第50話先代勇者の日本生活
番外編です。話を埋めるのに使いました。
俺は八神誠二、普通の高校二年生だ。
特に頭もよくないし、運動神経は良いらしいが、スポーツは好きではない。定期テストも300点台をキープしている。
高校は普通寄りの頭悪い部類に入る高校で、そこまで労せずしては入れた。
バカとは遊ぶつもりもなく、しかし勉強するつもりもない、なにか変化を望んでいるが、それほど大きな変化は怖くもある、そんな人間だ。
今日も今日とて、変わりなく朝起きて母さんに怒り、父さんに文句を言われながら朝ご飯を食べる。
昔スマホをいじりながらご飯を食べていたら、父さんに相当に怒られたので控えるようにしている。
冬の寒さを感じながら、学校に向かう・・・
近くにあるといっても3駅ほど遠いので、電車に乗って行くことにしている。
電車に揺られながら、ニュースや天気を確認していく。
今日は晴れのち曇り――AIに革命的な研究――人間国宝である□△×○さんが死亡――
ニュースを見終わったので音楽を聴くことにした。
僕はクラシック音楽が好きなので、カノンや第九を好んで聴く。
僕がクラシック音楽の世界へ誘われていると、耳から急にワイヤレスイヤフォンが外された。
「またクラシックなんか聞いてんのかよ、誠二たまにはシルフォとかジャナスとか聴けよ」
俺に絡んできたこいつは霧我峰浩太、俺の中学からの親友で悪友だ。俺も中学時代は悪さをしたので悪友仲間といっても過言ではない。
こいつが言っていたシルフォやジャナスは、最近人気の音楽グループであるシルバーフォルスとジャーナクリストの略称だ。
電車を降りてすぐ学校についた。
学校では一部勉強している奴がいると思えば、遊んでいる奴もいる。
僕は半々といったところで、勉強もするがバカ話などもする。
半々ほどを行ったり来たりすることが、一年生の時に学んだ処世術だ。
授業が全て終わると、部活だ・・・・・・部活には入らない帰宅部も多い中、俺は部活には入っていた。
オカルト部という奇妙な部活だが、それでもある程度楽しいし、化学について奥深く学べるので好きだが、今日は用事があるので先に帰る。
俺は最近付き合っている女子がいる、その娘と一緒に帰る約束をしていたのだ。
「お待たせ、待った?」
「うぅん、全然待ってないよ。」
彼女は近くにある、お嬢様学校である聖百院高校の生徒で、俺が痴漢から彼女を守ったことから関係が始まった。
彼女はとてもきれいな容姿をしているので、羨ましがられることも多い。
彼女と談笑しながら歩いていると、俺の下に魔法陣のようなものが現れた。
非日常極まりなかったが、俺の心は踊らない既にここで満足していたからだ、しかし現実とは無情なもので、俺の体は異世界に運ばれてしまった。
次回から『世界の過去と悪魔王』です。




