2/3
1話
なろうの存在忘れてた(ToT)
とある二人組の男子が会話する。
「ねぇ、今日の『WORLD of world』見た?」
「見たよ!!主人公の闇落ちとか鳥肌たったんだけど!?」
俺が生まれてから、春はこれで何回目だろうか。
桜が早く咲き誇り散ってしまう年、満開になる前に台風の影響で全て散ってしまった年、そして、今年は時期良く四月の頭に綺麗な満開になった年だ。
そんな年に、俺は高校生になる。
よく、アニメや漫画などの主人公はここで中学生時代の自分と比較をしていて、高校生になったら変わりたいと思っている場合が多いであろう。実は、俺も今年に高校生になるので、変わりたいと思っている。しかし、残念なことに俺は主人公ではない…と思っている、っていうか残念なことに願っている。
中学生時代は酷かった、俺が所属していたハンド部の一部の部員とは仲が悪く、そして野球部の中でも一番質が悪い奴に、目をつけられ。パシられるわで、散々だった。
でも、高校でそうはいかない、俺はエンジョイな部活に入って、楽しく、勉強と両立し、大学に行くのだ。
三話も同時に!