勢いで行きます!
「すみませんとりあえずお手洗いにいっても宜しいでしょうか」
俺は言った
現実逃避?いやこれが現実だ
寝起きにベットから落ちて痛みを感じた俺が言うんだから間違い無い
これが現実ならキチンと
そうきちんと状況を見極めなければならない
その為には先程から我慢しているこの尿意をどうにかしなければ話にすらならまい
「ん〜〜だぁめ♡」
うぜぇぇぇええええ
なんだこいつ下手に出でやったのに
トイレの一つや二つも行かせてくれねーとか
まじロクでもねぇオカマだな
「いやあのですね、これは生理現象と言ってダメだからと言ってどうにかなるもので『そんな事よりぃ君ここの言葉でいう異世界行ってみたくないぃ〜?』は?」
今このクソオカマなんて言った?
異世界だと!!!???
「え、異世界ってあの異世界ですか!!?」
「ん〜どの異世界かぁ分からないけどぉ多分その異世界かな↑♡?」
よっしゃあああああああああああ
キタコレ!!!キーターコーレ!!
この時を待ち望んでいたよ!!!
俺ってば将来異世界に行っても
多少困らないようにと思ってラノベに目覚めた
小6から欠かさず毎日筋トレを続けてきたのだ!
途中からは現実を悟り最早ただの日常で毎日してるからと思いながら事務的にしていたが…それでも毎日してきた甲斐があったってもんじゃねーか!
「え、行きたいです!!俺異世界行きたいです!!!」
「あはは♡だよねぇ↑よし、じゃあお姉さんに任せてね、行ってらっしゃい〜♡」
「え?」
オカマ様の言葉と同時に俺の下でアニメとかでよく見慣れた魔法陣が現れる
全く言葉は分からないが恐らくこれが魔法陣だろう!
え、でもちょっと待って
い、今から?!