生きてたけど既に見えない所で死にそうです!
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ただの自己満文章ですが
楽しむとまで行かなくても
笑ってくれていたら幸いです
「そう言えば〜君死んでないよ?♡外からだとパッと見気絶状態だね〜私がお喋りしたいから意識丸ごとこっちに引きずってきちゃっただけ〜ところで本当に君凄いよ〜?」
何言ってんだこいつ
なんか言ってんぞこいつていうかその状態って
やばいですよね 俺超無防備
もうなんでもいいや
「だってホントに〜死ぬ人は死んじゃうんだよ?」
死ぬのかよ
まじで詐欺じゃねーか
「実はね〜所謂私事ってやつ〜?1人異なる世界に連れていかなきゃいけなくなったんだけど〜これっていこれまでに何度かあったんだ〜でも大体死んでるの〜」
へー
まぁ俺は生きてる(らしい)けどそうなんだ
「ていうのも〜世界が変わるからその世界に見合った体に作り替えなきゃ上手に生きていけないのよね〜だから面倒だけどその作業が必須になるんだけど、それに耐えきる心身や〜運が無いとほぼほぼ死ぬんだよね〜」
ん??てことは俺の体は前の体と違うってことか?
人格の同一性だとか世界五分前創造説だとか
テセウスの船とかを思いだすなー
ていうか、運もあるのかよ
なんだそれ
「まぁ簡単に言うと、こっちの世界の人間は酸素が無いと呼吸ができないけど〜この世界の人間は酸素じゃなくて魔素で呼吸してたり〜とかね♡運っていうのはたまに全く痛み無く作り替えが完了する人もいるから勝手に運って呼んでるんだよ〜↑」
へー
運欲しかったなーもう遅いけどー
ていうか俺勝手にいなくなったけど家族とか大丈夫なのか?
「その辺はまぁ大丈夫だよ♡そこんとこの事情を伝えるのはお♡た♡の♡し♡み♡にしとくね↑↑」
そか
大丈夫ならいーや
いつまで俺ここにいんの?
そろそろ俺の体が心配なんだけど
「私はいつまでもいて欲しいんだけど〜もう終わるよーん♡じゃー君にはこのカードの中から一つだけ選んで貰いますっ♡」
パチンッ
クソカマ野郎が指を鳴らすと、その後ろに大量のカードが現れた
こちらから見えるカードは全て同じ模様で何故かハートになっている
やばいすごく選びたくなくなる
「選ばなくても良いけど〜選んどいた方がいいと思うよ〜?私からの謝礼みたいなものだからさ♡少しでもあちらの世界で生きやすいようにってね♡まぁ好きにしなよ〜ゆっくりでもいいからね…?♡」
そう言いながらニヤニヤと汚く笑うクソカマ野郎
何故か体はないはずなのに何故か体を触られる感覚がする気がする
なんか気持ち悪い最悪だ…早くしなければ
これって異世界転移系小説によくある特典的なやつだよな?なら貰わないと不便そうだ、どれにするかって言われても気持ち悪い感覚はするしどれも同じに見えるしどーすんだよ
あーもういいや適当で
これも運だろ
じゃ一番真ん中のカードで
「ふーん」
ギラッ
「やだ〜私超嬉しい♡じゃーもういいよ♡行ってらっしゃい〜また近いうちに…ね♡♡」
一瞬ヤツが目を細めさっきのような
狂気を感じさせるとスグに消す
またなにか俺はやらかしたらしい
もう金輪際関わりたくない
体を触られる感覚も無くなったし
早く目を覚ましたい…
願わく…ば…俺の体が…生きてい…ま…すよ…に