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真実の愛を見つけた王子のその後の生活  作者: Chitto=Chatto
ゼブラシア山脈の魔獣
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第三騎士団の精鋭たち

 キーさんのおかげで場が和み、騎士たちと打ち解けることができた。

 ついでに『諸事情によりここにはベルグリフではなくて冒険者のベルとして来ている』と話すと、騎士たちは俺のことをベル様と呼んでくれるようになった(ベルでいいのにと思ったが、そう呼んだ騎士をライルがすごい顔でぶん殴っていたので言えなかった)。正直なところずっと殿下と呼ばれるのは苦手なのでありがたい。


 しばらくのち、ライルが空腹を訴えた。そういえばポータル移動が大変で朝しか食事を取れなかったな。多めに食べたとはいえ、俺たちの中で一番の大食漢であるライルには苦行だったに違いない。

 そんなわけで、かまどを借りて簡単に夕食を取ることにした。


 その旨を告げると騎士たちが複雑な顔をした。不思議に思って尋ねると、夕食は抜いたとの返答。なんでも俺がいつ来るかわからないので手持ちの食料を一か月分と計算して少しずつ使っていたそうだ。

 結界が優秀すぎて出られないから狩りにも行けなかった、とぼやく騎士たちに、キーさんはたまに獲物を分けたでしょうと言って膨れる。


「ふざけんな! あんな不味いもん食えるか!!」

『なんですってえっ!?』


 その件に関しては見識の違いがあるようだ。

 よく聞いたらキーさんが落としたのは質が悪い魔獣だったそうで、試しに焼いて食べたら腐った肉の味がしたと言う。そのせいでキーさんの差し入れは嫌がらせと認識されてしまっていた。


『それはあたしが悪かったわ。人数が多いから普通の獲物よりいいかと思ったの。あたしは肉は食べないからわからなかったのよ。ごめんね』

「そうだったのか。俺らも言えばよかったな。すまん」


 キーさんが素直に謝ると、騎士たちも同じように謝罪した。

 キーさんはヌシやら魔獣やらリンリンさんのことやらで気が張っていたし、騎士たちは閉じ込められてイライラしていたからお互いに話もしなかった。今は俺が来たことでキーさんも気持ちがほぐれ、騎士たちは食料の心配がなくなって安心している。気持ちの余裕と意思の疎通は大事だなと思う。


 緩んだ空気の中、ぐーと盛大に腹が鳴る音があちこちで響く。聞けば朝と昼に取った食事はいつもの半分の量だったそうで、結界の中でも鍛錬を欠かさなかった騎士たちがそれでは足りなかったろうなと同情する。空腹に耐えるのも訓練の一環、とガイは笑っているが、騎士たちは眉尻が下がって涙目になっていた。

 その姿を見て少し考える。本来ならば訓練の邪魔になるかもしれないが、この状況はキーさんが俺を招いたことで発生しているものだから、多少の手なら許してもらえるかな?


「よかったら一緒に食べないかい? 俺が準備するよ」


 というわけで、提案してみる。

 騎士たちはものすごく驚いた顔をした。訓練中に何を、というよりは、王子様のくせに食えるモノが作れるのか? ってことらしい。思いがそのまま顔に書いてあって、俄然やる気が出る。


「これでもBランク冒険者だからね。まあ大したものは作れないので期待しないで待ってて」


 言いながら、無限収納バックから野営の足しにと持ってきた食料を出し、かまどの近くにある台に乗せていく。

 ミラがくれた無限収納バックは入れた時の状態を保ってくれるのでとても便利だ。説明では『作り立てのスープを鍋のまま入れるとアツアツのまま取り出せる』とのことだったが、アツアツの鍋は触ると火傷しそうで怖くてしまえなかった。そういうところがベル君らしいと笑われたけど、まあ性分だからな。


 かまどに大鍋があったので借り、軽く水魔法で洗って、中に水を入れた。持ってきた野菜などを適当に切って入れ、煮るだけでできる簡単なスープを作る。具材を切るのは多少手間だが、ライルが手伝い始めたら騎士たちが何人か来て手を貸してくれたので助かった。


 煮ている間に、同じくバッグからパンをたくさん取り出す。こちらは『絶対にいるから』と料理長がたくさん準備してくれていた。焼きたてをもらってきたのでまだ柔らかい。まあ固くなってもかまどで炙ればいいからと、どさどさ積んでいく。


