登場人物紹介その7(挿絵順次公開)
第七章の主な人物紹介です。
まだ本編を読まれていない方には、ネタバレがあります。注意してください。
【綾那】
アイドクレース騎士団の広報係。気付けば颯月とは、義父義母義弟公認の仲になっている。
相変わらず、考えるよりも先にまず行動してしまう悪癖が目立つ。持ち前のゆるふわ思考でなんとか乗り切りたい。
【颯月】
アイドクレース騎士団の騎士団長。ここ最近、家族そろって過去のプライベートが流出しまくりである。
綾那に父親との和解を勧められた事で激怒したが、それでもやっぱり綾那が好き。早く結婚したいし、色々と試したい。『解禁』が待ち遠しい。
【竜禅】
アイドクレース騎士団の副長。颯月のお世話係その位置。
何よりも大事な颯月と、彼が伴侶に望む綾那の幸せを願っている。
ついに綾那が国王に見つかってしまったため、気苦労が絶えない。
【陽香】
四重奏のリーダー。最近、正式にアイドクレース騎士団の広報として活動し始めた。
ファッションショー頑張るぞい! という時に綾那が面倒事に巻き込まれて、頭を抱えている。
【右京】
元アデュレリア騎士団第四分隊、分隊長。現在はアイドクレース騎士団の新人として、子供の姿で訓練に明け暮れている。
実力は確かだが子供のふりをしているため、なかなか人前で本領を発揮できない。よく陽香の肘置きにされている。
【アリス】
四重奏のメンバーの一人で、『アイドル』担当。
綾那が次々と連れて来るダメ男達を、ギフト「偶像」で取り上げる役目を担っていたが、ついにその役目から解放された。
陽香のスタイリストとしてファッションショーに携わる。
【明臣】
ルベライト騎士団所属。見た目はマッチョなキラキラ王子。
かれこれ三か月以上迷子なので、いい加減ルベライト領に戻らなければならないのだが――神がかり的な方向音痴のせいで下手に身動きが取れず、道案内を頼めるような者と出会えるまで、様子見の状態が続いている。
悪魔憑きらしい『異形』が見当たらない。
【ルシフェリア】
奈落の底につくられた、リベリアスの創造神。見た目はただのよく喋る光の球。自称美と慈愛の天使。最近、綾那と颯月を部下にしたいと思い始めたようだ。
【ヴェゼル】
奈落の底に住まう悪魔の一柱。
最近は人間の子供達と遊ぶ事に夢中で、一切の悪さをしていない状態。人間の脅威として活動する事こそが、悪魔である彼の存在意義のはずなのだが――。
【羽月】
現国王の正妃で、維月の実母。颯月にとっては義母にあたる。ファッションショーのメインキャスト。
【颯瑛】
とある縁があって、綾那と出会った謎の男。正体は颯月の実父である、現アイドクレース国王。
維月と同じく少々癖の強い黒髪に、義兄弟と似た紫色の瞳。身長205センチ体重95キロ。三十六歳。
颯月が生まれたのは十三歳の頃。当時二十歳未満なのに既婚で子供まで居る理由は、王族は血を繋ぐのが最大の責務であり、婚姻の年齢制限が適用されないから。
表情と感情表現に乏しく、口下手で誤解されやすい。結構残念な王様。




