踏破セヨ輝キノ龍、天ヲ衝ク機王ノ産声 其の五
製造時間は、三時間ほどらしい。
装備はバックアタック防止のレーダーヘッドセット。まあ検証で分かったが『仲間を呼ぶ』コマンド持ちのクソ蜥蜴には効果が無い。実際二桁超えなければ素材の集まりみたいなものだがな。
プレシャスカノンはレア鉱石を初期装備にぶち込んだら出来た物。効果は爆破属性付与とスキルのヒット数二倍。部位破壊とスタン取りがやりやすくなった。なおMP。
軽装は申し訳程度のVIT上昇。マジで雀の涙。正直鉱石あんまり使いたくなかったから素材をケチった。
生えたスキルは直線に高速移動するブースト、MP全ブッパするフルバースト、採掘出来なくなるまでSTRとAGIを上げる一心不乱。
道中の猪は頭に鶴橋を叩きつけたら即死するしもう慣れたものだ。まあ後ろから突進するのは一生許さんがな!
ようランダム素材共。二、三体鶴橋を叩きつけて手負いにすればコイツらは普段より多く仲間を呼ぶ。脅威度判定までして殺しにかかるとかやっぱ滅尽滅相するべきだなコイツら。という訳で死ねよ蜥蜴畜生!
やあ大型くん、一週間ぶりかな?しばらく会えなくて寂しかったんだぜ?しかも何度殺してもレアドロのミスリル落としてくれないしな?たまに会ったと思ったらブレス即ブッパで殺しに来るじゃん?だから最近は大人しく採掘してたんだよ。おかげで採掘スキルがカンストしちゃったんだぜ?
という訳で………
くたばれクソ蜥蜴っ!
やあゴースト諸君。遂に脳死特攻をやめたんだね、えらいえらい。まあ俺が運営に報告したんだがな。
まあこのエリアの鉱石はレア度が高いのが多いことが発覚して一心不乱使って採掘する邪魔にしかならんからな。
あらかた取り尽くしたのでゴーストと追いかけっこだ。素材置いてけー!
「ただいま帰還しました」
「まだ完成しておらんからロールしなくても良いぞ?」
「いえ、こうしておかないとうっかり素が出てしまいそうなので」
「了解した、NPCのデザインは貴様のアバターのカラーチェンジしか作れんが良いのだな?」
そう、このNPC作成、既存のアバターのデータしか使えないのだ。他のプレイヤーと接触すればパーツが増えるらしいが生憎他プレイヤーとの接触はゲームオーバー直行なので俺の2Pカラーにせざるを得なかった。無念。
「名前はどうするのだ?」
「インフェルノ、ヴォーテックス、テンペスト、アースクエイク、ジャッジメント、タルタロスはどうでしょう?」
「美少女の名前じゃないので却下じゃ」
解せぬ。




