表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

気付いたら異世界でした。

今私はとても驚いている。


「ちょっ・・・え?」


だってさぁ、一人で寝てたのに起きたら近距離に男の人の顔があるんですよ?

ただでさえビビリで人見知りなのに、ここまで男性と進展しちゃってるなんて驚く他ないと思う。


何があったんだ!!私にいったい何があったんだ!!!

思い出してみたけど、無理です。

おっかしいな・・・普段から忘れっぽいけど、こんな衝撃的なこと忘れるほど脳細胞は死んでないと思うけどな・・・。


よし!もう一度考えてみよう。

昨日は・・・

学校から帰った。

塾に行った。

帰ってきてからで大好きな異世界トリップものの小説を読んだ。

夜遅くになり、さすがに寝ないといけないから、と思い寝た。



え?終わっちゃったよ。

何処にも男と会ったなんて項目ないじゃん。おかしいじゃん。

も・・・もしやこの人は、強盗&強姦魔!?

寝込みを襲う卑怯な奴なのか!?

う、嘘・・・逃げないと・・・!!

そう思い逃げようとして身を動かしたら、相手の瞼が動いた。


「ん・・・」


ああ・・・何やってるんだ自分!!ゆっくり動かないとダメじゃないか!!!

しかし、時すでに遅し。相手は瞼を開け眩しそうに、こちらを見ていた。

うわお、随分と綺麗な青色ですね!!てか随分と綺麗なお顔ですね!!とゆうか近いですね!!!

なんて余計なことを考えていたら相手が口を開く。


「おはようミワ」


・・・なんで私の名前知ってるんですか!?

というか、おはようと言いながら額にキスしないでください。心臓に悪いです。

誰なんだコイツ。元々人見知りで、女子校だから男とはあまり面識がない。

だから、男の人とベットで寝てるなんてありえない。

なのになんで私の名前を知っているのだろうか。


「どうしたんだ?・・・体調が優れないのか!?」


いやいや。なんで挨拶しないだけでそんな結果になるんですか。

あなたは短気なんですか。そうなんですか。


「それなら直ぐに医者を呼ばないと。お腹の子に何かあったら困る。」



・・・え?

ちょっと待って。凄いこと言わなかった?

ウソだろオイ。17でお母さんですか。ていうかいつの間に乙女じゃなくなってるんだ。

知らねえよ。なにがあったんだよ。何があったんだあああああああ!!!!


私はこの時何かが外れたんだと思う。

大丈夫か?という声とともに頬にあてられた手を払いながら起き上り、こういった。


「乙女になにしてくれとるんゃ!こンのイケメン野郎!!!」


イケメンの顔がとても驚いている。そのことに満足しながら私は続けた


「いくらイケメンだからって乙女に手ェだして言い訳ねーだろーが!!その辺もう一度学校行って学んで来い!!!」


普段あんまり自己主張しない分、言ってしまった。

あ。。。やらかしてしまった。どーしよう殺される。

短い人生だったなァ。でも楽しかったしいいか。

そう思うと逆に冷静になった。辺りを見渡してみたら、なんだ此処!?超豪華なお部屋ではないか。

まるで中世のお城のようなロココ調のお部屋は此処を異世界だと主張しているみたい。

長年夢だった異世界に行けるなんて妄想を抱かせてくれてありがとうイケメン。感謝するよ。

さあ、私を殺すがよい!!!わたしは目をつむり身構えた。


・・・


あれ、何も起こらないぞ。恐る恐る目を開けるとイケメンのとても驚いた顔が映る。

ん?どうしたんだろうか。

殺すなら早く殺して!!!タメないでください。逆に怖いです。


「あの・・・殺すなら早く殺してください。」


思わず言ってしまったよ。

するとイケメンがもっと驚いた顔をした。くそう驚いた顔までカッコイイな!


「な、何を言ってるんだ・・・?やっぱり何処かおかしいんじゃないか!?」


ガバッと体を起こしてイケメンは突拍子もないことを言う。

はあ・・・?おかしいのはそっちでしょ。


「なんなんですか一体!?あなたは強盗&強姦魔なんでしょ!?」


て考えたら、こんな豪華な部屋が自分の部屋なわけないから強盗ではない。

でもこの際どうでもいいよ!


「・・・ミワ。自分の名前は分かるか?」


はあ?当たり前だ。


「当たり前じゃないですか。小柳美和ですよ。」



「俺のことは?俺のことは分かるか?」

イケメンが焦るように聞いてくる


「知るわけないじゃないですか。むしろ教えてほしいですよ」


そう言った途端、イケメンはベットの上に崩れ落ちた。

しかもかなりの負のオーラが漂っている。え、な、なに!?

なんか私悪いこと言った!?言ってないよね??

どういうことだ・・・なんてイケメンが呟いている。しらないよ!!こっちが聞きたいよ

暫くするとまた起き上りすごい勢いで聞いてきた。


「ミワ、今何歳だ!?」


「え・・・17ですけど。」


そんな・・・ありえんとイケメンは言いながら項垂れる

なにか関係あるのだろうか?

暫くたってからイケメンはこう切り出した。


「ミワ、信じられないだろうが、お前は今26だ。」


え・・・?何かの冗談ですよね??


「そして俺の妻だ。」


・・・え。今この人なんて言った。妻って言わなかった!?

言ったよね!?言ったよね!?


うそ・・・小柳美和17歳。気付いたら26で人妻になってました。


初めまして! 勢いで書いてしまったので矛盾するかもしれません。


ミワちゃんは、見た目平凡で思い込みが激しい人見知り少女ですが、吹っ切れると口が悪くなります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