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パーティー結成

 呼び出しを受けて俺達3人は騎士団長の幕舎へ入った。

 そこには、騎士団長が一人執務机に座っていた。


「お前達の報酬の話だ。言っておくが報酬額の変更は認めない。分かったらこれに署名をしろ」

 そう言って出された書類には驚くべき数字が書かれてあった。


 キース   ランクE冒険者  報酬額 銀貨9枚 銅貨6枚

 リファーヌ ランクE冒険者  報酬額 銀貨9枚 銅貨6枚

 アリア   ランクC冒険者  報酬額 金貨7枚 銀貨2枚


「これは移動費ですか?ギルドから移動費だけで一人銀貨6枚と聞いています」

「言ったろ。これは報酬だ」

「あまりにも少なすぎます!1か月以上拘束されてこれでは1日銅貨3枚位しか貰えてません。ギルドから1日銀貨1枚って聞いてます」

 リファが叫んだ。

「私もです。2か月半ここにいてこの額は少な過ぎです!私なんて殆ど毎日魔力切れ寸前まで最前線で戦わされてたんですよ」

 アリアも必死に抗議を始めた。


「ふん、お前達が幾ら抗議してもこの報酬額は変わらない。お前達の功績は全て騎士団の功績となる。なぜなら騎士団がお前達を雇ったのだ。騎士団では個人の武功よりも団の結束と結果が問われるのだ。それにお前達の報酬はギルドとの契約を遵守したものだ」


「ギルドからは騎士団の依頼は特別価格だと聞いています」

 聞いていた話と全然違うじゃないか!


「そんな話は知らん。ギルドが勝手に言っているだけだろう。Eランクは日当たり銅貨3枚、Cランクは銀貨1枚。それがここでの基準だ。これ以上文句を言うのであれば報酬は没収、私への不敬を理由に拘束してもいいのだぞ」

「横暴が過ぎませんか?」

「横暴ではない。お前達は魔術師団に肩入れしすぎだ。騎士団はここでどれだけの犠牲を出したと思っている。その上、功績を全て魔術師団に持っていかれては困るのだよ。故にお前達の雇い主としてお前達の武功は我ら騎士団のものとする」


 何と身勝手な言い分だろうか。

 聞いていて腹が立ってきた。


「負傷した騎士や兵士の治療までしているんです。リファは手持ちの薬草を使って薬まで作って治療にあたったんですよ。俺だって丸3日間ヒールを掛け続けたんです。あんないっぱいいた負傷兵が全員いなくなったじゃないですか!それもただ働きという事になるんですか?」

「それは治療班の判断だ。あれは騎士団ではあるが私の部下ではない。故に私の関知するところではない。文句があるなら治療班に言え。とは言っても、既に全員山を下りたがな」


 俺達をいつまでもここに残しておいたのは、魔術師団も治療班も居なくなるまで待つためだったのか。

 助けを呼ばれない様に、味方する者が現れない様にと。そうとしか思えない。

 何て卑劣な奴だ!


「騎士団はもっと崇高な組織だと思っていたけど違うんですね。これじゃやり方が違うだけで盗賊と変わらない。もう二度と騎士団の要請に応じることはありません。金輪際、俺達を呼びつけないでください」

「好きにすればいい。だがな、平民の分際で騎士団の呼び出しに応じなければその時点で処罰の対象となる。あぁ、それと王国騎士団の悪口を言えばそれも不敬罪だ。先ほどの盗賊呼ばわりは完全にアウトだ。ま、今回は見逃してやるがな。納得したならさっさとこの地を去るがいい」


