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「ゴールデン」part.1

よく行くBARのマスターは禿げていて残った髪も髭も真っ白だがオシャレな50歳くらいのチョイ悪オヤジだ。


そんなマスターから

「もうそろそろ大人なんだから、人糞くらい食べNIGHT!!」とゆうイベントがあると言われたのは1週間前のことだった。


この一週間生きた心地がしなかった。


酔った勢いで、一緒に行くことを約束しちまったからだ。


そしてそのウンコを食べるとゆうイベントが今日なのだ。



心斎橋の大丸前でマスターと落ち合い会場に向かう。


マスターはいつもよりオシャレで気合いがはいっていた。


マスターが言う。


「我慢できずに昼にカレー食うてもうたわ。はは。」


、、、。


まじかこいつ。


そうは思ったが愛想笑いをして切り抜けた。


場所は東心斎橋の路地裏にある雑居ビルの4階だ。


4階につき、エレベーターが開くと、嫌な臭いが鼻をついた。。


そう、それは、まさしくウンコの臭いだった。


エレベーターを降りようとするマスターが聞こえるか聞こえないかくらいでボソッとつぶやいた。


「この臭いが俺を蘇らせる。何度でもよ。」


僕は笑いをこらえて、キャッシャーの方に、、


頭にウンコのぬいぐるみを被ったキャッシャーの女性が僕たちに気づく。


そして、声をかけてきた。


「ゲストですか?」


「え、あ、は、はい。」


照れながら答える僕。


それもそうだ。


今からここに入るとゆうことは、

「今からうんこを食べるんですね?」

と聞かれたのと同じだと思ってしまったからだ。


「お前はお金ええぞ。誘ったのは俺や。俺が出すから。」


僕の分のお金も一気に差し出すマスターの一万円札をみると、

マスターは小刻みに震えていた。


ウンコを食べる。


マスターはこの行為に我慢ができない位の興奮を覚えているのだろう。。


それを見てさらに緊張感が高まる僕。



小刻みに震えるマスターとフロアー内に入ると、

ツンとウンコの臭いが増した。


フロア内を見渡す僕。


フロア内はパンパンだ。


音楽はテクノだ。


奥に舞台が見えた。


その舞台の上の光景を見た僕は衝撃を受けた。


鼓動が早くなるのが自分でもわかった。


ピンスポットに当てられた素っ裸の女性が首輪をつけられてスケルトンの便器に座らされていたのだ。。。


その舞台の上の女性をパッキパキの目で見ながら舞台前で正座をする男達、、

年齢は見た感じバラバラだ。

その男達は手にお皿を持っていた。

真っ白なお皿だ。


フと気づくとそこにマスターもどこからもらってきたのか、お皿を持ち正座していた。



続く。

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