第8話魔将軍ドゥルスVS勇者 後篇
リュークはドゥルスを倒せるのでしょうか
僕は、無我夢中で走った。
ヨハンと王都の距離は120キロだが、僕は、自分の肉体を鍛えることで、時速40キロで走り続けれるようになっていた。
当然肉体は疲労するが、回復魔法を連続で放つことで、それも解決していた。
3時間後、僕はヨハンの近郊まで来ていた。あと5キロほどで、ヨハンに着く距離だ。すると、爆発音などが聞こえてきたので、もう戦いは始まっているのだと思った。
都市の中は暗雲とした空気がたちこみ、人々の表情も暗いようだった。
シャーリーの家にすぐに向かう。
「シャーリーは居るか?」
その問いに帰ってきた少し小さめの声。
「シャーリーなら居ませんよ」
「エイクさん、なっどうして」
この人はシャーリーのお母さんだ。やはり魔物が怖いのか少し体が震えていた。
「シャーリーは都市の人を守る、と言って戦いに行ってしまいました。今なら追いつくかもしれません」
「教えてくれてありがとうございます・・・・・・くそっシャーリーの奴」
悪態をつきながら西門へ向かう。
西門はひどい状況だった。怪我人が多数、死傷者も少なからずいるようだ。
しかしどこにもシャーリーの姿はない。
「おいてめぇリュークじゃねーか?」
「ガイン、無事だったのか」
僕に声をかけてきたのは、五年ぶりに会うガインだった。
「シャーリーはどこだ。」
「シャーリーの嬢ちゃんは、まっすぐ特攻して行っちまいやがった・・・まぁシャーリの嬢ちゃんは俺に匹敵する程の力を持ってるから大丈夫だ。」
そうか、シャーリーもそんなに努力していたのか・・・
「報告です。北西の方に、魔将軍ドゥルスが表れたとのことです」
慌ててやってきた伝令係が衝撃の発言をしたため天幕は一時騒然と言ったような事態に陥った。
「なにっ・・・おいリューク早くいけ」
「元よりそうするつもりだ。ついでに回復しといてやるよ【エリアハイヒール】」
これであれば、重傷者もほぼ助けられるだろう。急がなければ・・・
やっと近づいてきた、魔物が倒されている血臭をかぎ取りながら森の中を急速に移動していく。
やっと見つけた魔将軍ドゥルス・・・っち近くにシャーリーもいる。
『死になさい、【ダークプラズマ】』
間に合えっっ
「ただいま・・・シャーリー・・・遅くなってごめんな」
ギリギリ間に合った。そのせいで、腕に少しダメージを負ったが気にするほどでもない。
『貴様、まさか勇者か・・・』
「どうだろうな」
はぐらかしてみたが、そんなのが利く相手ではない。
『貴様のその光のオーラ、勇者に違いないな・・・・・・【デビルモード】ふむ、これでいいだろう・・・魔王様見ていてください、勇者を血祭に挙げてみせます」
「絶対に殺す」
変身したドゥルスは、2.5倍ほどのステータスが上がったが、関係ない。
「【ホーリーセーバー】」
『グアァァ・・・なぜ、これほどの力を・・・まだ、子供なのに・・・』
ホーリーセーバーは純粋な聖のエネルギーだ、こいつの弱点である、聖属性一極の攻撃は、これが一番だった。
「五年前、人間の夫婦を殺したな?覚えてるか」
『覚えてるわけなんかないだろう、人間なんか何人も殺したんだ』
「だろうな、だが、僕はその夫婦の子供だ、復讐というわけだはないが、仇は討ちたいと思っている。」
『ひっ殺さないで・・・』
「ダメだ。【ソード・ライトシューティングスター】」
『ぐっっグギャアアア』
まだ気を抜くな、あいつは防御には自信があるようだった、死んでない可能性も「リュークやった『フハハハ、まだ、私は死んでいませんよ』
「放して、この外道」
くそっなんで、シャーリーが人質になることを考えなかったんだ。
「シャーリーを放せ」
『怒気を込めようが、無駄ですよ、私はこの娘を殺せれば十分ですから」
「リューク・・・助けてっ」
しょうがない、ジュリアスには止められていたが【■■■■】【■■■■】
有り余ったスピードで、ドゥルスを瞬殺する。
ザシュッッ
「ふぅ助けたぞ・・・お姫様」
シャーリーが落ちる寸前で、お姫様抱っこをする。
すると、シャーリーは泣き出してしまった。まぁまだ十二歳なのだ、しょうがないだろう。
しかしあのスキル、まさかまだドゥルスは生きている?
『やりますね勇者様、ですが、それは私の影武者です。ある程度強かったので重宝していましたが・・・まぁいいでしょう、私は魔王城の前で警備しているのでね、他の八魔将を倒してから、会いに来れるといいですね・・・フハハハハハ』
仇射ちはできなかったが、まだまだ僕の冒険は始まったばかりだ。
次回はいろんな人の視点からです。
聖剣はいつ手に入るか楽しみですね