 俺達は不満に頭を爆発させながら騎士団長の幕舎を出た。

 一度、野営地に戻って荷物をまとめる。

 そしてすぐに出発した。

 こんなところから1秒でも早く遠ざかりたい気分だった。


「なによ!あいつ。騎士団が功績立てなかったのもビビッて腰が引けてたからじゃない!報酬を出す気が無いなら最初から呼ぶなって話じゃない!キース!私悔しい!」

 リファはプンプン怒っている。

 俺だって腹が立って仕方がない。


「私なんて2ヵ月半も拘束されてたんだよ。ふざけんなー!これなら一人で魔物の討伐依頼こなしていた方がよっぽど儲かったわよ。まぁ、でもここに来たからあなた達に出会えたんだけど」

「確かに。アリアと師団長に会えたのは大きかった」

「でもそれはそれよ!金山が閉鎖状態で困っているって言ってたのに、解決してもこれっぽっちしか報酬くれないなんてこの国も大したことないのね!ジルべリアのイメージが私の中で大暴落だわ!」

 

 山道を大きな声で文句を言いながら降りて行く。

 リーフボードで飛んでしまいたいけど、アリアがいるから無理だ。

 のんびり歩いてロゼムのギルドを目指す。

 山道を3日、山裾沿いに3日の道のりだ。

 焦れったいけど致し方ない。


「ところで、キースとリファーヌ。私にリーフボードを教えてくれるって話なんだけどさ」

 アリアが話を変えてきた。

「もしよければ、あなた達のパーティーに私を加えてくれないかしら。今までパーティー組みたいと思う程の人に出会わなかったけど、あなた達は別。初めて一緒に行動したいと思ったの。だめかしら?」

 俺とリファは顔を見合わせた。

「私はいいけど、キースは?キースが決めて」

 大事なことを決める時、リファはいつも俺に決めろという。


「うーん。アリアが加わってくれるなら願ってもないことだよ。これまで子供扱いされたり安く使われたりしてるし。アリアみたいなベテランがいてくれると俺も安心だよ。でも、いくつか条件がある。それ次第かな」

「条件ってなに?」

「まず、リーフボードを乗りこなせること。俺達の移動は全部リーフボードなんだ。だから乗れないとかちょっとしか飛べないってなると困る」

「うん。そりゃそうよね。他には?」

「俺達は俺の家族を探しているんだ。今のところ冒険者ギルドの依頼はその路銀を稼ぐ手段でしかない。家族が見つかるかも分からないし、見つかったとしてその後冒険者を続けるかどうなるかも分からない。今決まっていることはロレンスク領を目指すって事だけ。そんな感じだから、アリアに俺の家族を探す旅に付き合わせるだけになってしまうかもしれないんだ」


「そっか。でもひとまずリーフボードの乗り方を教えてよ。それからキースの家族を探すのは問題ないわよ。見つかってからのことはその時考える。それまでは一緒に行動させて。私がCランクだから、Bランク迄の仕事を受けられるよ。それはあなた達にもメリットだと思う」

「アリアが加わると、どこかのギルドでパーティー名を登録しないといけないのか」

「別にこの3人でパーティー組みますって申請するだけでもいい筈よ。でも、パーティー名を決めた方が楽かも。でないと、キースのパーティーって呼ばれるわ。それでも良ければいいけど」


