削除済み』
もうそろそろボス戦入ります。
追記:学生諸君なら分かる方も多いと思いますが現在年に五回ある例のアレの期間です。もう少し更新はお待ち下さい。