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第37話 失敗の言い訳

長い、長い話を聞いた私は、今日は真成を引き留めるのは諦めた。


余りにも、内容が、重すぎたから。

途中、耐えきれなくなった私が、お茶のお代わりを淹れる為に台所に逃げる程に。


それでも、聞きたいと言い出したのは私。

全部聞き切って、真成を送り出したのは午後7時過ぎ。


話を聞いた後に引き止めるには程の気力が、私には残ってなかった。


明日会ったときに、普通に接することが出来るようになれるかが不安だわ。






※※※※※※※※※※※※※※※






帰ってきた!


やっと。


待ちくたびれた。

何があったのか、聞かないとね!


「ただいま〜!」


「真成、おかえり〜!先にご飯にする?お風呂にする?それとも、わっ・たっ・しぃっ?」


エプロン着て、お玉を持って、お出迎え。

裸エプロンは、やめといた。恥ずかしいから。


「ん〜、ご飯頂いてから、お風呂にするね。その後京佳でお願いね?」


……………乗りが悪いな?

ヤッパリ、何か有ったね!

ご飯食べながら聞こうか。


「待ってたんだからね。温めるだけで済むから、座って待っててね。」


「ありがと〜!」


素早く用意して、テーブルへ。

一応、自信作です。


「「いただきます!」」


メインのハンバーグだけは冷凍だけど、前菜サラダスープは頑張って作ってみた。


「おっ、美味しいね!」


「ありがとう〜、ところで遅かったね?何があったのかな?」


「ん〜、食べ終わってから話すね。少し長くなるから。」


少し重苦しい雰囲気。

悪い話なのかな?


それぞれの、今日の履修やら買い物やらを話しながらの楽しい夕食。


お片付けと皿洗いを二人で済ませて、真成が淹れてくれた美味しいお茶を啜りながら、


「真成?少し変だけど、何が有ったのかな?」


「……………実は、友達と『別れ話』をしてきたんだ。」


「……………へっ?」

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