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混血少年が最弱から最強に逆戻る!  作者: 氷月
第一章 出会い編
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第一話 始まり

 ある日、突如として異界ベルクリアとの繋がりが生まれ、世界は大きく変わった。そして数十年後、大戦が勃発した。百五十年後に終戦となり、共存の時代が始まり、やがて数百年が過ぎ、新月村で悲劇が訪れる。

 村の最年少の少年"ゼン”は眼をこすりながら村の入り口へ向かうと、入口には服が泥と血で汚れている黒髪の少年が倒れていた。


 朝日が昇りきり、風がまったく吹かない静かな朝。


ゼン「みんな―!村の入り口に来て―!」


 ゼンは村の皆を大声で呼ぶと少して、赤髪の青年・ガレンが歩いてきた


ガレン「おうゼン、朝から皆を呼んでどうしたんだ? それに、なんで村の入り口にいる?」


ゼン「あっガレン兄、今日父さんと母さんが帰ってくる日だから村の入り口で待とうと思ったんだ」


 ゼンは嬉しそうに理由を話した。


ガレン「そういえば今日だな、でも帰ってくるの昼だぞ」


ゼン「えっ、そうなの」


 ゼンは悲しそうな表情をした。


ガレン「そういえば、なんで皆を呼んだんだ」


ガレンはゼンに、皆を呼んだ理由を聞いた


ゼン「あっ、村の前で傷だらけの人が倒れてたんだよ」


 倒れてる人がいると聞いたガレンは直ぐに倒れている少年に向かった


ガレン「おい、ガキ、大丈夫か? 息はしてるな」


 ガレンは少年に息をしているか確認した


 すると、遅れて村人たちが集まってきた


村人A「ガレン、何をしてるだ?」


 村人Aはガレンに聞いた


ガレン「お前ら来たか」


ゼン「皆やっと来たんだ遅いよ!」


ゼンは皆が来るのが遅いとを言った


村人A「ガレンが速いだけだ」


村人Aはガレンが速すぎるとを言った


村人B「なんで朝早くに呼んだんだ」


ゼンはガレンに言った事を村人たちにも話した 


村人A「おいおい、朝っぱらから厄介事かよ」


村人C「怪我人!?大丈夫なのか?」


村人B「まじかよ、俺は診療所に急患が来るって言ってくるからガレンはその子供を連れてきてくれ」


 村人Bは走って診療所に向かった


村人D「私は目覚めた時のために食べやすいスープを作ってくるわ」


 村人Cはスープを作りに家に向かった


ガレン「ああ頼む、......これ以上、様態を悪化させないために能力を使うか」


能力とはこの世界にある千人に一人程度が生まれ持つ特殊な力

ガレンは手をかざし、静かに呟いた。


ガレン「能力発動【容態固定】」


 呟くと手の周りが淡く赤く光り、その光は少年の体を包み込み傷口から流れる血を止めた


ガレン「はあはあ、これならこれ以上、容態が悪化しないはずだ」


 ガレンは少年を担ぎ診療所に向かった


 数分後白い材木の診療所に着き、ガレンは言った


ガレン「おい花梨、急患だ」


 ガレンは誰かの名前を呼ぶと茶髪のサイドテールの女性が現れた


花梨「ガレンさん、さっき来た人が言っていた少年ですね?」


 ガレンは花梨の質問にすぐ答えた


ガレン「そうだ」


花梨「準備はできています、この台に乗せてください」


ガレン「おう」


 ガレンは言われた通り台に少年を下ろした


花梨「この子よく見たら左腕を骨折してますね」


花梨「固定する道具を持ってきます。」


 花梨が道具が置いてある部屋に向かおうとしたらガレンが言った


ガレン「花梨もってこなくていいぞ、俺の能力忘れたか?」


 ガレンが花梨にそう質問すると


花梨「あ!忘れてました」


ガレン「固定するぞ」


 ガレンは手をかざし、静かに呟いた


ガレン「能力発動【部分固定】」


 ガレンの手の周りから淡く赤く光り、その光は少年の左腕を抱え込み、真っすぐに固定をした


ガレン「できたぞ」


花梨「ガレンさんありがとうございます。」


 花梨は手をかざし、静かに呟いた


花梨「【ミドルヒール】」


 花梨の手の周りが淡く白く光り、その光は少年の体を包み込むと少年の体の傷は塞がり、腕の折れた骨もつながった


花梨「これで回復したはずですので、起きるまで2階のベッドで寝かせます。」


 ガレンは少年を二階に運んだ


 二日後少年は目覚めた


まぶたの裏にぼんやりと光が差し込む


???「こ・・こ・は?」


少年は重いまぶたをゆっくりと開いた


花梨「目覚めたんですね、ここは新月村の診療所ですよ」


 花梨は優しく言った


 扉が開く音


ガレン「おーい花梨」


花梨「ガレンさん、静かにしてください!」


 ガレンの声の大きさに、花梨は怒った。


ガレン「すまん、すまん」


ガレン「ガキ、目覚めたのか?」」


 再び扉が開く音


???「花梨ちゃん、あの少年は目覚めたかの?」


花梨「村長、目覚めましたよ」


 村長と呼ばれる男性が入ってきた


村長「そうか、名をなんていうのじゃ少年」


 男は腰を低くし少年に聞いた


玲也「玲也、10歳」


理久「玲也って名前なんじゃな、わしは理久じゃ」


理久「ところで、お前はなぜ村の前で倒れていたんじゃ?」


 理久は玲也に村の前に倒れていた理由を聞いた


玲也「逃げ出して来た」


理久「そうなんじゃな、ならこの村に住んでみる気はないかの?」


 それを聞いた理久は、玲也に新月村に住む気があるかを聞いた


