第71話魔界ゲルタニア
魔界ゲルタニアです。
僕たちが魔界の扉を開いた瞬間、魔界の扉の中にあった黒い渦に吸収されてしまった。
黒い渦に吸い込まれてからは瞬きをするほどの時間で、他の空間に投げ出されたため、僕たちは臨戦態勢を一瞬で整える。
しかし臨戦態勢を整えてから数秒後にも攻撃はなかったため、周りの風景を眺める・・・・・・そこには黒い闇と紫色の雲などが存在する魔界が広がっていた。
魔界は人間界と同じように巨大な空間だ。
しかし魔界は人間界のように広大ではなく、限界が存在している。
魔界の限界地には巨大な紫色の雲が覆っていて、その雲の向こう側には無限の空間が存在している、その中に僕がそこに踏み込もうとした瞬間に、言いようもない悪寒が僕を襲ったため、それに素直に従っておく。
僕の記憶からして、魔界の扉から魔王城までは約100キロほどのはずだ。
100キロというのは、魔界の限界から限界までの距離と同じで、それは魔界の端に魔界の扉があり、反対側の端には魔王城があるからだ。
魔王城に早く向かうのだったら、直線で進んでいった方が早いのだが、直線で行けば魔王城に着くまでに、必ず3つの都にぶち当たることになる。
魔将軍は都の魔族たちの上に立っているので、都に寄り魔族に会った時点で、ほぼ必ず魔将軍と戦わなければいけない。
僕としては大量の魔力や気力を失ってしまう魔将軍との戦いは、魔王や邪神と戦うときの大きな損失になってしまうため、できれば遠慮したいところだ。
しか都市近郊に当たらないように進んでいくのは至難の業だ、魔族には気配感知が得意な種族だっているだろうし、さらにそれに見つからず、尚且つ素早く魔王城まで辿り着くには、魔界一の危険地帯である、灼熱荒野を通らなければならない。
なぜ灼熱荒野が魔界一の危険地帯と言われているのかというと、その名前通りに荒野には熱が多分に含まれ、靴は焼かれてしまい、最悪の場合融けてしまうだろう。
荒野の真ん中には、魔界には存在しない小さめな太陽が浮かんでいて、その太陽から発せられられる熱に耐えきれず、海や川も蒸発し、川が蒸発した地形も未だ存在している。
荒野には魔族や魔物すらも存在しないため、とても早く進めるだろうが、危険なのはそれだけではない。灼熱荒野の地面の下の地殻付近にはマグマが大量に溜まっているため、マグマだまりからマグマが噴出してくる。
それは自然のトラップとなっているため、回避することができない。唯一熱探知のスキルが有効的だが、熱探知もマグマが近くになければ意味がないので、危険には変わりない。
そんな中を移動するのは危険すぎるのだが、魔将軍に出会うことを避けるのならば、絶対に灼熱荒野を通る必要がある。
危険な旅になるかと思ったのだが、浮遊魔術をシャーリーとリーン、そしてナタリーに教えることで、地熱やマグマのトラップなどの危険から逃げることができた。
魔将軍との戦いはあります。




