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勇者の世界救済物語 100話完結物語No.1  作者: 荒木
魔王城と魔王
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第89話邪神へ

魔王の最終形態をブラックホールに吸い込んだ後、邪神の声が聞こえてくる前に、急いで準備をすることにした。

魔王の玉座は魔王の血で池ができるほどだったので、空中に浮かびながら回復をしていく、貴重な回復薬をドバドバと流し込んで胃に納める。


どんどんと回復していくのは良いのだが、魔王の玉座に回復薬が入っていた大量の瓶を落としていくのは如何なものなのだろうか?


僕たちは、邪神デモルゴンが存在していることを知っているから、すぐに回復しようという気になったが、本来であれば、セージのように魔王を倒したことで歓声を上げ、喜びを露にするだろう。

そこで回復を怠り魔王には勝利したものの、邪神デモルゴンに敗北してしまうという例も、多く存在するだろう。


その危険を回避する為ならば、どんな高価な薬だって、僕は躊躇わず使用するだろう。


そして僕はここまでのいろいろな記憶を憶思い出していた・・・・・・


両親が殺されたこと・・・5年間修行した事・・・ドゥルスの偽物を倒したこと・・・帝国に行ったこと・・・聖剣を盗んだこと・・・クライシスに行ったこと・・・海底神殿に行ったこと・・・初めて酔っぱらったこと・・・獣王国に行ったこと・・・戦争に参加した事・・・世界樹に行ったこと・・・エルフの都市に行ったこと・・・過去の映像を見たこと・・・グザファンに行ったこと・・・レンと戦ったこと・・・魔界に来たこと・・・魔王城に来たこと・・・黒騎士に会ったこと・・・それら全てが走馬灯のように蘇ってくる。


両親に心の中で仇討ちを完遂したことを告げ、これから危険な戦闘をすることを両親に懺悔の気持ちと共に祈念した。


しかしその中で現れない邪神の声に、僕は冷や汗を垂れ流していた。


そして僕は仲間たちと共に話し合った野営の時を振り返っていた。


焚火がパチパチと音を立てている、周りに暗い地面が広がる中、焚火によって明るくなった周辺には、僕たちの影が揺らめいていて、聞き心地のいい音を野原に響かせていた。


火花が周りに飛び散り、独特の灰のような匂いを広がせる。


野原に広がる音には僕たちの声が混じっている、魔物や魔族にバレないように小声で話しているのだが、逆にそれが異質感を増しているのに気づいていない。


僕たちは語り合っている、聖剣を盗んだことから、水龍の素材を持っていることに、レイピアの使い方など、僕の話から始まりシャーリーの話、リーンの話にナタリーの話と続いた。


各々話したいことを話したため、話し合いは紛糾し、そして内容は皆が酔っぱらっていたためか、機密情報の嵐だった。


僕は僕と仲間たちが話し終わり、酔った感覚は消え皆も眠そうな目を擦り出してきた。さらに僕の体内時計が伝えるのは深夜3時ごろだった。


僕は前々から話したいと思っていた邪神について、皆をハッカで強制的に起こした後話した。特にナタリーには慎重に話した。


僕が話初めて数十分後、邪神が存在することや、邪神を倒す意味や、邪神の弱点などを、僕が表現した中で一番の表現力を発揮したため、すぐとはいかなかったが、数分後にはしっかりと理解してくれた。


しかし中々納得はしてくれなかったようだが、「嘘をついていると思うなら、魔王を倒した後に確認してくれ」と言ったので、一応は納得してくれた。


・・・つまり魔王を倒した今、邪神の声が現れてくれないと僕の信用はダダ下がりになってしまうのだ。


そんな中で、僕たちが回復を行いながら、僕は服に冷や汗を染み込ませていた。そんな僕に福音が訪れたのは、魔王をブラックホールに吸い込んでから5分後。


『魔王を倒してくれてありがとうございます。私はグザファン、またの名を邪神デモルゴンといいます。よくぞ魔王アロイスを倒して頂けましたね、貴方達の戦闘によるエネルギー、感謝しますよ。』


そうやって聞こえてきた声を嬉しく思いながら、2度目の転移した光を感じながら、僕は何本もの邪神殺害剣をアイテムボックスから取り出した。

次回邪神の話に行きます。

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