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よろず屋-土蜘蛛-  作者: 幹藤 あさ
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1話

「そーいえばさ」


微かにタバコの臭いをまとった、むつがファイルが並べられてある棚に向かっていった。

埃で見にくい、棚の硝子戸の上を指でなぞりながら、何かを探している。


「最近、失踪とか行方不明が多いじゃん?あのニュースの中で聞いた事ある名前があったんだよねぇ」


いつ、関わった人だったかなぁ、と暢気に言いながらも指は、時折止まったり迷ったりしつつファイルの上をなぞるように動いている。


「誰なんだい?」


気になったのか颯介が、むつの隣に行き、その指の動きを眺めている。そうなると、やはり祐斗も気になってしまうので、その二人の後ろに近付いていく。


「名前も忘れた。だから、直接関わってないと思うんだよねぇ。何かひっかかるって言うか…報告書で読んだだけかも」



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