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勇者の世界救済物語 100話完結物語No.1  作者: 荒木
連邦国家クライシスと海底宮殿
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第29話海底宮殿と魔界の鍵 中篇

ダンジョン化です・・・

変に綺麗な場所・・・強い魔物・・・何もない宮殿・・・これらから導き出される結論は・・・・・・


海底宮殿の『ダンジョン化』だ。


『ダンジョン』というのは通常、星からあふれた魔力が形を造り、何かの拍子に構造物が造られ魔物を生み出す現象のことだ、ダンジョンは星の魔力が少なくなるにつれ消えるため、ダンジョンは星の魔力の貯蔵庫ともいえる場所だ。


今回の場合は特殊で、もともとあった海底宮殿が時間が経ち、それがダンジョンとなったケースだ。その場合ボスが生まれ、そこにあった宝などは全てボスが守っている。これが『ダンジョン化』といわれる現象で、ダンジョン化した場合魔物の量も質も圧倒的に増える。

海底宮殿は最近ダンジョン化したようだったので大丈夫だったが、時間が経過していくと共に魔物がどんどんと増えていき、魔物が近海に溢れかえるような、大変なことになっただろう。


僕はすぐに屋根裏部屋に向かった、予想した通りボスとみられる巨大な魔物が屋根裏部屋を占拠していた。

ボスはカニの魔物でジャイアントキングクラブという魔物だ、カニの甲殻は金色に輝き巨大なハサミは鋭く尖っていた。


*ジャイアントキングクラブ(スシャラール旧宮殿ダンジョンボス)

便宜上、ダンジョンボスのことを彼と呼ぼう。

彼に意思はなく、ずっと眠りについていた・・・

彼が起きるのは、自分の縄張りに何かが入って来た時。


彼が再び眠りにつくのは、自分の縄張りに入ってきた全てを殺し尽くすか、彼自身が倒されるまでだ。


今日は久しぶりに縄張りに誰かが入ってきた、彼は戦うことが好きだったので、(それが圧倒的だったとしても)彼は喜び、咆哮を上げた。


しかしすぐには侵入者を殺さない、じわじわと時間をかけて殺していくそれが彼なりの楽しみ方だった。


しかし今回それがあだとなった・・・

彼は口から泡を吹き出し、侵入者を捕らえる・・・はずなのだが避けられてしまった。

それすらも彼は喜び、長く楽しめることをうれしく思った。

彼の行動は間違いなく捕食者だった・・・それが全く違ったとしても・・・・・・

自慢のハサミを侵入者にぶつけようとしたが、それも避けられる。


侵入者は彼の甲殻と甲殻の間を器用に切りさいていく・・・

その瞬間、彼は捕食者から捕食される側へなり下がった。

彼には痛覚というものが存在しないが、自らの脚を切られてゆく、そんな光景にたまらず悲鳴を上げる。


彼は必死に抵抗した、切られていない脚を振り回し侵入者に叩きつける、しかしそれは意味をなさずどんどんと脚が切られていく・・・・・・


脚がすべて切られ、もう動くこともできなくなったころ、彼は畏怖の目で侵入者を見ていた。圧倒的な力でねじ伏せられた彼は、恐怖に身がすくんでいた。


ザシュッッ


自分の首が飛ぶ中、彼は2度と油断しないことを決めた。

そして彼は一番大好きな眠りを永園に続けることになった。

ちょっと残酷でしたね・・・

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