「ベル様、溢れそうだから箱に入れるぞ」

「ありがとう、ライル」


 パンを取り出していると、指先に硬いものが当たった。うっかりして先ほど作った癒し水の瓶をパンの袋に紛れ込ませてしまっていたようだ。

 そうか、なら……。


「ついでにこれを配っておいて」

「ん? これ、さっき作ってたやつか?」

「うん。たくさんできちゃったからね。ドライアド様の花びらを使ったのは初めてだから、騎士たちに効果を試してもらおう」


 お近づきの印にと、ポータルで作りすぎてしまった癒し水も配ってもらう。


 ガイ団長は配られた瓶を興味津々で見つめ、さっそくふたを開けて飲み干した後、顔をぱあっと輝かせて美味いと叫んだ。

 それを見た騎士たちが我先にとライルにたかり、手を伸ばして瓶を奪う。ライルの悲鳴が響き、騎士たちの笑い声が辺りを包んだ。

 見かねたビルが一人一本だと言って騎士たちを並ばせている。ガイをまねて一気にあおった騎士たちは地響きのような歓声を上げ、もっとほしいとライルに迫って撃退されていた。思った以上に好評らしい。よかったよかった。


「喜んでもらえて嬉しいよ」


 ほっとして笑うと、先に癒し水を試していた手伝いの騎士たちがなぜか頬を赤くして下を向いた。

 そういえばまだ試飲してなかったと、自分でも飲んでみる。うん、さすがドライアド様の花びらを使って作った癒し水、なんとなくだけどいつも作るものより少し甘い気がする。普通に作るより効果があると言われたのでそのせいかもしれないな。


「ん~、おいしい~! それに~、体がすごくすっきりしたよ~。低級回復ポーションより効くなんてびっくり~! ベル様はすごい魔術師だね~」


 瓶をしまっていると、ローブ姿の魔術師が頬をながら近づいてきた。褒めてくれたのはメルルという団付き魔術師。騎士団付き魔術師と会うのは初めてで少し緊張する。

 メルルは人好きのする柔らかな笑顔を向け、首を小さく傾けた。


「私にも作れるかなあ~?」

「メルル様の属性は水ですから、すぐに作れると思いますよ」

「う~ん、でも私~、土魔法はちょい苦手なんだよね~。治療なんかも苦手なんだ~」

「それですと少し調整で難儀するかもしれません。お時間あるときに一緒に作りますか?」

「わ~! ありがと~!」


 メルルは私の両手を取って大きく振った。騎士に囲まれているから華奢に見えたがしっかりとした力強い動きで腕が痛くなる。


「ふふふ~。それにしてもベル様は腰が低いね~。私たちに丁寧な口調は~、不要だよ~」

「そういうわけには。今はただの冒険者ですし、ここにいるのは第三騎士団の中でもえりすぐりの騎士たちでしょう? 国を守る英雄たちと同等ではありませんから。様をつけられるのも、正直なところ恐縮です」

「そか~。いろいろ思うところはあるけど~、我慢するね~」


 またねと言いながらひらひらと手を振るメルルが去ると、入れ替わりで副長のビルが来た。こちらは対照的に酷く落ち込んだ沈痛な面持ちをしている。


「ベルグリフ殿下の来訪を賭け事にするなど、騎士として恥ずかしいことでした。それを若い騎士に指摘されるなど、汗顔の至りです。ここにいる奴らを代表して謝罪します。降格なりなんなり好きなしてください」


 言うと同時に両膝を俺のすぐ足元に付き、額をつま先に擦り付けて平伏した。かまどの側で熱いだろうにと思ったが、それ以上に困った。取り急ぎ手を拭って一歩下がり、目線を合わせるようにと膝をつく。


「いや、それはもういいんで、頭上げてください。髪が焦げます」

「髪なんてどうでもいいです。いっそ剃り落としても」

「断固拒否します!」


 食い気味に断る。丸坊主も似合いそうな風貌だけど、禊のような反省は本当に要らない。


「それにここに来ているのは『キーさんと面識のある冒険者のベル』で、『王弟ベルグリフ』ではありません。賭けは『来ない』に賭けた騎士たちの勝ちですよ」

「うう……」

「だから謝罪に意味はありません。副長がそんな姿ではダメですよ、って上から目線でしたね、すみません」


 そんなやり取りをしていると、紫黒が来て伏せているビルの背中に勢いよく飛び乗り、頭を尻尾でスパーンとはたいた。勢いでぺちゃっと潰れたビルが起き上がると、泥がついた鼻に自分の尖った鼻先を軽く押し当ててから離れる。


