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僕の幸せな結末まで  作者: 汪海妹
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自分を見てくれない人












清一













僕は父親に久しぶりに会うことにした。


あの日のなつの言い分には、正直いらっときた部分もあったんだけれど、僕のためを思っているのは伝わってきたし、それに、言っていることには一理あると思えた。まるで簡単なことのように言われるのは、自分の人生にとって一番重い部分にあたる出来事なので、承服しづらかったけど。でも、なにより自分もこの現在の状況を打開したかった。打開して彼女と普通に愛し合いたかった。そのために父に会おうと思った。会って、知らないことを聞こうと。


「清一か?」

「父さん?久しぶり」

「ちょっと、会って話したいことがあって。時間取れないかな?仙台まで行くから」

「奇遇だね。父さんの方にもお前に会って話さなきゃいけないことがあるんだ」

「そうなの?」

「父さんのほうから東京行くよ。もともとそのつもりだったから。仕事のスケジュール見てまた連絡するけど、お前は週末ならいつでもいいのか?」

「今は夏休みだから平日でも週末でも早めに教えてくれたら大丈夫だよ」


父は僕を以前にも何度か来たことのある天ぷら屋に呼び出した。小さな古いお店だけど、父が何度も通うだけあって確かにおいしい。自分のほうが早くついた。いつもは一階のカウンターか畳の席に座るけど、今日は二階の個室に通された。二階にも客席があるのを今日まで知らなかった。


僕は父が来るまで、部屋の障子をあけて、ガラス戸を開いて外を眺めて過ごした。この店は川沿いにあって、夜の川がさまざまな光を反射してギラギラしているのが見えた。小さな船が海へ向かっていく。あれは何をする船なんだろう?


「お待たせ」


父が入ってきた。


「何か注文した?」

「いいや」


父と食事をするときは、自分で頼むことはない。食通の彼に連れていかれる店で、父の頼んだ物でまずかった物はない。付き合いも広くなじみの店も多い。


料理が来るまでの間ビールを飲みながら、いろいろ話す。大学の勉強がどうとか、生活で困っていることはないかとか、父は僕の話を聞くばかりで自分の話はあまりしなかった。次々といろいろな天ぷらが運ばれてきて、話を中断してとりあえず食べる。どれもやっぱりおいしい。ビールが空くと、父は日本酒を頼んだ。


「今日はお前もつきあいなさい」


父はグラスを二つもらった。日本酒は飲みなれないけど、今日のお酒は水のようで飲みやすかった。飲んだあとにふんわり優しい香りが広がる。父はにっこり笑った。


「君とお酒を酌み交わすようになるなんてね。いや、月日がたつのは本当に速い」


父は空になったグラスをそっとテーブルに置いた。


「それで?君がわざわざわたしに電話をかけてくるなんて、よっぽど大事な用事だったんだろう?話って何だい?」

「ええっと……」


いざとなると少し照れ臭くて、父のグラスに二杯目をつぐ。


「俺、今、まじめに付き合っている子がいて……」


父が目を丸くする。こういう話だとは思ってなかったらしい。


「父さんも知っている人なんだけど……」

「え?」


そのうちどうせわかってしまうことだから、最初から話しておこうと思っていた。


「父さんが知っていてお前の近くにいる女の子って言ったら、二人しかいないと思うんだけど……」


そう。幼馴染の夏美と茜。状況から考えてこの場合……。


「なっちゃんか……」


僕はうなずいた。


「いや、驚いた。びっくりだよ」


父はそういった後にゆっくりと僕のグラスにお酒をついだ。


「おめでとうっていうのはちょっと早いのかな。でも、お似合いだと思うよ」


父は喜んでくれた。僕たちはもう一度乾杯をした。


「なんかね、今日は君の感じがすごく柔らかいと思ったんだよね。なっちゃんのおかげだったのかな?大学になってから、一人で暮らし始めてちょっと心配だったんだよね。なんか感じが尖っちゃって」

「そう、かな?」

「大学生はいろいろな新しいことを覚えるからね。どの親だって子供が急に変わるのは心配なんだけどね。それで?その報告だけのために呼んだわけじゃないんだろう?」

「昔のことを聞きたくて。俺が子供だったころのこと。お母さんのこと。心の整理をつけないと、いろいろうまくいかないことがあって」


うまくいかないことって何?と聞かれたらどうしようかと思ったけど、父さんは聞かなかった。


「お母さんのこと?」

「どうして、自殺しようとしたりしたのか」


父はしんとした静かな目で僕を見た。


「もうそろそろそういう話をしなければいけないときに来ていたんだよね。君の方から僕を探さなくてもね」


父さんは酒のグラスを揺らしながら、中の液体が揺れるのをみるとはなしに見た。


「何から話せばいいのかな……。そうだな。母さんはね、父さんが二番目の夫なんだよ」

「え?」

「知らないよね。教えてなかったから。柊二さんっていうんだ。最初のご主人は。母さんと父さんと柊二は高校の同級生だった。柊二は父さんの親友だったんだ。そして母さんの恋人だった」


