1/1
プロローグ
「さてさて、お話をしようか」
「じゃあ、あれがいいかな」
「いいねいいね!」
「おやおや、子供たちに大人気だな。
それでころ、このお話を拾ってきた甲斐があるというもの」
「え?なにー?」
「いやいや、なんでも」
「うそだぁー、何か言ったでしょっ」
「さーてさてさて御開幕っ
それでは始めるとしよう、聴くは耳を欹てて、観るこは心で御覧なさい。
今日もどこかで起こってる、昨日も明日にもある物語。
今より語るは誰かの歴史。今も誰かの物語、昨日の誰かの、物語」