玲也「え」


理久「この村には、何かしら問題を抱えた人たちがよくいるんじゃよ。」」


理久「家出小僧一人なら、問題はないのじゃ」


花梨「村長、起きたばかりの子に急に言っても困惑しますよ!」


 花梨は理久に怒った


玲也「住みたいです」


 玲也は即答した


ガレン「決めるの早いな」


 ガレンは驚いた


理久「決定じゃ、今日は宴じゃー」


ガレン「こいつ、絶対に宴したかっただけやろ」


花梨「村長、玲也君は目覚めたばかりなので、宴をするなら明日にしてください」


理久「確かにそうじゃな」


 花梨の言葉に、理久は言われてみればその通りだと思った


ガレン「でもよ、理久、玲也の住む家はどうするんだ」


理久「住む家ができるまでわしの家に住まわせればいいじゃろ」


理久「ほらいくぞー」


玲也「はい」


 理久は玲也を家に連れて行った


 数分後


 他の家よりも一回り大きい木造の家に理久と玲也は着いた


理久「ここがわしの家じゃ」


玲也「意外と小さい」


理久「わしが村長だから大きい家に住んでると思ったかの?」


玲也「はい」


 理久の質問に玲也は答えた


理久「もともとは二倍の大きな家だったんじゃが」


理久「不便での、小さく立て替えたんじゃよ」


 理久は家を小さくした事を話した


玲也「そうなんだ?」


  理久が扉の鍵を開け玲也と家に入った


理久「この空き部屋を使うと良いのじゃ」


玲也「ありがとうございます」


理久「あそこの本邪魔じゃの、捨てるかの」


 理久は空き部屋の本の山を見て言った


理久「この本は捨てるのはもったいないのじゃ。玲也、お前にやるんじゃ」

理久は玲也に本を渡した。


玲也「いいんですか?」


理久「わしは、その本はいらないし」


 玲也「えっ、この本...」


理久「どうした?」


玲也「なんでもないです」


理久「そうか?」


 理久は急に声を出した玲也を不思議そうに見た


玲也「(この本、幻で偽造されてるけど...悪魔召喚書だ、なんで理久さんこの本の正体に気づかないんだ)」


 玲也は、この本が悪魔召喚書であることに気づいた


玲也「(わかったの...俺が幻を操る能力者だから...か)」


理久「何でそんなに本を凝視してるんじゃ?、」


玲也「どういう本なのか、タイトルを見ていました。」


 玲也はそういいながら近くに本を置いた


玲也「そういえば、ずっと気になってたんですけど、何歳ですか?」


理久「25歳だな」


玲也「なんで“わし”って言ってるんですか?」


玲也は理久に一人称と語尾が今のになった理由を聞いた


理久「村長ってそうしゃべってるって、聞いたからつけてる」


 理久は、その理由を話した


玲也「そうなんですか」


 玲也は頭の中に?を浮かばせた


 翌日の星空が輝く夜、村の広場には焚き火が焚かれ、温かなオレンジ色の光が周囲を照らしていた

村人達


理久「玲也の歓迎会スタートじゃ」


 歓迎会開始から二時間後ゼンが玲也に話しかけた


ゼン「隣、座って良いですか?」


玲也「良いよ」


ゼン「ありがとう」


 ゼンは玲也の隣に座った


玲也「君がもしかして僕を助けてくれた、ゼン君?」


ゼン「そうだよ」


玲也「助けてくれてありがとうな」


 玲也がゼンの頭を撫でた


ゼン「玲也兄っていい?」


玲也「なんで?」


 玲也は困惑していた


ゼン「年上の人の名前に姉と兄をつけてるんだ」


玲也「そうなら、いいよ」


ゼン「やったー!」


 と喜んだ。


ゼン「そういえばなんで頭を撫でたの?」


玲也「嫌だったか?」


ゼン「違うけど、急に撫でられて驚いただけ」


玲也「ならよかった、三歳年下の妹がいるからその癖だよ」


ゼン「そうなんだ」


 ゼンは納得した


???&???「ゼンー」


 黒髪のロングヘア女性と青髪の男性が来た


 ゼンの両親がゼンを探していた


ゼン「母さん、父さん」


???「ゼン、勝手にいなくなっちゃダメでしょ!」


ゼン「ごめんなさい」


ゼンは母親に怒られてしゅんとした



???「ゼンそうだぞ、心配したからな」


ゼン「はーい」


 適当に返事をした。


???「あら、あなたが玲也君」


玲也「はい」


ユリア「私はユリア、よろしくね」


アレン「俺はアレンだ、よろしくな」


玲也「よろしく、です」


ユリア「もう夜遅いからゼンはもう寝る時間だから帰るわよ」


ゼン「やだ!」


 ゼンは寝ることを拒否した


アレン「ユリア、今日ぐらいゼンにも夜更かしぐらい良いんじゃないか」


ユリア「あなた、それじゃゼンの教育に悪いわよ」


アレン「一日ぐらい大丈夫だろ」


 アレンはそう言いながらゼンの方を一瞬見た


ユリア「アレンさんの黒歴史を暴露してもいいならいいですよ」


 ゼンを寝かせるためにユリアはアレンを脅した


アレン「それは止めてくれ」


アレン「ゼン、家に戻って寝るぞ」


 アレンはユリアの脅しに屈した


ゼン「えー」


 ゼンは、ユリアとアレンと共に家に帰った


ゼン「玲也兄また明日」


 ゼンは玲也に手を振った

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https://x.com/hyougetuzen

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