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第1章、終了 物語は第2章へ

第1章の本編はここで終わります

しかし、第2章では学園での生活で色々とやらかしていくのでご期待ください


次からは間章をいくつか書いてきますので焦らしプレイとか言わないでくださいよ?


後、感想やら評価やらをしてくださると、とてもありがたいです

皆さんの感想やらは作者の飯(やる気)となりますのでお願いします

第10話 新たな出発


「大丈夫ですか?ハデスさん」

「お兄ちゃん、顔が真っ青だよ?」

 昨日、バエル達とやっていたら他のソロモン72柱のメンバーまで飛び入り参加してきたので、特殊な薬を使って全員とやりまくっていたら今朝になっていたのだ。そのため、バエル達は最終的に満足した顔で今も眠っているはずだ。肉体的には嬉しくでも、精神的には地獄だったがな。

 そのため、ヘロヘロになって座っている俺をズライグとグイベルに心配していた。

「俺は大丈夫だ。だから安心してくれ」

「いやいや、そんなか細い声で言われても安心できないって」

「もう、お兄ちゃんたらだらしな~い」

 グイペルは、そう言って俺により掛かるように膝の上に座った。

「これで元気だして、お兄ちゃん!」

「おう、ありがとうな」

「あー、グイペルだけずる~い。私もやっちゃお~」

「え?」

 俺が驚いていると、ズライグは椅子を俺の隣に置いてそこに座り、俺の腕に自分の腕を絡ませて体を寄せてきた。その仕草はまるで、俺を誘っているかのようだ。

「・・・あれ?」

「どうした、グイペル」

「お兄ちゃんのあれが勃っていない」

「え?どういうことなの?」

「寧ろ、俺が聞きたい」

 俺が2人に話を聞くと、どうやら色仕掛けを俺にしていたらしい。今までに何度か、同じような手口で仕掛けたらしいが全てかわされた挙句に見向きもされなかったと言う。油断も隙もありゃしないなこの姉妹は。

「そんなことをするんだったら直接言えばよかったのに」

「そしたらあのおっかない嫁筆頭に怒られるんだもん!」

「そうよー。うちらの旦那に手を出すんじゃないって」

「そんなことを言ってたんだ、あいつら」

 どうやら俺の知らない所で、女達の戦いがあったらしい。本来なら男である俺が嘴を突っ込む話ではないが、ちょっとは言っておかないと事実上の嫁達であるバエル達が暴走しかねないな。

「俺からは注意しておくが、あまり期待しないでくれよ?彼女達は彼女達なりに俺のことが好きなんだからさ」

「わかってるよ~」

「ごめんね、妹がこんなので」

「別に構わねぇよ~」

 俺が肩の力を抜いて、背もたれにより掛かる。そうすると、2人のドラゴンもそれに習ってリラックスした仕草でその身を預けてきた。

(こういった時間も悪くはないな)

 俺はそう思いつつ、ゆったりとした時間がすぎる。

 ダンジョンを構築して、ダンジョンコアの防衛のために奔走していた時期に比べて大幅な時間の余裕が出来た。これも神聖ハデス教国を樹立させ、教皇が就任させて憲法を作ったことによる恩恵だな。


