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よろず屋-土蜘蛛-  作者: 幹藤 あさ
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3話

「野良猫や野良犬が捕まえちゃった可能性もあるけどね、鋏っぽく見えたのは牙の可能性もあるから…けど、余程ビリビリじゃなきゃ戻ってくるはず」


丸飲みされたかな?とむつは、わざとおどけたように言った。


「…地図がいる」


そう呟くと、社務所に戻ろうとしてふと足を止めた。祐斗が不安そうに、むつを見ていた。


「ねぇ、しろーちゃんから何か連絡とか来てる?」


「いや、資料も何もきてないな」


「資料は必要ないって言ったから。人間絡みじゃないからね」


「これから、どうします?」


「やっぱり、夜動きたい。けど、そうね…とりあえず、式が居なくなった場所の特定かな」


「車?」


「歩く」


そう言うと、むつは靴を履き替えに社務所に入っていった。



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