「ね、キース。この際だからパーティー名考えようよ」

 リファは乗り気だった。

 俺も実はしばらく前から考えていた。全然いい案が浮かばなかったけど。


「私は風にちなんだ名前が良いかな。だって、風魔法でリーフボードって飛ぶでしょ?私は風使いって呼ばれてるし」

 アリアは風にちなむ名前がいいらしい。

「賛成!」リファもそれでいいらしい。


「うーん、なにかいい案ってある?」

『うーん・・』

 それからはパーティー名を考えながら移動を続けた。


 キーワードは風と旅だ。そこまではすぐに決まった。

 その後、旅団を付けることに決まった。要するに〇〇旅団だ。

 これは俺の希望。


 その〇〇を悩みまくった。

「竜巻、旋風、疾風、突風・・」

「春風、そよ風、南風・・」

「風の聖霊の名前はシルフ・・シルフィーズなんてどう?」


 という事で、最終的に“風の旅団”とものすごくシンプルな名前に決まった。

 ピンと来て皆が一致して納得したのがこれしかなかった。


 3日掛けて山道を下ったところで、騎士団本部に到着した。

 でもこんな所に用はない。素通りをしようとしたら、呼び止められた。

「そこの3人、待つのであーる」


 久々のチョビ髭司令官だった。確か名前はマッキャン司令だ。

「時間は取らせん。少し話をしたいのであーる」

 マッキャン司令に来いと言われれば拒否もできない。

 司令の執務室へと案内された。

 大きなソファアに促されて座ると、すぐにお茶や菓子まで出てきた。

 なんだか騎士団長と随分対応が違って気味が悪い。


 アリアはすぐにお菓子に手を伸ばしてモグモグしながらお茶を啜り出した。

 チョビ髭が前王の弟と知っているよな?

 確かリュカが説明していた時にアリアもいたはずだ。

 なのに、なんて度胸だ。エルフだからか?ミトの血筋だからなのか?

 俺はびっくりしてアリアを見た。

「なによ?私に礼儀を求められても無理だから。食べていいから出されたものでしょ?それならいいじゃない」

 マッキャン司令が対面に座っているのに平気な顔でそんな無礼なことを言う。


「よいよい。礼儀や作法など気にせずとも良いのであーる」

 チョビ髭はニコニコしながらそんな事を言うから、イメージが何か崩れそうだ。

 この人は実力がない代わりに見栄えと言葉遣いで偉さを必死にアピールしていた。

 このタイプは少しの無礼にも目くじらを立てて怒り出すんだけどな。

 実際俺も「冒険者ふぜいが口答えするな」とかって怒鳴られたし。

 今は口ぶりはともかく表情も雰囲気も別人のように柔らかい人になってしまっている。

 この人に一体何があったのだろう?


「まず、お前達が大層活躍をして金山に巣くうアンデッドを討滅したとフェルダールより聞いておる。ご苦労であった。そして王国を代表して礼を言う。我はこれでも元王族。この国の平和と安定を心から願って居る。金山閉鎖より半年を過ぎ、その間金の産出が止まってしまった。これは王国にとっての一大事。このまま長引けばいずれ国が傾く、或いは潰れるという程の大事であった。それをお前達が何とかしてくれた。我はお前達に心から感謝しているのだ」

 遂に口ぶりまで変わってしまった。“のであーる”って言わなくなってしまったよ。


 そんなことを考えながら話に耳を傾ける。

「我はな、王国軍名誉司令官だ。だがこれは肩書だけの名誉職だ。力もないお飾りに過ぎない。しかし、この王国の危機に居ても立っても居られずこの地にやって来た。が、我にできることなどなかった。何かをしようと腰をあげれば失敗ばかり。周りの者は我に陰口をたたき笑っていることを知っている。それで今回ばかりはひどく落ち込んだのだ。しかしな、身分なき子供のお前達でも王国の為に頑張っているではないか。そして危機を救って見せた。お前達のような子供がいることに王国の明るい未来を感じた。それが嬉しくてな、つい少し話をしたくなったのだ」

 ニコニコと笑みを浮かべて語るチョビ髭はもう普通の優しそうなおじさんにしか見えない。

 こっちが本当の彼の姿ではないだろうか。


「あの、そこまで私達を評価してくれているのであれば、どうしてこんなにもひどい仕打ちをするのですか?」

 アリアが不満を隠さずにマッキャン司令を睨んだ。

 おいおい。それはさすがにまずくないか?睨んじゃだめだよ!

