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よろず屋-土蜘蛛-  作者: 幹藤 あさ
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4話

やばいのはお前だ、と言いそうになりながらも颯介は、器用に目を反らしながら、むつに落ち着くよう言った。


その間に、狐たちがわたわたと、むつの服を取りに行っていた。


むつが背後で着替えている気配を感じながら、颯介は説明を求めた。


「あーの、心配だから式をこっそり付いて行かせたの。近寄らずに見守ってたから、バレるはずなんてないと思ってた」


着替えを済ませ、バスタオルを頭に巻いたむつが、颯介の前に座った。


狐たちのチョイスが良いのか悪いのか、身体のラインのはっきり分かるピッタリした、インナーのせいでまだ、少し目のやり場に困る。


「式は、わたしの分身みたいなもの、簡単にやぶけるものじゃないの。濡れたり焼けたりには、かなり弱いけど」


「って事は?」


「雑魚じゃなかったって事。祐ちゃんが危ないかもしれない、あいつ自分の力を弱いと思ってるけど、そうでもない分、狙われやすいんだって」


「女が倒れてたのも偶然じゃないって事だね?」


「たぶんね。迎えに行こう」

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