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よろず屋-土蜘蛛-  作者: 幹藤 あさ
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3話

それにしても、と颯介が呟く。


「お店らしいもの無いね、みんな買い物とかはどうしてるの?」


「それは農協があるのだ。そこに、ガソリンスタンド、郵便局もあるし、週に1回町からの医者も来る」


狐がそう教えてくれた。そして、その農協の横に駐車場があるから、そこに止めて外を歩いてみようとなった。


農協ものぞいてみたが、商品もほとんどなく、棚にも空きが目立っていた。


「車を持ってる人がほとんどだからな、下のスーパーに行く人のが多いんだ。昔はバスがあったから我らもたまには行ったんだがな」


今は利用者が激減の為、バスも廃止となっているそうだ。


幼稚園と小学校は隣り合ってあるが、両方合わせても百人に満たないうえ、中学校からは町に通う事になるらしい。かなり、不便な生活と言える。だが、昔からこの地で生活をしている者らは、便利だからと町に出ていく事はないそうだ。


高校や大学進学で町に出ても、戻ってくる若者もそれなりに居るのだそうだ。


「今は、ちょうど田組の半分見た感じだな。この山の方まで真っ直ぐに伸びてる道を境に左右で田組もまた細かく色々地名がついているのだ」



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