塔子さんはずっと憧れの人だった。父はそう言った。父だけではなくて、学校のみんなの憧れの的だった。でも、所謂高嶺の花で、ただ見るだけだった。そしたら、ある日いきなり父の親友と付き合い始めた。勉強がよくできるわけでも、運動が特にできるわけでもない周りから見ると地味な普通の男の人だったらしい。だからみんな訝しがった。でも、父からみるとその親友の柊二さんは素敵な人だったらしい。


「それに、柊二と一緒にいる塔子さんは本当に幸せそうだったんだよ。他の誰も彼女にあんな笑顔をさせることはできなかったからね」


二人を祝福していた。柊二さんが大学に進んで卒業して、二人がすぐに結婚したときも。本当だったらこのまま父は母を思い出として、誰か別の女の人と結婚して幸せになっただろう。だけど、そうはならなかった。柊二さんが交通事故にあってなくなってしまったから。一緒に事故にあって病院にいた母が回復したころにはもう、お通夜もお葬式も済んでしまっていた。


「あいつは、やっぱり周りの人から愛されていたんだよね。家族や親せきとか、友人とかね。それで、大切なものがふいに奪われてしまうとね、人って余裕がなくなるんだなぁ。一番つらいのが誰かってちょっと考えればわかるはずなのに、塔子さんのせいで事故にあったなんて言う人がいてね。それが引き金になっちゃったんだろうね」


母は自殺未遂をした。一回目の。手首を切っているところを発見したのは、父だった。


「ずっと目が離せなかったんだ。あの時。塔子さんは両親を早くになくしていたから、傍で支えになる人がいなくてね。父さんが毎日のようにそばについてるようになった」


病院のベッドの上で、まだ自分が死んでいないことを知った母は、『どうしてあの人のところへ行かせてくれなかったの?』と言った。とても冷たい目をしていた。


「そのとき、柊二の代わりにこの人のことは自分が一生面倒みようって思ったんだ」


父は目を伏せながら、静かに言った。


「俺が生まれる前に、そんなことがあったんだ」

「君が生まれたころは、まだ、母さん心のバランスが悪くてね。育児をすることができなかったんだよ」

「亡くなってから、随分長い間、忘れられなかったんだね。その人のこと」


父さんはため息をついた。


「あのな、清一。こんなことお前に言うべきじゃないのかもしれないけど、母さんはまだ柊二のことを忘れていないんだよ。後を追うのをやめただけで、彼女はまだ彼が好きなんだ」


ちょっと驚いて父を見た。


「だって、そんなの、そんなんで父さんはいいの?」


父はさみしそうに笑った。


「よくないよね。ずっとずっと耐えてたけどね。清一、ごめんなさい」


父は急にテーブルから一歩わきへずれて、正座をし直した。そして、僕に向かって土下座した。


「何してるの?急に」

「父さん、母さんと離婚することになった」


父は頭を畳にこすりつけたまま言った。


「え?」


父は少しだけ顔をあげて、僕の眼を見た。


「今日、わざわざ東京に来たのは、この話をするためだったんだよ」

「離婚?」


そして、もう一度頭をきっちり下げた。


「もう一つ。他の女の人と再婚します。……子供が生まれるんだ」


頭の中が真っ白になった。え、何?今、なんて言ったんだ?しばらくそのまま時間がたつ。


「顔あげて。父さん。わかったから」

「許してくれるかな?」

「許すも何も……。父さんと母さんが二人で納得して決めたのなら、何も言うことはないよ。だから、頭をあげて」


父はゆっくり頭をあげた。僕は父のグラスにお酒をついであげた。


「驚いたかい?」

「もちろん。一番驚いたのは…、弟か妹ができるってくだりだけど」


たしかに仕事で忙しくて家を空けるのが多い人だった。でも、まさか外に女の人がいるなんて思わなかった。父さんは顔を両手で覆った。


「ずっと支えるって決めたけど、そうだなぁ、母さんが元気になるまでは兎に角必死で。自分のことなんてどうでもよかったんだよね。若かったし、今より。でも、母さんが元気になってそれで、父さんに対して感謝してくれているのはわかったんだけど、愛されているわけではないのも分かってて、そういうのが何年もつもってくるとね。溢れてしまうんだよね。自分でも止められなくて、どうしようもなくて、そういうときに彼女に出会ってしまって、甘えてしまった」