 そんなのんびりとした時間が1週間も経った。


「うぅ、あれから1週間もうなされていたかと思うとやり過ぎちゃったよ」

「あれだけ暴走するお兄さんは初めて見ましたよ~」

「・・・まだ腰が痛い」

「あそこまで絶倫になるとはのぅ・・・」

「あそこまで舐め回した上に感じやすい所を的確にいじられてしまっては困りますわ~」

 一日中ヤッたせいか、バエル達との親密度がかなり上がったな。今まで仕事上での付き合いしかなかったメンバーも、俺を見る目が変わったし。

 だが正直言って、

「もうあんな逆レイプみたいな状況にはしないでくれ」

 俺がそう言うと、バエル達から不満が上がった。

「えぇ~、そんな事したら面白くないじゃん!」

「そうだよ!いくら私達の気が長いからってそれはないよ!」

「あれを知ってしまったら中毒症状が発生してしまう!」

「マスターの根性なしー(ボソッ」

「あの、理由を聞いても?」

 みんなからの反感を受け流し、疑問について回答する。

「あんな状況を毎日のようにされたら俺の体が持たん。せっかく、のんびりとした時間がまとまって取れたのにそれでくたばったら(本望だけど)死んでも死にきれん」

 俺がそう言うとみんなは、

「うぅ~、わかったわよ~」

「だったら毎日、誰かを抱いてよ」

「そうしないとストライキしてやる~」

「それだったら我慢できる。のぅ、サガン」

「はい。それだったら・・・」

 と、こんな提案をしてきた。

 それだったら俺も出来るとしてその日より、ズライグとグイペルを含めた74人の夜の営み当番表が作られた。

 後日、改めて思うとやらかした感があるので物凄い反省したのは言うまでもない。


~~~~~~


「そ、それは本当ですか?」

「帝国からの正式な打診であります」

「まだ正式に安全保障の条約を結んでいないんだぞ!?」

 ハデス達がイチャイチャしているのと同時刻、巨大なダンジョンの中心に建っていてハデス達が住んでいる大きな城の3階部分には神聖ハデス教会本部が設置されていた。

 そして、そこには教皇であるアレクとそれを補佐するソフィアの元に1本の情報がもたらされた。

 その情報というのは、彼らがいる教国を作ったダンジョンマスターに伯爵の地位を与えるというものだった。

「そんなことをすれば、帝国からどんなことを無理矢理押し付けられるか」

「そうです!そんなのは断ってしまいなさい!」

「し、しかし!これはダンジョンマスターに当てられたもので、通常の業務とは違います!」

「ですが・・・!」

 ここで、状況を整理しておく。

 伯爵というのは、公、(こう)、伯、子、男の爵位の内の中間の爵位であり、これをダンジョンマスターとは言え、一般人であるハデスに与えるのは異例中の異例であった。

 そしてその爵位は、授けた国の王様の命令には絶対服従するのが鉄則である。

 また、貴族社会においてこれほどの爵位を与えるのは、それ相応の利益をその国に貢献した場合がほとんどだ。

 では何故、アレマーニャ帝国はそれほどの爵位をハデスに与えるかというと、単純にダンジョンから出る利益を独占したいからだ。

 つい先日、聖光教団との戦闘に勝利したとは言え、このダンジョンから出るあらゆるものを独占したい国は山ほどいる。

 希少金属、純度の高い魔石、量産がしにくい武器や防具の素材、高価な薬草など、それらを独占できれば大陸制覇の野望は勿論、魔王との戦闘でも有利に運ぶことが出来る。

 そのためには、まずは爵位を与えて言うことを聞かせる必要がある。それを真っ先に行ったのが偶然、帝国だっただけである。

「わかりました。しかし、この案件は私が直接、ハデス様にお渡しします」

「はっ!」

 国としての舵取りを行っているのは、教皇に任命されたアレクを始めとする首脳部ではあったがその総支配人は冥皇竜であるハデスである。

 帝国相手に、ここまで重大な案件を彼らが勝手に処理しては今後の彼の行動や計画に差し障る。

 そう考えたソフィアは、アレクの承認を得て冥皇竜とコンタクトをとるために行動に移した


~~~~~~


「よくまぁ、この案件を勝手に判断して行動しなかったな」

「ありがたきお言葉」

(利益を独占したいからってここまでの行動をしてくるとは)

 ソフィアを教会本部に戻らせた後、俺はこう思いつつもバエル達を集合させた。


「・・・という訳で、みんなの意見を聞きたい」

 俺はバエル達、王の爵位を持つソロモン72柱のメンバーを招集した後、今回の件についての説明をして9人の意見を聞いた。

「あまり旨味はないですね、パイモン」

「そうですね~。現状では、兵力という意味で他国より優位にたっていますし、爵位となると帝国に絶対服従ですよね?となれば、無理に受け取る必要放ちと判断します」

「まぁ、当然の判断じゃのぅ。ここで受け取ってしまえば、今までの苦労が台無しじゃからの」

「それで攻めてきたら、戦えばいいじゃん」

「私も反対させていただきます」

 とまぁ、ここまでの苦労を知っているメンバー全員が反対してきた。

 安保条約などの交渉ができるものならいざしらず、爵位で服従させようとするになら断るのが必然だ。

 パイモンも言っていたが、兵力というよりも兵器としてのアドバンテージが高いため、帝国がどれだけの戦力を持ってこようが、対応は可能なはずだ。

「よし、爵位の件はお断りする方向でお願い」

「はいは~い」

 ということで、断ることになった。


~~~~~~


『爵位の件はありがたく思いますが、謹んでお断りさせて頂きます

 しかし、安全保障条約の締結を行いますのでお願いします  by冥皇竜』


「ふっ、ダンジョンマスターも上手いことやるもんだな、国務大臣?」

「はっ、相手もなかなかの策士でございます」

 そう言ったやり取りをしているのは、アレマーニャ帝国の皇帝であるアッカーマンとギレン国務大臣であった。彼らは若い頃からの友人であり、気の合う仲間でもあった。

 そんな2人は、ハデス達がいるダンジョンを私有化しようとしたがうまくかわされた。

「やはり、一筋縄では行きませんな」

「全くな」

 互いにそう言い合うと、双方は笑いあった。

「しかも物資の輸出も一定数以上の量を出さない、と言ってきた」

「となれば、暫くは傍観することになりますな」

「そういうことになる」

 これで彼らは、対ハデス教国の戦略を練り直すことになった。

 とは言え、ダメで元々な提案だったため、大した苦労もなく修正することができた。


~~~~~~


「帝国が安全保障条約の締結を正式に発表しました!」

 帝国の使者が来てから1ヶ月、宗教戦争から2ヶ月程が経った冬のある日、その一報が教国の本部にもたらされた。その一報は教国だけではなく、人間界のあらゆる組織に衝撃が走った。

 何故ならば、帝国は今までに安全保障条約や同盟といった他国との協力や決まり事を一切やってこなかったからだ。それは帝国にとって利益にはならないと判断したからであり、今回の場合は利益になるから条約を結んだのが大きい。

 そして騒然とする中で、その発表を静かに聞いたメンバーがいた。

「遂に動くのね」

「はい~。ダンジョンを構築して維持するための第1フェーズが終わり、そこから発展して他国と政治的に渡り合えるようにする第2フェーズに移行します」

「それって、マスターが考えた計画の1つなんだよね?」

「そうじゃのぅ。彼の考えている事はよくわからないが、私達とともに歩もうとする気持ちが伝わってくるのぅ」

「本当に優しい方なんですねぇ。私はそういう所を甘えてくれていると判断しますが」

 バエル達5人は、ダンジョンマスターであるハデスを慕い、ここまでやって来た。ならば、彼が考えていることを少しでも実現させるために各々が覚悟を決めて行動する。

 それは、彼がアレマーニャ帝国の中で最大の学園であるアレマーニャ学園に入学することが決まった時からしていたものである。

 理由は、自分の知識を広げつつも帝国内の貴族達との繋がりを築くための布石であり、そして1ダンジョンの領域を越えて世界の国相手に行動するという彼の意思表示である。

 そのために彼女達は、各自の判断で彼のためになるような行動を取るようになるのであった。

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