第23話山の国クライスパイル
案内人の村が・・・
ダクリオス山は世界一高い山と言われている。
そのことの証明のように、僕が見たダクリオス山は天を貫くほどの高さを誇っていた。
ダクリオス山の付近は、霧が覆っていて10メートル先でも見通すことができないので、霧の中で村を探すためには、人の気配を察知しなければならない。
多数の人間の気配があれば、そこが案内人の住む集落なのだろう・・・
2時間後、僕は案内人の集落を見つけ出すことに成功していたが、しかしそこはすでに崩壊していた・・・
30分程前、僕は人の気配を察知できずイライラしていたので、仕方なく大量の魔力を薄く広く伸ばすことにした。
そうやって建物などが集まっている場所を見つけたのだが、すでにボロボロになっていて、人が住んでいる痕跡は無くなっていた。
村が崩壊した原因は分からないが、立ち往生するわけにもいかないので、村の近くにあった洞窟の中を進んでいくことにした。
洞窟の内部は暗くじめじめしていたので、ライトとクリーンを使い、洞窟内部を綺麗に進みやすくしておくことにした。
洞窟は分かれ道がたくさんあり、人を迷わせるような構造になっていたが、そんなものは関係ない。なぜならば村の中の建物から洞窟の地図を拝借しており、それを見れば迷うことなどありえないからだ。
地図通りに進んで行っても、魔物はそんなことお構いなしにやってくる・・・
出てくる魔物は、コウモリやクモなどの魔物が多く、コウモリに不意を突かれたとき一瞬だけ慌ててしまった。
色々とトラブルはあったが無事洞窟を抜けることに成功した。
洞窟があるのはクライスパイルの西側らしく、急いで洞窟の出口があった山の上に登ると、そこからクライスパイルが一望できた。
クライスパイルは白を基調とした家が多く、階段状に連なった住宅街は見ていてとても住みにくそうだった。
クライスパイルは鉱産資源が豊富なので洞窟が多く見えると思ったのだが、見てわかる洞窟は少なく整備もされていなかった。
クライスパイルの城、シュヴェリーン城は山に半分埋まっているような城で、城壁は白く屋根は青い、頂上にはクライスパイルの国旗がはためいている。
クライスパイルの国旗は山と、魔鋼鉄の絵が合わさった国旗だ。
クライスパイルの首都シュヴェリーンに入り、資料館とやらに行ってみる。
そこではクライスパイルの歴史から、採れる鉱石、人口や国の面積など様々な事柄が載っていた。
僕が興味があったのは家に使われている石で、その名をライオライトというらしい。
ライオライトは火山岩で、ザラザラしていて、たまに小さな穴があることもあるらしい・・・
クライスパイルにあった市場には装飾品などが大量にあり、装飾品に宝石が付いていることも多かった。魔道具用として指輪を2個に腕輪を4つ、ペンダントも1つ買い、シャーリーに会ったとき用にイヤリングも1セット購入した。
3日程クライスパイルを見学し、もう他に用はないのでクライスパイルから一番近い、シナースジャルスに向かうことにした。
ライオライトは流紋岩のことです。
分からなかったら調べてください。




