登場人物紹介その3 (挿絵あり)
第三章の主な登場人物紹介です。
ここまでお話を読まれていない方にとってはネタバレがあります。ご注意ください。
【綾那】
ある日突然、奈落の底へ強制転移させられた主人公。
現在、王都アイドクレースで騎士団の世話になっている。人手不足に喘ぐ騎士団の広報として勧誘されて、日本の動画配信サイトで培った経験を頼りに騎士団の宣伝動画を作った。
ついに四重奏のリーダー陽香と再会。しかし、綾那にとって「鬼門」の顔立ちである颯月に骨抜きにされた罪で、彼女から肩パンチの制裁を受けた。
【颯月】
奈落の底へ落ちて来た綾那を、タイプだからという理由で保護したアイドクレース騎士団の団長。実は悪魔憑きで、しかも元王太子と訳アリの人物。
眼帯の下を見ても離れて行かず、むしろますます熱を上げた綾那の事をいよいよ逃がせなくなったと思っている。
義母の正妃が苦手。彼女のように華奢で痩せていて気の強い女性に近付かれると、倒れて寝込むぐらい苦手。
【陽香】
四重奏の頼りになるリーダー。童顔、低身長、いくら食べても全く太れない体質がコンプレックス。ダボついたメンズライクの服で華奢な体を誤魔化している。
中学時代ヤンキーであったため、粗野な喋り方をする。元居た日本で魔獣狩りをする際の手段だった射撃の腕はピカイチだが、いかんせんリベリアスに銃火器が存在せず、弾薬の補填も自由にできないため、緊急時以外は使用しない。
颯月の義母正妃と容姿から気の強さまで似ているので、彼のトラウマを刺激する存在。
【右京】
奈落の底に落ちて来た陽香を保護した、アデュレリアの騎士。見た目は十歳で、女の子と間違われるほどの美少年。身長138センチ、体重31キロ。
髪の毛は灰色で、癖のない前下がりボブ。瞳は火魔法が得意な事を表す黄色。
悪魔憑きのため、無限マナ吸収対策として「時間逆行」の魔法を使い、常に魔力を発散、循環させている。実年齢は颯月よりも年上らしい。己と違って半分しか呪われていない颯月に対し、あまり好意的ではない。
愛らしい見た目にそぐわぬ毒舌家。陽香の事をずっと十四歳ぐらいの少女だと思っていた。
【ルシフェリア】
奈落の底にリベリアスをつくった創造神。見た目はただのよく喋る光の球。
人の常識や感情の機微には疎くマイペース。『我が子』であるリベリアスの生命体については寛容だが、『余所者』に対する慈悲はない。




