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私の話  作者: 羚羊
5/10

おじさん

いつも思っていることがある。

誰しもが一度は考えたことがあるのではないだろうか。



なんでおじさんって自分の自慢ばっかりするん?



いや、「おじさん」という大きな主語を使ってしまうのは申し訳ないな。一部のおじさんだけかもしれないが、あまりにも多い。自慢話おじさん。


私は出張が多い職業で、尚且つ車移動なのでおじさんと語り合う時間が長い。会社のおじさん達は皆いい人だ。基本的には楽しくおしゃべりして終わる。けれど、リーダーだけは違う。リーダーは40代後半でうちの支社を支えている優秀な人だ。だが話が長い。あと盛り上がってくると声がデカくなる。

声が大きい人が無条件に苦手な私にとっては、少し苦痛だ。


リーダーもいい人だ。いい人だが話は長い。リーダーとはまだ出会って1年も経っていないが、彼の伝記を書ける自信がある。特に女性遍歴については100ページくらい書ける。


大学時代いかにリア充で、女を口説きまくっていたか。可愛い子と付き合っていたか。彼女が途切れず、彼女未満も沢山いて、現在の奥さんは略奪愛だったんですね。


でもとても興味がございません。正直おじさんのセックス事情を聴かされても困ります。会話のキャッチボールじゃなくて会話の壁あてになっていますリーダー。気付いて下さい。私この1時間

「そうなんですか。」

「まじですか。」

「すごいですね。」

しか言っていない事。話している時間が9対1になっています。正直リーダーが可愛い子と付き合ってたと言っていますが、ホントに可愛い子だったのか疑っています。


上司からセックスとか青姦とかの話聞いてもちょっとイラっとします。


おじさんは基本的にねっちょりして見えるから、ご自身で思っている半分くらいのさっぱりさがよろしいかと思います。


リーダーあなたの事は尊敬してます。けどちょっとメンドクサイです。ごめんなさい。

次の車内で流す曲は「うっせえわ」にしますね。流行を知るのも大切ですし。



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