CLEVER

　賢くなりたい！

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　冴えた悪知恵が 巌窟(がんくつ)を穿(うが)つ鶴嘴(つるはし)となる

　徒労に終わる無策なら どんな勤勉も

　愚直はまるで美徳じゃあない

　足らずの頭 捩(ねじ)って繋(つな)いでみても

　何処(どこ)かに着かないメビウスの円環(わ)

　正直者には見せたくねえ馬鹿を

　おれたちで折半しようぜ

　智(ち)を尽くすのなら 仁のために 義のために

　狡猾な蛇に堕(お)ちて 蜷局(とぐろ) 巻く園を失おうとも

　稀有《けう》なひらめきが暗闇を破(やぶ)る鉤爪(かぎづめ)となる

　斬れ味 鈍(にぶ)る刃(やいば)なら どんな誠実も

　愚直はまさに怠慢である

　廻(まわ)らぬ首を捻(ひね)って傾(かし)げるだけじゃ

　何処(どこ)にも刺さらぬ真実の矢

　正直者に負わせたくねえ名前

　おれこそが襲名するんだ

　智(ち)で欺(あざむ)くなら 勇のために 愛のために

　背徳の罪を問われ 舌は裂け 身まで灼(や)く必定(ひつじょう)も

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「愛のため」なんて、はじめて言った（笑）

制作：ひだまりのねこ先生