「アリア、失礼だよ。感情を抑えて」

 思わず突っ込んだ。

「よいよい。お前達ならば我に遠慮も礼儀もいらぬ。何しろ王国を救った者達だ。だが、仕打ちとは何のことか。我にできることなど何もないが話くらいは聞こう」


 アリアが、憤懣(ふんまん)を隠さず騎士団長への怒りを語って聞かせた。

「ほう。それはひどい。怒るのも無理はない。しかし、我にしてやれることはなさそうだ。あのブフカルク団長は苦手なのだ。実力も威厳も我は足元にも及ばぬ。前王の弟、ロザリオ公爵家当主と言えば聞こえはいいが、実際は王族の末弟など何も偉くなどない。名ばかりの地位を持つ小領地の当主にすぎんのだ。実に情けないが、そんなわけで我はブフカルクに何も言えないのだ。済まぬな」


「なによ!期待したのに!」

 アリアが頬を膨らめてそっぽを向いてしまった。

 本当に失礼な人だ。マジで不敬罪で捕まるぞ?


「まぁ、とは言っても王都本部への報告くらいはしてやれる。それで何か変わるとも思えんが何もしないよりは良かろう。おぉ。そうだ、我からお前達にこれを贈るとしよう。この度の功績に対する我個人からの褒美だ」


 そう言って取り出したのは一本のナイフだった。

「お前達は特別な力を持っている。故にお前達を囲い込もうとする貴族が出てくるかもしれん。その時はこれを見せてやるがいい。このナイフには我がロザリオ家の家紋が入っておる。家紋入りのナイフの意味するところは、“この者に害を為すのであればロザリオ家が相手をする”という意味だ。強い庇護の意図が含まれる。ただの庇護であれば紋証と呼ばれる紙に一筆、繋がりを強調するならば鎖付きの宝飾具を渡す。ナイフは敵対者を脅す為のものだ。これがあれば多少役に立つこともあろう」


「こんなものよりも、二度と騎士団から私達に依頼を出さないように根回しをお願いします」

 アリアの無礼が暴走しっぱなしだ。ものすごくヒヤヒヤする。

「アリア!失礼が過ぎるよ!」


「ははは。我は本当に威厳がないのだな。良い良い。慣れておる。その一言も本部へ報告をしておこう。幾ら着飾っても、偉そうな言葉で話しても威厳とは身につかぬものらしい。むしろ余計に陰口が増えた。もうバカな話し方は止めよう」

