第15話聖剣強奪物語 4話目
プレサクショントラップ迷宮の攻略です。
プレサクショントラップ迷宮の内部は石レンガで覆われ、壁にはたいまつが規則正しく並んでいた。
ダンジョンは三日経つと自動で構造が変わるらしく、地図は売っていなかったので、自分で地図を書きつつ進む、探索は四日を予定しているので、三日間でダンジョンの最深部まで進む。
初日は、敵を自動で発見してくれる魔道具を使いながら、隠密のスキルレベル上げにいそしむ、そしてすぐにレベルが2つほど上がった。いろいろな魔物が出てきたが、特に強力な魔物はアサシンスネークや、アサシンスパイダーなどの、アサシン系と言われる攻撃力や毒に特化した魔物だ、攻撃力や毒が強力なので、うかつに近づくわけにもいかないし、感知能力に優れているため、隠密を使っているとすぐに場所がわかってしまう・・・
仕方がないので、近くにアサシン系の魔物がいる場合、魔法で狙い撃ちをして倒すという方法を取った。
30階層あるプレサクショントラップ迷宮の10階層目に進み込んだ僕は、宝箱の山を見つけた、すでに半日が経っている今、鍵開けなどのスキルを鍛えられていない状況に不満を持っていた僕は、宝箱をすべて開けてしまうことにした。
鍵開けのスキルレベルも上げられるうえに、なにかレアアイテムが眠っているかもしれないのだ、久しぶりに僕の心は踊っていた。そんな僕は100箱以上ある宝箱を嬉々として開け始めた。
宝箱には、下級の効果を放つ罠と、上級の効果を放つ罠がある、下級の方は命に心配はないのだが、問題は上級の方だ、上級の罠には即死の魔法や、毒ガス、爆発するものなどの、一歩間違えば死に至る罠などがある。
僕は、鍵開けのスキルを持っているため、下級と上級の区別ができるようになっていたため、宝箱を下級と上級に分け、下級の方から鍵開けを行っていく、下級が終わってしまったら、上級の比較的安全そうな宝箱から開ける。
限界まで、集中力を維持し、宝箱を開けた僕は鍵開けのスキルレベルが4上がり、邪殺という名の剣を手に入れた。
この剣が入っていた宝箱は、上級の中でも最大の危険感があったのだが、剣を振ろうとしても振れない、何かの法則に作用しているのかもしれない・・・ほかの宝箱も注意深く調べたが、しかし他の宝箱には何も入っていなかった。
休む暇なく進んでいく、早くしなければダンジョンの構造変化に巻き込まれてしまうだろう、僕は一瞬も気を休めず、次の階層へと向かっていった。
10階層から20階層への間は、森林というか、ジャングルといった方が近いような地形をしていた、魔物は昆虫型が多く、無音で空を飛んで攻撃をしてくるのが厄介だった、魔物を発見する魔道具は、そこら中に魔物がいるのか振動が止まらなくなってしまったので、魔道具に魔力を送るのを止め、自力で進んでいくことにした、幸いジャングルの中には池が多くあり、飲み水には困らなそうだった。
15層は、階層全てを湖が覆っていた、ジャングルの木を切り倒し、即席でボートを作る、湖の底には強い魔物がいるようだったが、今回の目的は魔物を倒すことではないので、攻撃されない限りこちらからも攻撃はしない。
僕が想像した通り、20層にも宝箱の山があった、宝箱は前回の2倍ほど多く、罠も上級の罠が大量に増えていた。
スキルレベルを上げるためまた同じことを繰り返す、下級と上級に分け下級が開け終わると、上級の安全なものを開ける、そうやって、最も危険そうな罠を解除すると、また剣が出てきた・・・
今度の剣の名前は神害だった、これも手には持てるが、振ることも、剣のスキルを放つこともできない。
少し迷宮に苛立っていたので、僕は足早に20層を立ち去った。
僕はお約束というものがある程度好きです。