初めて見る男としての父だった。


「ずるずると何年も甘えて、彼女ももう若くないんだ。最近子供を授かって、産みたいと言われてね。母さんとお前には悪いんだけど、責任を取りたいんだ」

「うん」

「軽蔑するかい?」

「いや、軽蔑というか、その前に俺だったら、母さんともっと早く別れちゃってると思うよ。自分を見てくれない人と何年も暮らすなんて耐えられない」

「お前もそんなこと言うようになったんだな」


父はゆっくり杯をあけた。


「君はお母さんのこと、憎んでいるかい?」


ふいに聞かれた。僕は考えた。自分の中をぐるっと見回した。


「憎んでいるのとはちょっと違うな。苦手、なのかな」

「こんなこと言うのは、本当に勝手だとは思うんだけど、たまには顔を見せてやってくれないか?塔子さんに」

「……」

「大学になってから家を出て、一度も家に帰ってないよね。父さんとはこっちに出てきたときに顔を合わしているけど、母さんともうずいぶん顔合わしてないだろ?母さんさみしがっているんだよ」


母さんが、さみしがっている……。


「正直、母さんが俺に会いたがってるなんて感じたことないんだけど」

「お前には直接言ったり見せたりしないからね。彼女は。父さんが東京で君に会ったあとは必ず君の様子を事細かく聞くんだよ。盆や正月が近づくと、帰ってこないのか聞かれるしね」

「そうなんだ」

「彼女はね、君が小さい頃にちゃんと育児をできなかったことをすごく気に病んでいるんだよ。だから、今更母親のようにできないって強く思いこんじゃっているんだ」


今更、母親のようにできない、か……。


「君は、どう思ってるの?このまま遠く離れていけばいいのかい?自分の母親と」


どこかの車がクラクションを鳴らしているのが聞こえる。そして、僕は混乱している。


「ちょっと、今日はいろいろな知らなかったことを知りすぎて、よくわからなくなっちゃった」


父さんは、軽く目をつぶった後にもう一度目をあけた。


「そうだね。そんな簡単に聞く質問じゃなかったかな?でも、ゆっくりでいいから考えて。次の正月はできれば、母さんの元に帰ってあげてほしいな。次から父さんはもう、母さんのそばにいられないから……」


父さんはやっぱり傷ついた顔をしていた。新しい家庭を手に入れて、わくわくしている人の顔には見えなかった。


「うん。考えとく」


***


店を出て最寄駅まで歩く。


「次東京に来たときには、なっちゃんも呼んで何かご馳走させてくれないか」

「なつを?」

「それとも、これからは今までみたいに会うのは嫌かな?」


僕は笑った。


「そんなに子供じゃないよ」

「卑怯な言い方かもしれないけど、君になっちゃんみたいな人がいてよかった」


父はしんみりといった。確かに。僕もそう思う。僕もずいぶん大きくなったけど、それでも自分の父親が自分から外れて、誰かほかの人のものになるなんて……。そういうのに耐えられるのは、以前は持っていなかったものを僕が持っているからなんだと思う。僕はなつと一緒にいて、ちょっとずつ前に進むことで、自分の家族から自立しようとしているのだと思う。


父とは駅で別れた。乗る電車が違うので、右と左に分かれた。今度、仙台に帰ってあの家に戻っても、父がいない。それは、たしかに寂しかった。決してすがすがしくも新鮮でもなかった。


「ただいま」

「お帰り」


家に帰ると、僕を待っていたのはいつものなつだった。今晩はほんとうに、一人の家に帰りたくなかったから彼女がいてほんとうによかった。


「なにやってるの?」

「パック」

「妖怪みたい」

「……」

「傷ついた?」

「いや、どうでもいい。別に」


簡単に怒らなくなったな。こいつ。


「おじさん、元気だった?」

「ああ、元気、だったのかな」


決して元気ではなかったかな。本当は。


「今度、なつも一緒に食事しようだって」

「なんで?ご近所さんだから?」

「彼女だって紹介したからかな……」

「え~」


すごく嬉しそう。わかりやすいな。なつは。


「そんなの早くとっちゃいなよ」

「なんで?だめだよ。さっきつけたばっかだもん」


そんなのくっついてたらキスできないんだけど。しょうがないから、シャワー浴びる。浴びて出てくると、なつはもう布団の上に寝っ転がっていた。彼女のそばで髪を乾かした。


「ちょっと酔ってる?」

「うん。ちょっとね」


髪を乾かし終えて、


「もう電気消すよ」


電気を消してから、僕は一応なつに報告する。


「聞いたよ。父さんに、母さんのこと」

「……そう」

「今はまだ無理だけど、いつかちゃんと話すから」

「うん」


両親が離婚するということも、もう少し自分が落ち着いてから話そうと思う。僕は話す代わりに手を伸ばしてなつを抱きしめた。彼女の柔らかい体からあたりまえだけど、彼女のにおいがした。僕のこの蛇の生殺しのような状態にも限界が来ていた。