「どこの世界にもいる清々しいバカだが嫌いではないな」

「へっ、蛇がしゃべった!!」

「んむ。気に入ったから主にはワシの言葉がわかるようにした。きちんとベルに謝罪する意気やよし」

「……、紫黒、偉そうだなあ」


 えっへんと反り返る姿に苦笑する。紫黒は俺の膝裏を尻尾の先ではたいた後、唐突に怒気のこもった威圧を出した。


「それに、主は勘違いしておる。ライルは賭け事について憤ったのではない、主らのベルに対する評価にだ。謝罪するなら何について謝罪するのかを間違えてはならん。そのような茶番に意味はないからな」

「……、確かにそうだ」

「あれについてはワシもはらわたが煮え繰り返った。ベルは我がナナトの蛇の恩人で、ワシと愛する妻の親しき友だ。蔑み、傷をつけるようなら容赦はしない。全身全霊をもって対峙してくれる。そのつもりでおれよ」


 赤い目がきらりと光り、ビルと近くにいた騎士たちは青い顔で頷いた。

 ライルといいキーさんといい紫黒といい、俺はいい友達に恵まれていると思う。相手にとっての俺も同じ存在でありたいものだ。


 鼻息を荒くしている紫黒を宥め、せっかく来たのだからと、ビルにも手伝ってもらった。俺が持ってきたナイフでは持ち込んだ大きな肉の塊を切り分けるのが大変だったんだ。

 よいしょとバッグから出した巨大肉の塊に、近くにいた騎士たちが再度歓声を上げる。

 そういえば、ここに来る前に立ち寄った王宮の厨房で、料理長からたくさん食材をもらったな。たしか『騎士たちの心をつかむなら第一騎士団は高級菓子、第二騎士団は酒、第三騎士団は肉』だっけ?

 初日から大盤振る舞いだなと自分でも思ったが、まあいいか。あとのことは騎士たちに任せよう。


「このように素晴らしきものをありがとうございます。ここ数日、まともな食事を取っておりませんでしたので、皆喜びます」


 ビルが嬉々として腰にある中型の剣で肉を切り始める。あれ、騎士の剣だよな? それで肉なんかを切っていいのか……?


「おお! いいな、肉!」


 少しの間呆けていたら、いつの間にやらガイが来てにやにやしつつ肉を見ていた。なるほど、さすが料理長、正しいアドバイスだった。ちょっと目を離していたら新たに騎士たちがやってきてかまどの横に焼き台を作り始めてるし。

 などと思ってたら、ガイが腰のものを翻し、大きな肉をあっという間にすべて焼肉サイズに切ってしまった。

 うん、なんかもう、すごいよね……。


 ちなみにその肉は瞬く間に騎士たちの胃袋に収まった。

 騎士たちの中に埋まりそうなくらい小柄なガイがほかに負けないくらいの食いっぷりだったのには驚いたよ。メルルも魔術師なのにってくらい食べていた。まだまだあるよと言いかけたけど、追加したところですぐになくなりそうだから今回はここまで。

 たくさん出したつもりでも33人の選ばれし騎士にかかればあっという間だったな。最終的にお椀一杯のスープとパンが一つしか余らなかったし(ちなみにそれは残ったのではなく俺の分だったりする)。


 ライルは騎士たちに混ざってガツガツと肉を食べていた。

 王宮での食事は俺に合わせたものばかりだったから満足できなかったのかもしれない。まあ、騎士たちと一緒に『肉祭りじゃー!』と楽しそうに叫んでるし、いいか。


 紫黒はここに来る前にたくさん食べたからと肉に手をつけなかった。

 蛇は毎日食事を取るのではないそうで、紫黒も長ければ2か月くらいは食べなくても平気だそうだ。その分食べるときは大熊一頭くらいペロリらしい。こっちもすごいな。


 キーさんは食事が始まる前に見回りと言って結界から出ていった。

 明日の朝にはパスコー辺境伯に会いに行きたいと言ったら、それまでには戻ってくると返してくれた。神獣だから大丈夫と言われたけど、休まなくていいのか心配だ。


 俺はと言うと、お椀一杯のスープとパンを騎士たちから離れたところで食べた。

 騎士達に混ざりたい気持ちはあったが、今までずっとベッドの上でほぼ食事を取っていなかったから、肉を焼くにおいだけで胸焼けしてしまったんだ。元気な時なら美味しく食べられただろうに残念。

 作っただけでしゃがみこんだ俺を心配した騎士たちが、かまどから離れた場所に連れていってくれて助かった。あとは任せてくれと力強く言われて頼もしかったな。ひ弱で申し訳ない。

