第3話都市ヨハン
ディヒャルドと行動を共にすることになった僕は、都市ヨハンに向かうための準備をしていた。
「回復薬よし、本武器よし、予備武器よし、魔物避けよし、・・・準備完了!」
そうやって持っていくものを確認していたらディヒャルドがやってきた。
「おうリューク、俺だ。開けるぜ」
そう言って泊っている空き家に入ってくるディヒャルド
「何か用?」
「いや、いつ出るのか言っておこうと思って」
へー気が利く奴じゃないか
「で、何時ぐらいに出るんだ僕は今すぐにでも出られるが。」
「3日後だ。」
「はぁふざけてんのか、・・・村長にも直ぐに行けって言われていたじゃないか」
前言撤回、こいつふざけてやがる
「明日は、ソーラちゃんとのデートがあるんだよ、明後日はシャーネと草原に行くつもりだしな」
こいつ何人恋人がいるんだ?たしか都市で遊びたいなどと言っていたし・・・
「勝手にしろ僕はもう行く、この緊急事態に・・・いや、何でもない」
「はぁ、たった3日予定を遅らせるだけだろうが。」
こいつ逆切れか
「もういい、お前と話していても何も解決しない。僕は走ってヨハンへ行く。じゃあな」
「勝手にしやがれ」
「もう2度と会うことはないだろう。では・・・」
キューバタン
そう言って扉はしまった。
まだ日が昇ってからそれほど時間はたっていないこれから向かえば昼頃には着くだろう。
都市ヨハン
昼過ぎ頃に僕は都市ヨハンに着いた。
2週間ほどしか離れていないのに、ひどく懐かしい気がするこの都市は、四方を3メートルの壁が囲っている城塞都市だ。都市の円周はおよそ1キロメーター。この国で5本の指に入るほどの大きさを誇っている。ここの領主ケイブ・ヨハン伯爵は両親とも親交があり、都市の人々にも好評らしい。
僕も3回ほどあったことがあるが30代ほどの優男で、冒険者のことを重要と認識していて両親が感謝することも多かった。
そんなことを考えながら、衛兵に入都金を支払い門をくぐる。
やはり活気がある街は人の数が違う、一目見ただけでヒャリ村の人口の10倍の数の人がいる。
僕は疲れている足で、冒険者ギルドに向かった。
この国のギルドは大きく5つに分けられている、冒険者ギルドもその一つだ。
冒険者ギルドは、討伐、採集、護衛などの、主に戦うことが専門のギルドで、依頼を受け、成功を重ねることで、ランクを上げたりもできる。高ランクのものほど危険度が高く報酬が高い。
たしか両親もギルドの口座に毎回、報酬の半分ほどを振り込んでいたはずだ。
あれがあれば職業を得るまでの生活費としては十分足りるだろう。だが、今回の目的はそれではない。
剣と盾のマークの看板がある大きな建物、これが冒険者ギルドだ。
冒険者ギルドの扉を開けると、刺すような視線が来るがすぐに霧消した
「おぅリュークじゃねーか。久しぶりだな」
「久しぶりー」
「皆、久しぶり」
冒険者のみんなは変わらず元気だった。
「親はどうした?」
「それなんだけど、マスターいる?」
「おぅどうした」
この人が冒険者ギルドヨハン支部のマスターガリスだ。
「今、個室使える?」
個室の方がいいだろう・・・冒険者たちは信用しているが、聞かせてはいけない話、というものもあるのだから。
「ああ、大丈夫だが・・・まさか、いや何でもない」
僕の様子から何かあると分かってしまったようだ。
個室に入り、ソファーにガリス対面で座る。
「で、話ってなんだ。」
「僕は話なんて一言も言ってないけど・・・」
ばれてしまっているようだ
「あぁん、個室使うってことはそうゆうことだろう」
「しょうがないか・・・昨日僕の両親が死んだ。」
素直に話すことにする
「はぁ何言ってんだ。新手の冗談か・・・ってマジらしいな」
しおらしい僕の姿を見て真実だと認識してもらったようだ。
「で、死因は?」
「魔将軍ドゥルスに殺された。」
「嘘言ってる雰囲気でもねぇが・・・マジか、詳細を聞かせてくれ」
「ナジンの森で・・・・・・」
そして両親の死亡の経緯を説明した。
「なるほどわかった。で、お前はこれからどうするんだ」
「強くなるよ、強くなってドゥルスを倒す」
「はは、そうだな男なら仇射ちぐれーしねーとな」
「そうだ、領主に報告しといてくれないか」
そしてヨハンに来た最大の目的を伝えた
「あぁ当たり前だ。それが俺の仕事なんだからな」
「じゃぁまたね・・・お金、引き出しに来るから」
「おうよ」
冒険者ギルドを出た僕は、人込みを避けながら自分の家に向かった
「あー、やっときた、遅かったじゃないの」
そこには幼馴染のシャーリーの姿があった
ディヒャルドはまた出てきます。
喧嘩別れしていますがしょうがありません。だって100話で終わりですから




