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勇者の世界救済物語 100話完結物語No.1  作者: 荒木
エピローグ
96/100

第96話旧勇者&新勇者VS邪神デモルゴン1⃣

再邪神戦です。

巻き戻っていった世界は数秒後、いきなり止まった。


僕が周りを見渡すと、そこは何度も夢に出てきた光景だった。

それは邪神が覚醒し、まだ仲間達が死亡していないとき・・・・・・僕は夢で何度もその光景を見た。


昔の僕が覚醒したデモルゴンと向き合い、その後ろに仲間達が並んでいる、僕の視点は並んでいる仲間達の後ろに位置していた。


・・・・・・これも夢なのだろうか・・・・・・・・・


仲間達に徐々に迫ってくる邪神の魔の手、しかし僕にはその一挙一動が完璧に見える。


ゆっくりと迫る邪神の手、僕は鍛え上げた脚力で仲間達に向かっていく。


ガチーン


僕の剣と邪神の手が交差する・・・そして甲高い音が鳴った瞬間、僕は確信した・・・・・・これが現実だということに・・・


『ナッナニヲシタ・・・ナゼユウシャガフタリイル・・・シカモイマアラワレタホウ。イママデドコニイタンダ?』


僕は一気に昔の僕に向かって走っていく、数百メートルを数秒間で走ったのだったが、それでも昔の僕は気づいたようだった。


僕は昔の僕に早口で話しかける。

「今から簡潔に言う、僕はデモルゴンを倒した後の僕だ。僕は過去から戻って来たんだ。」


胡乱な目で見られられたが、それでも話し続ける。


「世界樹で見つけ、手に入れた時計があっただろう?・・・デモルゴンを倒した一年後、僕は時計の魔術によってここに呼ばれた。」


一応は納得してくれたようで、昔の僕は頷いてくれた。


「協力して、デモルゴンを倒すぞ!」

「あぁ」


僕たちは協力してデモルゴンを倒すことにした。


一年の修行していない昔の僕と、今の修行をした僕の戦力比は1.5倍程だ、それは戦闘時に大きな差となって現れる。


しかし総合力で1.5倍なので、全部が1.5倍ではない、足りない部分があるのは否めないのだ。


僕らはデモルゴンに向かっていく、僕は少しだけ進むのが遅い昔の僕に僕は合わせ、並行して進んでいく。

僕らは同時に合わせて剣戟スキルを放っていく。


それはさながら舞踏会で華麗に踊っている2人の様だった、瞬間的に再構築されたグザファンの肉体が、削られていく。


僕たちは簡単にデモルゴンを打ちのめしていく、考えてみればそれはそうだろう。

昔の僕だって倒そうと思えば倒せるのだ、それが僕が来たことによって、簡単に言えば2.5倍の強さになった僕らは、互いに考えていることが簡単に理解できるので、僕らは連携が簡単に、そして誰よりも上手に取れる。


デモルゴンの肉体はすぐにグチャグチャになる、しかし何度グチャグチャになっても、すぐに再生してしまう。僕ならば勇者の一撃が放てるが、勇者の一撃だけではデモルゴンに意味をなさない。

僕らは頭を抱えてしまった。


僕は昔の僕に耳打ちをする。

「君が囮になってくれ、その間に僕が勇者の神撃の詠唱をする・・・・・・理解はできないだろうが納得してくれ・・・」


既にある程度の信用を昔の僕から得ていたので、昔の僕は直ぐに納得してくれた。


昔の僕が囮として飛び回っている中、僕は最強の必殺技、勇者の神撃の詠唱を始めた。

あと四話で皆さんと一時的にお別れです。

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