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よろず屋-土蜘蛛-  作者: 幹藤 あさ
156/157

5話

むつは、すくっと立ち上がると持っていた鞄からA4サイズの封筒を取り出し、それを冬四郎に押し付けた。


「んーまぁ何となく分かったかな」


「これは?」


「請求書です。わたしの病院代も含めてありますからねっ‼」


「何、怒ってんだよ」


すぐにでも帰って行きそうなむつの手を冬四郎が掴み、座らせた。まだ、冬四郎は手を離さない。


「これからも、お前の所に警察が絡んで仕事の依頼は入っていくぞ」


「何で?沼井の出世の為ってか?」


「そうだ。俺も山上さんも利用されるつもりはないけどな」


「困ってる人の為になりたいんでしょ?うちの社長もあれで、お世話やくの好きだもんね」


「分かってるなら、良い」


むつは、じっと掴まれたままになっている手を見ていた。それに気付いた冬四郎は、すぐに離した。




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