プロローグ
現代の世界が突然剣と魔法の世界に代わってしまうような作品です。
「今ここに顕現せよ!神器開放!」
右目が金色に染まり自分ではない者の強い意志が流れ込んでくる。
何回やっても慣れない少し不快なくらい、なのに感覚は鋭くなってくるほんと不思議だ。
「竜の目覚めふう……終わりにしよう魔王よ」
不快な咆哮。
「竜の爪痕」
5本の竜の爪が魔王を切り裂く。
チビりそうなほどの殺気をのせた断末魔。
二年の集大成ともいえる全力の一撃をお見舞いしてやった。
死んだか?わからん。
視界がぼやけてきた。
ピロン!
……システムか……。
〈偉大なる功績です!!ちっぽけな人類が初めて≪脅威(魔王)≫を退けました!〉
〈基本報酬をボックスに送ります!〉
〈おめでとうございます一颯さん!あなたは功績値が一番高いです!〉
〈特別報酬をボックスに送ります!〉
〈一定時間後次元レベルが上昇します!〉
〈さあ、ちっぽけな人類の皆さん更なる《脅威》に備えてください!〉
おわったんだ全部。ただの瞬きすら重い。
「疲れた。……あとは頼――」
俺は気を失った。
ピッ!
〈23h59m59s〉
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