表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
高校生とランドセル  作者: 湊つぐむ
1/13

プロローグ

゜・*:.。❁゜・*:.。❁゜・*:.。❁゜・*:.。❁゜・*:.。❁゜・*:.。❁




酷い現実から逃れるように

夢の中だけは幸せな世界が広がっていた。



『 ___』


思い出せないーー貴方の名前ーー




ーー暖かく、優しく、それで切なく悲しい夢ーー




ーー名無しの恋人...貴方は、だれーーー?






・*:.。❁゜・*:.。❁゜・*:.。❁゜・*:.。❁゜・*:.。❁゜・*:.。❁




目が覚めると色とりどりの花や

洒落たティーセットも無い

古びたアパートの一室にいた。



怒鳴り声、お皿の割る音、…怖い音

私のたった一人のお友達のなっちゃんがくれた

くーちゃん(クマのぬいぐるみ)を抱えてお布団の中でまるまる。



音がさっきより静かになった。

お母さんは危ないからお外で遊んでてと言った。

ごめんねと言った。

本当に悪いのは誰か知っている。

お母さんは悪くない。私も悪くない。


私はこの世界の汚さを知っている。





゜・*:.。❁゜・*:.。❁゜・*:.。❁゜・*:.。❁゜・*:.。❁゜・*:.。❁

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