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勢いで始める異世界生活  作者: 野芥子
9/9

始まりました!

「う、うわああああああああああああああああああああああああああああああっと」


俺、ふっかーつ!!!

なんとなく叫びたくなる!そう!何故なら!!!

俺は!生きていた!!!

あ〜生きているって素晴らしい!!

これもしかして運があるんじゃね???

俺張強運かも!?


「あ、運といえば」


そうだ、クソカマ野郎に貰ったカードって

どこに行ったんだ??


手……には無い、

ソックスの中、ズボンのポケット、服…にもない…だと?


モサモサ


ん?

なんだか動く度に下半身に違和感と変な音が…

ま、まさか。


ポンッ


どこぞの宝箱発見よろしく音を連想させる

な、ん、で、俺のパンツのゴムの所に挟まってんだよ…!!!ほんっっとにあのクソカマ変態だわ。

あいつてことは、いつでも簡単に他人のパンツをてにかけれるんだな。…うげぇ、なんて恐ろしいんだ。

同じ趣味のヤツらとしてろよ!!!

俺にするんじゃねーよ!!!


で?えーと、なになに?

カードには何が書かれてるんだ?

んー、【###∞制約ト祝福】??

左三文字読めねーしこのマークはなんだ?無限?

書いてある言葉は分かっても意味まではわからねーかー、まぁ仕方ない…か


ソワッ フィーン


お、おおお、おいカードが消えただと?

これ大丈夫か大丈夫かこれ

こんなもんなのか?

消えるってことは何かを行う際にこのカードは必要ないってことか…意味わかんねーな…


まぁ、なにはともあれ。

分からないことは仕方ない追々どうにかしよう。

問題は分かることだ。


上下前後左右を見渡す。上は空。下は固めの地面。前は森?林?。後ろは地面。右左同じく地面。


そう意味が分かるものこそが問題だ。

俺の今の格好赤のロングTシャツに黒のパーカー、下は灰色のスウェットみたいなゆるい感じのやつ。


さて、お前ら。この俺の人生を面白おかしく見ているであろうお前ら。この状況を見て何も思わないか?


さっき俺は意味が分かるものこそが問題と言ったが。

そもそも現状問題しかない。


すぅーっ


「やっっっっちまったぁぁぁぁあああああああああああああっっ!!!!!」







_______________________



冒頭に戻る。

さてもう一度問う。

俺の今の状況を想像して当てることは出来ただろうか?恐らく大まかになら気づいてくれた人が居るのではないだろうか。だが詳細に至るまで想像し、当てることが出来たやつはいないだろう。




つか、いるわけがねぇ!!無理だろ!!なんだこれ、俺の状況??!!??クソカマ野郎に不法侵入された挙句異世界行こうぜ詐欺にあい、死にかけ、無防備かつなんの覚悟も準備もなく広大な大地と目の前奥に広がる大自然。無理ゲー過ぎる!!!!

早速死にそうなんだけど!!!!


なんなのいじめ??俺になんの恨みがあるの??生きやすいように俺の体をいじったならもうちょっとくらいサポートあってもいいと思うんですよ?サバイバル知識なんて無いに等しいわ!!


逆に知ってるってどんな奴だよそんな奴がこの現代日本に生まれ、生存に関して比較てあ安全かつ安心に生きてきた日本人たちにゴロゴロといるかっての!!!




あぁぁぁ、もう…!!

「勢いで異世界行くなんて言うんじゃなかったあああああ!!!!!」



はい、てことで始まりました。

俺の「勢いで始める異世界生活」


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