第4話幼馴染
「シャーリー、どうしてここに」
僕の幼馴染であるシャーリー会えるのは明日以降だと考えていたのだが、なぜここに?
「冒険者の人に聞いたのよ、リュークが返ってきたって」
そうだったのか・・・・・・でも冒険者に話を聞くなんて、あまりないはずなのに・・・
「別に毎日聞いてたわけじゃないんだからね、たまたま聞いたってだけなんだから」
「なんだ、たまたまか」
ということは、シャーリーは別に僕に興味はないのか
少し考えた後シャーリーはこう切り出してきた。
「そうだリューク、あなたが返って来たってことはシャロンさんも返って来たのよね、また魔法教えてもらわないと」
シャーリーは先天魔術者だ。先天魔術者とは、先天的に魔術が使える人の事を指す。僕は先天魔術者ではないので、魔法は使えないが、魔力を使うことができる。
「シャーリー、聞いてくれ」
伝えるのは心が痛いが仕方ない・・・か
「んー、なーにー」
「シャロンに合うことはもうできない」
「え、どうして・・・」
「シャロンは死んだんだ。ロインもな」
今でも思い出すだけで、胸がかきむしられたように痛くなる。だが、この痛みは僕を強くするための痛みだ。だから我慢して耐えるしかないが、シャロンは別だ。
「え・・・あ・・・そんなの・・・うそ・・・だよね・・・あんなに・・・つよかったんだから・・・」
「噓じゃない、全部本当のことだ・・・」
嘘を言ってもシャーリーにはすぐばれてしまうだろう。
死がこんなにも身近なものだとは知らなかっただろうシャーリーは深い悲しみに飲まれているだろう。
「うそ・・・だよ・・・ね・・・りゅーく~・・・嘘って言ってよ・・・嘘って言って!!」
「嘘じゃない」
「ひっぐ・・・えっぐ・・・えっぐ・・・うえーん」
シャーリーは慟哭しながら泣き続けた。
シャーリーは20分ほど泣き続けた。
そして何かを決意したように目を開けた。
「ねぇ・・・リューク・・・あなた・・・復讐するつもりなんだ」
その言葉に心を引き絞るような気持ちにさせられた
「ちがうっっ僕がするのは復讐じゃないっっ仇射ちだっっ・・・」
「同じようなもんじゃん・・・でも、その仇討ち・・・私もやる」
「危険だっっ・・・あいつは両親も遊ばれるほどの強さがあるんだぞっ」
シャーリーは僕の大切な人だ。危険に巻き込むわけには行かない
「それでも私はやるよ・・・リュークのためじゃない、私自身のために」
「ダメだ、絶対に・・・いや条件がある。」
「何・・・条件って」
「冒険者ギルドのギルドマスターと、魔術師ギルドのギルドマスターを倒せ・・・そうしたら・・・考えてやってもいい」
絶対に無理だ。両ギルドのギルドマスターはSSランクという冒険者の中でも数える程しかいないランクの持ち主だ、それを職業を得て何年かで倒せるとは思えない。絶対にシャーリーは危険に巻き込まない。
「わかった5年後までに絶対に勝ってみせる」
「期待しないで待ってるよ」
「リュークより私の方が強くなったりして」
そんなことはない、はずだ・・・
「じゃぁ5年後にまた会おう」
「リュークどっか行っちゃうの?」
「王都に修行しに行ってくる」
これは前から考えていたことだ。王都ならば最強の剣士『剣聖』などもいるだろうしな・・・
「じゃぁ会えなくなるね・・・リューク・・・顔近づけてくれない・・・」
「あぁ、別にいいが」
何をするつもりなんだ?
チュッ
ビクッ
「じゃぁリュークお別れだね」
「あっああ」
俺の顔は真っ赤になっていたことだろう・・・そして頬にはキスマークがうっすらと付いているはずだった・・・
6話目にシャーリーちゃんの修行も載せます・・・
あたふた
次回6時間後お楽しみに




