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私の話  作者: 羚羊
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面倒くさがりな人間 ~来世はパンダになりたい~

私という人間は面倒くさい。


年齢は26歳。大学院を卒業後、色々あって卒業後はバイトをしていた。今春からそのバイト先に社員として採用されたばかり。


元々希望していた業界のそこそこ有名な会社で、このご時世にさらっと社員に上げて貰えるなんて、とても幸運だった。危うくアラサー手前でフリーターになるところだった。

1年間バイトをしていた会社なので特に新鮮味はないが、人生が次のステージに突入した気はする。

職場は実家から通える場所で、手取りも高くはないが安くもない。なんて幸運なことだろう。



だけど私は猛烈に面倒くさいのだ。そもそも、生きている事が面倒くさい。毎日朝起きた瞬間から面倒くさいと思っている。「なにが?」と聞かれると、特筆すべきことは特にないのだが、常に気だるいのだ。


だが大まかな理由を挙げるとすると、人生が長く複雑だからだと思う。

いつの間にか、人生100年時代などと言われはじめ、定年は65歳が一般的になりつつある。

100年…?織田信長が生きていた時代は人生50年だぞ。織田信長が本能寺で自害したのが1582年。信長47歳。

たった439年で倍。このままでは私がお婆さんになるころには人生110年くらいになっているかもしれない。


そんな長い人生なにをすればいいのだ。非常に困る。


さらに人生には、こなすべき課題が多い。必ず必要でもないけれど、大多数が行っていると考えるとやはり人生設計に組み込む方が無難なんだろう。そう、結婚だ。

複雑極まりない行為にも関わらず、多くの人が易々とやってのける不可思議な行為だ。結婚するには、相手と出会って、尚且つその相手と共同生活を行わなければいけない。

難しい。私には世界一周するほうがよっぽどハードルが低い。


つらつらと書いたが、こんな感じで私は面倒くさがりな面倒くさい人間なのだ。


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