 紫黒が体を大きくして背もたれになってくれたので、ありがたく体を休ませてもらいながら具材を外した汁だけのスープに、パンを浸してゆっくりと食べる。楽しそうな空気だけでいろいろと満たされた。


「そんな食事で大丈夫か? 力が出ぬだろう?」


 背後から紫黒が覗き込んでくる。


「大丈夫。さっき癒し水も飲んだしね。それにまだ軽食くらいしか体が受け付けないんだよ」

「そんな体で出るな! まったく。アーチーボルトが心配するのもわかるな」


 紫黒は大仰にため息を吐くと、柔らかく体を伸ばしてくるりと巻き付いた。おお、抜群の安定感。すごく体が楽になる。礼を言うと、先が分かれた舌で鼻先を舐められた。


「しかも、また厄介ごとになりそうではないか」

「だねえ」

「だねえ、とは。まったく……」


 シャーシャーと息を鳴らす紫黒に笑いながら両腕を大きく伸ばす。高いところにある虹色の膜がふわりと波打ったように見えた。

 夜なのにほんのりと明るい結界の中は平和でいろいろと忘れそうになるけど、ここはゼブラシア山脈の中でも危険な場所、しかも夜だ。本来ならば闇と魔物に怯えて縮こまっている状況なのに、キーさんのおかげで王宮の自室と同じくらい守られている。

 俺たちが来るまで閉じ込められていた騎士たちも大変だったろうが、護られていることがわかっていたからこそ、落ち着いて待っていられたんだと思う。まあ、食糧事情はいろいろあったみたいだけども。


 気が付くと片付けが始まっていたので立ち上がりかけたところ、食後の茶を運んできた騎士に断られた。このくらいはしたいと言い、食べ終わった食器を下げていく。全員とても感謝しているとも言われて、頭を下げられた。


「それと、ガイ団長から伝言です。落ち着いたら指揮官用天幕に来てほしいと。一つだけ印がある天幕ですのですぐにわかると思います。団長と副長はすでに天幕で待機していますので、ベル様のタイミングでお越しください」

「ありがとう。俺の連れはそちらにいますか?」

「はい。率先して片付けてくれてます。うちの若いのにほしいくらいですよ」


 騎士はくすくす笑いながら去っていった。さすがライル、もう溶け込んだらしい。ジャスみたいな人懐こさはないけど、上手にするっと入ってくるんだよな。


「それじゃ、行こうか」


 立ち上がろうとしたところ、なぜか紫黒が邪魔をする。身動き取れないと抗議したが、無視された。程よくキュッと締め上げられ、足を伸ばしてぺたんと座らせられた。


「食休みしてから行け。どうせライルはまだ来られない」


 ほれ、と示された方向に目を向けると、大きな網に四苦八苦している騎士たちの中のライルを見つけた。すっかり溶け込んで第三騎士団の騎士のようだ。そういえばライルはまだどこの騎士団に配属されるか決まってなかったんだったな。2年経つとだいたい決まるものなんだけど、どうなるんだろう? 本人は俺と冒険したいからと王都の警備をする第二騎士団を希望していると聞いたけど、理由が単純だってランダルフ第一騎士団長、つまりライルの父に叱られたらしい。


 くるくる働くライルを見ていたら、瞼がほんの少し落ちた。するとひんやり冷たい鱗で目の上を覆われる。気持ちいいけど、なんだこれ?


「片付けに時間がかかりそうだし、ライルも一緒に話をしたほうがいいだろう。奴が来たら起こしてやるから休め」

「でも、ガイ団長待ってるし」

「大丈夫、少しの間だ。それくらい待たせておけ」

「うん……」


 視界が暗くなったことで、すうっと意識が遠くなる。

 フワフワしたまどろみはとても気持ちがよく、疲れを癒してくれた。巻きついてる紫黒の鱗と弾力が心地よい。

 おかげでライルが片づけを終えて戻ってくるまでのわずかな時間だったけど、仮眠が取れて頭も体もすっきりした。紫黒に感謝だな。そのうち頭が上がらなくなりそう。ナナトで紫黒と出会えてよかったなあ。

 そう言うと、紫黒はなんだか嬉しそうにシュッと息を吐いたのだった。






読んでいただいてありがとうございます。


せっかくの焼肉パーティでしたが、ベルは食べられませんでした。胃もたれするよね、病み上がりは。

それにしてもベルは紫黒がいないとダメダメっすな(笑)

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― 新着の感想 ―
[一言] もう紫黒はベル君の保護者だな!(笑)
[良い点] 紫黒さん、安定の頼れるパパ感!!! [一言] いつも更新ありがとうございます! 続きを読める事がとても嬉しいです。
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