「あのさ」

「なに?」

「途中でまただめになっちゃうと悪いからさ。その前にちゃんと指でしてあげるから」

「……」

「もしかして、言っている意味わからない?」

「うん」


女の子って、友達同士でそういう話しないんだろうか?或いは、テレビや小説とか映画とかそういうので見ないんだろうか。


「じゃあさ、俺がこれからなつにすること、嫌だって思ったら、そう言って。そしたらやめるから」

「はい」


僕はまずキスをした。初めて彼女の口の中に僕の舌を入れた。彼女のちょっとした動揺まで一緒に味わう。それから、僕の指はいつもだったら止めるところを越えて、彼女に触れていく。


そして、そのとき僕は不思議なものをみた。眠っているわけじゃないのに、夢みたいなもの。真っ白な空間に男の子がいた。歩けるけど、まだちゃんと『お母さん』と話せないような小さな子。『ママ』といいながら、泣いている。その向こうに女の人がいる。『触らないで、あっちに行ってなさい』そして、男の子が伸ばした手をその女の人が振り払った。そのとたん火がついたように泣き出す。そして、そんな光景を大きくなった僕が横で見ている。もう一度泣きながら手を出す、母は鬼のようにその手を払う。何度も。これは、何なんだろう。本当の記憶?それとも僕の頭が作った映像?想像にしてはリアルで、そしてたまらなく苦しい。『清一君、おいで。こっちこっち』ふいに別の声が聞こえた。それでも男の子は母親に向かって歩こうとする。後ろから走って追いついた誰かが男の子を抱き上げる。『よしよし』男の子の泣き声が少し小さくなる。それを見ている大人の僕の横に誰かが立つ。そして、手をつないでくれる。見ないでもわかった。それはなつだった。


「せいちゃん?」


そこで、夢のようなものから現実に引き戻された。僕は思い切り泣いていた。なつは身体を起こして、泣いている僕の横に座り、肩をだいてくれた。


「大丈夫?」


僕は、泣きながら頷いた。


「全部、吐き出しちゃいなよ。我慢しないで」


僕が泣いている間、なつはただそばにいてくれた。きっとこの記憶は僕の中にずっとあったんだと思う。本物とは少し違ったのかもしれないけど。ただ、向き合う強さが僕にはなくて、正面から見据えることもできなくて、ずっと心の奥底に封印してしまっていた。いつからか、僕は泣かずに耐えることに慣れてしまって、泣くことができなくなっていたんだと思う。母に関しては。


一通り泣いてしまうと驚くくらい心がすっきりとした。


僕は疲れ果てて、あおむけに倒れた。そっと横を見るとなつがいた。僕は彼女に手を伸ばした。もう、なにもごちゃごちゃ考えることも言うこともなくて、彼女を抱き寄せて、首筋に顔をうずめて彼女のにおいを好きなだけ嗅いだ。


「なつ、ありがとう」

「何が?」

「君がそばにいてくれたから、泣けたんだと思う」


一人ではきっと泣くことすらできなかった。彼女は僕の頭を撫でた。


「これからあなたが泣きたくなったら、いつだってわたしがそばにいてあげるから」

「うん。きっともう大丈夫。俺、ただ子供のころに戻って泣きたかったんだと思う。もう一度」


でも、彼女以外の人の横ではきっとこんな風に泣くことなんてできなかった。自分のこんな一番弱い部分を見せるなんて。


僕は彼女にもう一度キスをした。キスをしてしまうと、今夜のうちに彼女が欲しくなった。明日や明後日じゃなくて。だって、もう待つ理由がない気がしたから。


「さっきまで泣いてたのに」

「明日朝、早いの?」

「午後まで何もないよ」

「じゃあ、寝ないで三度目の正直につきあってよ」

「どうしようかな?」


彼女が笑ったので、僕はそれをオーケーの意味だと思って、もう一度キスをする。僕はその夜彼女を抱いた。やっとというべきかもしれない。でも、僕は彼女を抱いたのと同時に彼女に抱かれていたんだ。今まで、女の人に抱かれてこんなに安心したことはなかったと思う。それは初めての経験だった。気持ちがいいだけでなく、心から安心することができたのは。


***


体を重ねてしまうと、僕たちの関係は変わった。街角で手をつないで歩くときも、もう前のように彼女を見つめることはない。全部見てしまったあとに見る服を着た彼女も、すべて触れてしまった後に触る彼女の肩も、交わす会話も、何もかもが全部変わってしまった。僕らを取り巻く世界の色や香り、空気の濃度も、音の震えかたさえ。そして全てが前より美しく全てが前より切なくなった。


僕はほんとうに幸せだった。ずっと後になって思い出してもそう思う。この頃僕はほんとうに幸せだった。


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