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勇者の世界救済物語 100話完結物語No.1  作者: 荒木
水龍と獣王国と幼馴染
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第39話獣王国VS帝国 4話目 獣王視点

獣王視点です。

*スレイス・フォン・アンクリード(スレイス獣王国国王)

私は夢でも見ているのだろうか、私は天幕の中で今目の前に移る光景を信じられないという気持ちで眺めていた。

「ケイレス、私は幻覚を見せられているのだろうか」

「あなたが幻覚を見せられていたのならば、私も幻覚にかかっているのでしょう」

親友であり、我が国の宰相でもあるケイレスにも聞いてみるが、ケイレスも同じものを見ているらしい・・・・・・


今回の戦争、帝国は聖剣を失っていたはずだが、それで勝てるほど帝国は甘くない、こちら側にも多数の犠牲が出るだろう・・・・・・しかし我等は為さなければならない、獣人の未来を切り開くために・・・


決意は固く、重い。

既に多くを取り、少ないものを切り捨てる。その思考は頭の中に叩きこんであった。


そのはずなのに、帝国の邪悪な魔術で獣人の勇士達が死んでいくのを想像するだけで、涙が溢れ出てくる思いだった。


前方に巨大な魔術陣が浮かび上がってくる、私は目をつぶってこれから死ぬ獣人の事を想う。

そうすると無性に自分に対して腹が立ってきた・・・もっといい作戦はなかったのか、獣人が1人も死ななくていい未来はなかったのか、そう思うたび自分に無性に苛立ってしまう。


「王よ、お辞めください。」

気づかないうちに自分の毛をかきむしっていたようだ。


私は目を閉じるのを止め、しっかりと自分の目に焼き付ける。


帝国の邪悪な魔術が発動されようとしたその時、帝国軍の中を黒い風が吹き荒れた。

その風が当たる帝国の強大な騎士達は、一瞬で倒れていった。


私は驚きながら、その風がこちら側にも当たらないよう軍を下げさせる命令を出す。


数分後、帝国軍は引いていったが、これは我が軍の勝利と言えるのだろうか・・・


さらに帝国軍が引いていった後には、巨大な壁が造られていた。

至れり尽くせりの展開に私やケイレス、幹部達も言葉を失くしていた。


そういえばさっきからこちらの軍からとてつもない魔力が放出されている。話を聞かねばな・・・

「これは・・・喜ぶべきことなのでしょうが・・・」

「そう・・・だな・・・・・・」

「ハハ・・・ハハ・・・・・・ハハ・・・」

やはりみな、困惑しているようだ。


獣族達も少し困惑しているようだったが、勝利という雰囲気が流れていたのでみな声を上げて喜んでいた。


一応助けてくれたのだ、話を聞きにいかねばな・・・

捕虜として帝国軍を捕まえておくことを指示しながら、私は魔力が発生した場所へケイレスを向かわせることにした。

ケイレスならば、どんな相手であっても遅れを取ったりはしないだろう。


私の特殊能力で、私は眼で魔力線という特殊な線を見ることができるのだ。

それで一番大きな3つの線をケイレスに追わせることにした。

次回、獣王との会談です。

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