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第3話 俺にとっての世界で一番の料理

俺はアイラといつも通りに家で外で日向ぼっこでしながら、アイラが作ってくれた、サンドイッチとパイを食べていた。


「うーん!やはり、アイラが作ってくれたご飯は美味しいなぁ!」


このサンドイッチのレタスのシャキシャキとハムの間に卵が入っているのだ。

それぞれの味がちゃんとして、味が死んでいないのだ。


「そ、そう?」


「うむ!まさか毎日作ってくれるとは思っていなかったぞ!」


「えへへ、美味しそうに食べてくれるの嬉しくて・・・」


アイラは嬉しそうに顔を赤くさせる、うーん、俺はロリコンじゃないが、可愛いんだよなぁ。


「おい、ユード何してんだ?」


「ッゲ・・・、ヨーガ兄さん・・・」


後ろから突如現れたのだ。

心臓に悪い・・・


「ッゲとは何だ、ッゲとは、ん?何うまそうな物食ってんだ?」


そう言って、バスケットに入っている、サンドイッチを勝手に手に取り口の中にひょいっと入れる。

俺のサンドイッチが!!


「おぉ?なかなか、うめぇなこれ」


「あ、ありがとうございます」


「っま!俺んちのシェフには構わないけどな!」


「・・・」


ヨーガ兄さんはそう言うと

アイラの顔はみるみると暗くなっていく

俺はヨーガ兄さんの一言でイラッした


すると、ヨーガ兄さんはアイラの方を見る。


「へぇ、結構可愛いじゃん」


そう言うと、アイラは怯えた様子でヨーガ兄さんを見ていた。

対する兄さんは、ジロジロといやらしい目でアイラを見ている。

とんだ、マセガキだ。


それに失礼な奴だ、お前の為に作ったわけでもないのに

たしかにアイラは料理はシェフには届かないけど、俺はアイラが作ってくれた優しい味の方が好きだ。

というか、そもそもプロと子供の料理を比べる時点で間違っていることを気づいてほしい。


そして俺の"初めての友達"だ


絶対にヨーガ兄さんの一言で傷ついたのだろう

ましては、幼い子供だ

俺はそれが許さなかった。


「よし、ユード!剣術の練習相手になれ!」


俺は無言に立ち上がり、口を開け喋る。


「良いよヨーガ兄さん」


「お?いつもより物分かり良いじゃん!」


俺はドスドスとヨーガ兄さん前まで歩き、そのまま・・・



顔面に向って、ストレートパンチを放った。


アイラのご飯のおかげで体重が"少し"増えてしまったのだ。

そのおかげで、前のパンチと比べて威力が"少し"上昇した。


「あばぁあ!?」


ヨーガ兄さんは、そのまま縦回転して10m辺りに吹き飛ばされた所でシャチホコ見たいな感じに地面を削って気絶した。


「ふん!」


「ゆ、ユード!?」


「兄さんが"拳術"の相手になってほしかったらしいから、相手してあげただけだよ」


アイラは口をポカンと開ける


「さぁ、アイラ!君の"世界一"美味しい料理をたべよう」


「・・・!」


アイラは手をパタパタさせる。

しばらくして、落ち着くとアイラはシートの上に座る


アイラは小さくつぶやく


「ありがとう・・・」


「何か言ったか?」


「う、ううん!!、ねぇ、ユードくん!」


「ん?何だい?」


「また、作ってきていい?」


何だ?何当たり前の事を言っているんだ?

というか作ってきてもらわないと困るんだが!!

アイラのご飯は美味しいからな!


「当たり前だろ!というか作ってくれないと野垂れ死ぬ!!」


「あはは!野垂れ死ぬって!大袈裟な!」


アイラは笑顔になる、そう誰よりも暖かく優しい料理のような

食事の続けたのだった。


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