「え?あの“であーる”って話し方は威厳を出すためにわざとしていたんですか?」

 リファまでが失礼な質問を投げてしまった。


「ははは。実はそうなのであーる。どうすれば威厳が持てるかと考えた末の苦肉の策だ。だが、非常に不評でな、止めることにした」

「あはははは。確かにすっごく耳について夢にまで出そうでした。でも、普通に話している今は好感が持てますよ。こっちの方が全然いいです」

「やはりな。うむ、お前達に出会えたことは我にとっては幸いであった。我自身わが身を顧みる機会を得た気がする。命も救われたし改めて礼を言う」


 アリアの失礼な発言に肝が冷えたけど、無事マッキャン司令との面会を終えることができた。

 意外にも気さくで優しくて好感の持てる人物だった。

 チョビ髭指令ってバカにしてたことが何か申し訳なく思えてきた。



 そして歩くこと更に3日。やっとロゼムのギルドに着いた。


 カウンターにリコルがいたからそこに並んだ。

 アンデッド討伐の依頼が大量に入ったらしく、ずれた時間だというのに結構な数の冒険者がいる。


 俺達の番になってリコルが笑顔で対応をしてくれた。

「アリアさん、キース君、リファーヌさん、長い間お疲れさまでした」

「色々と問題があったから報告をしたいんですけど」

 俺が代表で話し出したところでアリアが割って入った。

「報酬が聞いていた話と全然違うんです。どうなってるんですか!」

「えっと、混み入った話になりそうですね。報告も聞きたいですし奥で話しましょうか」


 リコルはカウンターを他の職員に任せて奥の小部屋へ案内してくれた。

 そこで俺達は、騎士団長の話と実際の報酬額を見せた。

 それから現地での討伐や治療の経緯を話した。


「移動費もなし、報酬は最低額の日数分。貢献度に応じた褒章もなし。獲得素材の分配もない上に薬草、ポーションの持ち出し費用は自腹ですか・・これはひどいですね」

「サムズとか他の冒険者はどうだったんですか?」

「報酬額が思ったよりも少ないと文句を言っていました。でもしぶしぶ納得しておられましたよ。あなた達は子供だから足元を見られたのでしょうか」

「私は25歳で子供じゃありません!」

 アリアがすかさず文句を言う。

 けど見た目16歳だからな。アリアは。


 それからサブマスターも加わって話し合いが続いた。

「今回のことは王国騎士団の契約違反という事でクレームを入れておく。だが、全権はブフカルク騎士団長にある。彼が承認をしなければ正当な報酬も褒章も得られないだろうな」

 サブマスは諦めるしかないという感じだ。


『そんな!』

「仕方ないわ。ギルドを通しての依頼だから申し訳ないのだけど、こればかりは騎士団の意向だもの」

 リコルまで諦めモードになってしまった。

 はぁ。ギルドが頼りにならない。


「もういいわ。ギルドも司令官も当てにならないってよく分かったわ」

 アリアが不貞腐れてしまった。

「ごめんなさいね」

 リコルは申し訳なさそうに詫びる。


「ねぇ、ちょっと気になる事があるんだけどいい?今回のことと関係ない話なんだけど」

 リファがサブマスを見た。

「私達、ハーベルのギルドで大王亀を討伐したんです。報酬に金貨1枚づつ貰ったんだけど、その素材ってどうなるの?ほら、さっき獲得素材の分配とかって話が出たから」

 おぉ、リファはそんな細かい話題も聞き逃さず注意していた。

 俺は全く気付けなかった。


「大王亀討伐だって!?」

 サブマスが目を丸くして驚いている。

「それは君たちがやったことなのか?すごく話題になっていたんだ。討伐した冒険者は現場をすぐに立ち去ったから素材を放棄したのではないかと。確か、バース伯爵が所有権を主張していた筈だが」

「あなた達が名乗り出れば、素材はあなた達のものよ。大王亀の甲羅はいい金額になる筈。噂では30メトルもあったとか。本当なの?だとしたら大金があなた達の下に入るわね」

「俺達は所有権とか聞かされてなかったから気にしなかっただけです。ずいぶん遠い山の奥で解体もできない大きさだったし」

「でも、そういった話はギルドからされたでしょ?」

『ううん』


「それは変ね。ちょっと調べてあげる。二人は大王亀の素材の権利を主張するってことでいいわね。それならこっちで動くから、目処なりお金が入ったら支部を通して連絡をするわ」


 リファが気づかなければ大王亀の素材を取りこぼすところだった。

 危ない危ない。


 僅かばかりの依頼報酬をリコルから受け取った後、俺達はパーティー名を告げた。

「風の旅団です」

「リーダーはキースよ!」

「パーティー用の口座も作って」


 必要な手続きを終えて、俺達はロゼムの街へと繰り出した。

 これから嫌なことは忘れて美味しいものを食べるのだ。

 そして、風の旅団の結成を祝う。


『乾ぱ~い!』

 大通りの香ばしい匂いに釣られて入った大衆食堂で木杯を付き合わせた。

 俺とリファは果実水。アリアはエールだ。

 アリアはエールを氷魔法で冷たく冷やしている。俺も真似したら、リファにもせがまれた。

 

 グビグビグビグビ。さすがミトの娘だ。

 見事な飲みっぷりでアリアは木杯を空けた。

「ぷは~うまい!さいこー!おかわりー!」

 店内にアリアの声が響き渡った。


 それから、今後の行動やお金の管理方法、ちょっとしたルールを決めたりして楽しい結成会はお開きとなった。


 その日、久しぶりに街の宿屋に泊まった。

 そして明日からまた俺達は旅に出る。


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