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座席。

ラムネと、風鈴。

作者: caem


 ひっきりなしに零れて落ちる 下着を水浸しにしていく


 やがて喉がカラカラになるよ ラムネを飲みたいからさ


「おばちゃん、ちょうだい!」 「あいよ~、ほれさ」


 小銭を渡してから ラムネといっしょに渡されたのを


 なかのビー玉をころがしている 風鈴が揺れています


 スイカは庭先で 樽に浸かっている たくさんの氷と


 まだ秋は訪れてこない 騒がしく鳴く 蝉と入道雲が


「あ~、たまりませんなぁ!」


 喉のおくで炭酸がはじけて カブトムシを眺めています



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― 新着の感想 ―
[良い点]  今やラムネも音の鳴らないプラ容器、ラムネ瓶と硝子風鈴の奏でる夏の響きに過ぎ去る季節の風流を感じます。
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