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第13話
我々の部隊は、ドラゴンのおかげで勝利を続けた。
他の部隊もそれに続くように勝利を収め、アルトワの首都陥落となった。
こうなるには、敵国ザールの内政も戦況に影響を与えたといえる。
長い侵略戦争に国民が疲弊し、嫌戦争論が一般市民の世論を席巻するようになったのだ。
兵たちも疲れていた。
内外からの圧力でザールは、戦意を喪失していった。
アルトワは祖国を奪還したのだ。
ボクは義勇軍から離れ、自分の祖国ベルガに帰った。
3年の時が過ぎ去っていた。
領地に帰ったボクはひどく叱られた。
自分勝手をしたのだから、当然のことだ。
体重も痩せてガリガリになっていたので、両親は最初ボクだとわからなかった。
それでも、ひさしぶりに自宅のベッドで寝る気分は最高だったのを、今でも覚えている。
こうして、ボクのアルトワ戦争は終わった…




