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勇者の世界救済物語 100話完結物語No.1  作者: 荒木
エピローグ
94/100

第94話勇者達VS邪神デモルゴン4

デモルゴン・・・コロス。

仲間を殺されたという事実が、僕の頭の中を、水が侵食している乾いたタオルのように、染み込んでいく。


頭は真っ白になり、怒りに燃えている。


掛けられた制限を軽々と超越し、バカみたいにステータスが跳ね上がっていく。直ぐにこうしてれば良かったのだ・・・・・・そうすれば仲間達を・・・とは考える物の、過ぎたことを言っても仕方がない。


『ナンダ?キサマノソノステータス・・・フザケルナ!ワタシガドレホドガンバッタトオモッテイルッ。ソレヲイッシュンデウワマワルナンテ、フザケテイルッッ』


頭が血色に染まっていく、仲間達の倒れている姿が脳裏に浮かんでくる。それによって僕の頭はさらに怒りに染まっていく・・・無限ループだ。


「お前は僕から奪ってはいけないものを奪った・・・・・・僕が満足するまで壊してから、絶対に戮す。」


先ほどまで圧倒的だったデモルゴンを魔術で軽くあしらっていく。剣戟に持ち込んでも良かったのだが、自分の鍛えた剣技を自分で汚すのが嫌だったのだ。


僕のステータスが上がると共に、魔術の威力や操作技術などが格段に上がっている。それによってデモルゴンは風や爆発などの勝手に位置が移動される魔術で翻弄される。


上右左右右左下


左上上右右上左


左右左下下下ー


『グッ・・・グァァァァァー・・・ふっふざけるな、なぜ勇者である貴様が、我々神の力を持っているんだ!?』


「そんな事どうでもいい、今大事なのは僕が神の力を持っていることではなく、お前がこれから殺されるという事実だけだ。」


僕は“死ね”という事実を突きつける。


『私は最凶の邪神だぞ、私が殺されるわけがない。』


「・・・勝手に言ってればいい、だが僕の仲間を殺しておいて、虫がいい言葉なんて言ってんじゃねーぞ!」


僕は声を低くしながらそう言った。


僕は攻撃系の魔術を大量に放っていく、制限を超越したことによって、僕の魔術は星すらも破壊する威力となっていた。


デモルゴンはそんな魔術を大量に喰らったのだ、無事でいるわけがない。もちろん大怪我を負い、部位欠損すらしていた。

そんなデモルゴンを見て、僕は少し胸がすくんだものの、そんな傲慢な自分に自分で怒りを抱いていた。

それこそ傲慢な証だが・・・


『グヌァァァー』


未だ抗い続けるデモルゴンに終止符を打つ。


「『全物質消滅魔術:オールマターエクステシオン』・・・万物を消滅させろっ」

ノリで言ってしまったが、結構恥ずかしい。

・・・しかしこの言葉を聞いた奴は全て消えるのだから問題ない。


『グギャァァァァァァァァーー』


やはり邪神というだけあって、消滅するまでに時間がかかる・・・・・・しかし、数秒後には邪神も完全に消滅していた。


デモルゴンが消滅した瞬間から、僕の頭は直ぐに冷えていく。それは3000℃の高熱がー500℃ほどに下がったようだった。


僕は胸に鋭い痛みを抱えながらも、仲間たちの骸を回収する・・・・・・

暗い感じで・・・次回邪神が倒された世界。

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