第57話グザファンへ
これで過去編は完全に終了します。
オレンジ色の視界に慣れてしまった僕は、突如として変化した視界に対応できずに目を押さえてしまった。
『どうだったかな、グザファン――いや邪神デモルゴンが魔王を倒す場合、最大の敵になるだろう。
君が魔王を倒さないというのならば話は別だが・・・・・・
調べたところによると、定期的に現れる魔王を倒さなければ、世界が魔物であふれかえるらしい。
研究室にある時計は、俺の研究の集大成だ。
望むときに、望んだ場所へ連れて行ってくれるだろう。
俺は邪神を倒す武器を造った。この保管庫にも大量に置かれているが・・・・・・できれば自分で見つけて欲しい。
秘密部屋には、その剣を完成させる装置がある。完成した剣を使い、邪神を倒してくれ・・・』
そう言ってホログラムは消えた。
と思ったら、また現れた。
『P.S. 保管庫にある武器防具などはご勝手に、魔術薬などのご利用は計画的に。』
そう言って、また消えた。
数分待っても現れることはなかったので、保管庫にあった全てをアイテムボックスに放り込み、次の部屋に行った。
次の部屋は観測室だ、観測室では小うるさいアラーム音が鳴り響いていた。
観測室は世界樹の現在状況から世界情勢まで、様々な事象に対する観測が行われていた。
大きなディスプレイから部屋中に赤い光が放たれていた。
ディスプレイの真ん中には大きな文字が古代文字で書いてあり、そこには魔将軍襲来と書かれていた。
目力を強くし集中して見ていく。
魔将軍は魔将軍の中でも相当に強いレベルであるAクラス(水龍レヴィアタンはBクラス)で、北の大地から回り道をしてグザファン法国に向かっているらしい。
急いでグザファン法国へ向かわなければという、使命感に駆られた僕は、直ぐに観測室を出て、秘密部屋に向かった。
3つの剣を嵌め込められる壁があり、邪殺、神害、剣、をそれぞれの場所に嵌め込む。
光が部屋を埋め尽くした後、壁から一本の剣が現れた。
鑑定すると、【邪神殺害剣】という名前が出てきた。
あくどい笑みを浮かべた僕は数十分後、世界樹の根の部分に戻ってきていた。
まだ明るくなっていなかったので、朝になるまでエルフの家にいようかと思ったが、いい笑顔をしたシャーリーに捕まり、説教を並べられた。
反論をしようと思ったが、シャーリーが涙目になっているのを見て、僕も言い訳するのをやめた。
朝、僕たちについてく行くと言ってきかなかったエルフを仲間にして、グザファンに向かう。
エルフの名前を聞いていなかったのでお互いの自己紹介を行った。
エルフのリーンが仲間になった。
エルフの里に来てから1日しか経ってません。




